超乳ハピネス!

盛眼瑠笛 作
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「ん……もう朝かな?」


千秋は目が覚め、寝ぼけ眼ながらも体をゆっくりと起こした。


「…でもよく考えたらさっき気絶したのが朝だったよな」


頭もだんだんはっきりしてきた。今朝目覚めたら女体化していた上に胸を触られた快感に耐えきれず気絶してしまったのだった。

完全に上体を起こしたと同時に、件の爆乳も上下にゆったりと揺れている。


「……本当にすごいおっぱい」


改めてその大きさを実感する。真下はおろか目の前数十cm先も乳に遮られ見えないのだ。

両乳の幅が、完全に肩幅を超えているのもわかる。

重さも確か片方25kg、両乳で50kg。下から触れてみると確かにとてつもない重量感。


「くっ…いやんっ…!」


乳肉に触れた瞬間、こそばゆい快感に思わず女のような声を上げてしまう。


「って今は俺、女だよな…」


自分で自分に苦言を呈しながら、乳の重さを味わっていた。


「んん…やっぱり、このおっぱい…ふわあ…感度良すぎる…」


巨乳になるほど感じにくくなるとは聞いたことがあったが、少なくとも自分は違うらしい、と実感した。

それでも、さきほどユリアに洗われた時みたいに我慢できないというわけではない。女体化したての時は更に敏感だったのだろうか。

そのままたぷたぷと乳を持ち上げ続けていたが、千秋は不意に思い立つと、


「……もう、我慢できないや」










千秋はシャワールームに入ると、鏡に自分の姿を写し出した。

出るところは出過ぎなくらい出ていて(特に胸)、引っ込むところは引っ込んだグラマラスな体。

そして幼さと妖絶さを兼ね備えた黒髪の美女。

それが一糸まとわぬ生まれたままの姿で立っていた。


「やっぱりこれ…俺なんだ。エロい…エロ過ぎる」


男としての意識もまだ残っているのか、自らの艶姿に見とれ、欲情してしまっていた。

もしこれが自分じゃなかったら、犯罪覚悟で襲っているかもしれない、とまで思っていた。


「でも…ハアハア…やっぱりないか」


千秋は自分の股間を探った。妙に違和感があると思ったら、性的に興奮しているにも係わらず勃起感が全然なかったからだった。


「じゃ、じゃあ…ひやっ!」


代わりとばかりに自分の乳を改めて揉むと、さっきより鋭い快感が走った。

やはりただ触れるよりしっかり刺激した方が気持ち良く感じる。



「くぅ…はあ…いいよぉ…やわらかい…すべすべで…指が包まれて気持ちいいよぉ…」


乳が刺激される感触はペニスをしごくよりも何倍も気持ちよかった。おっぱいの細胞ひとつひとつが快感を搾り出しているかのような感覚。

みずみずしい肌をしているのに加え、張りと柔らかさが絶妙に両立した触り心地は指すらも性感を覚える。


「気持ちいい…おっぱい気持ちいい…!」


鏡には、自らのあり得ない大きさを誇る爆乳を揉みしだき、貪るかのように快感に酔いしれ、喘ぎ声をあげる女がいた。

これは自分。自分がそうさせている。いやらしく爆乳を揺らしてまで気持ちよがっている。

そう思うと、背徳的で余計に興奮してくる。


「もっと…気持ちよくなろうかな…」


爆乳の様々な箇所を激しく刺激していたが、まだ触れてない場所があった。

先端で、既に大きく膨れ紅潮している、乳首である。


「乳首か……怖いなぁ。まあいっか…」


ユリアに乳首に触れられた時を思い出したが、今や快感の虜となった千秋には些細なことだった。

乳の直径自体が大きいせいで少し手を伸ばさなければならないが、ちゃんと届いた。

だが、乳首に触れた瞬間、


「……きゃっっ!!!ん…んん…っっ!!!」


あまりの感覚に声も出ず、体がびくびくと震える。


「い、イってない…?イった?わかんない……」


乳首に触れた瞬間、射精に似たような刺激が胸全体に走った。

その快感に乳自身が喜ぶかのように乳首が脈を打っていた。

だが絶頂はまだ迎えていない。まだ快感の波は途切れていなかった。


「まだイってない…?すごい…乳首すごすぎい…」


快感とそれに伴う足の震えに耐え兼ね、千秋はへたれこんだ。

ただ触れただけで射精と同じ快感を生み出す乳首。

これが絶頂までいったらどこまで気持ちよくなれるのだろう。

それに期待し、千秋は待ちきれずつまんだ乳首を擦り続けた。


「ん…んん……あぅ…」


鏡を見ると、やはり絶世の美女が苦しそうに、だが嬉しそうに自分の胸をいじり、重量感たっぷりに揺らしている。

下も見ると、薄々気付いてははいたが股間も濡れているのがわかった。


「そろそろ、かな…はやく…イきたい…」


「はい、ちょっとごめんねー!」


突然シャワールームの扉を開けたのはユリア。


「きゃあああ!!!!ユリアさん何!」


驚いた千秋は咄嗟に胸を隠したが、あまりの爆乳のため胸を隠すと言うよりは抱きかかえるといった感じになっていた。


「オナニー中ごめんね!試したいことがあってさ!」


「オ、オナニー中って…いやんっ…いつから見てたの?」


胸を隠した時の手が胸に触れる刺激すら感じてくる。


「えーと……確か『エロい、エロ過ぎる…』とか言ってた辺りかな?」


「……ほとんど聞かれてた」


白衣姿のユリアが床に座った千秋を立たそうとする。


「オナニーの続き、あっちでしない?」










連れてこられたのは1階の奥だった。プランターに入れられた植物が多くあり、温室のようだ。


「こないだ家の手伝いとかしてもらうって言ってたでしょ?そこで、試しにやって欲しいことがあるの」


「な、何をするの?」


先ほどの興奮が冷めないまま裸のまま連れてこられた千秋は不安気に聞いた。


「それは…こうするの!」


「……いやっ!これは…!?」


ユリアは洗剤らしきものを手に垂らすと、千秋の爆乳に塗り、泡立て始めた。


「家の手伝いって、例えば窓ふきとかやって欲しいと思うんだけど、このでっかいおっぱい使えば効率よく拭けるんじゃないかってね!」


「や…ちょっと…ユリアさん…んん!」


さっきまで無茶苦茶にいじくりまわしていた胸の上にぬるぬるした洗剤を塗り込まれ、千秋は再び感じていた。

おまけに、他人に触られると遠慮がないからか快感が余計に増す。


「こんなものかしら……じゃ、試しにこの辺を拭いてちょうだい!」


「お、おっぱいで…?」


泡塗れになった自分の胸と目の前のガラスを交互に見る。


「き、気持ちよさそう…」


ごくりと生唾を飲み込み、試しに先端をガラスに触れさせてみた。


「ああん!」


先端とは当然ながら乳首だ。静かな、だが鋭い刺激がまっすぐ走った。


「ああ…ああ…も、もっとお…」


そのままゆっくりと胸全体をガラスに押し付けた。丸い爆乳は形を変え、ガラスに水滴の様に広がっていく。

そして上下左右に胸を動かしていくと、


「い……いい…ぬるぬるが…ふう…はあん…おっぱいがとろけちゃうう…」


洗剤のぬめりが、乳全体を包み込んで滑りをよくしている。

乳肉も乳首もガラスとの摩擦で刺激され、快感は先ほどシャワールームでしていた時以上である。

乳が押し付けられ形が変わること自体も快感として伝わってくる。

千秋の顔は紅潮し、目の焦点も合ってなかったが、その顔は喜びに満ち溢れていた。


「うわー…本当にいやらしいわね」


その魅惑の肢体をくねらせながら胸をガラスに擦り付け、自慰をしている千秋の姿を見て、ユリアは思わず漏らした。

ガラスがちゃんと拭けているかどうかは頭にあまり入っていない。


「ああ、来る!おっぱいが…そろそろ…イっちゃう!」


快感が急に高まりはじめ、千秋の心には恐怖と楽しみの二つの感情が湧き起こった。

今でさえ射精以上の快感なのに、これ以上気持ちよくなったらどうしよう、と。

また耐え切れず気絶するかもしれない。でも未知の快感を知りたい、と。

迷ったままだったが、動きは止まらずむしろ激しくなった。快感の高波が目前に迫る。


「おっぱい…おっぱい…『私』のおっきなおっぱいぃ…」


尻まで大きく揺らし、股から液も垂らしながら、ついに、


「………イっく…ひゃああああ!くっ!きゅあ!いやああ!いっ!ふああああああああああん!!!」


ついに絶頂を迎えた。

電撃が胸中を走り回るかのような感覚。

あまりの快感に体が驚き、肩や脚が痙攣するかのように勝手に動く。

射精とも、さっきまで感じていた刺激とも比べ物にならない快感に胸が、全身が包み込まれる。

優しさに抱かれ、全身から力が抜けていく。

絶頂をもっと味わおうと爆乳を激しくガラスに上下するが、すぐに足が崩れた。


「はあ……はあ……よかったあ…」


千秋は、腰を抜かしていた。

その視線の先には、射精後にペニスがそうなるように、肥大化した乳首がびくびく波打っていた。


「あちゃー……やっぱり普通に拭いた方がいいわね」


思ったより掃除できていないガラスを見て、ユリアは呟いた。