超乳ハピネス!

盛眼瑠笛 作
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「やっぱり、きついなあ…ブラ小さくなった?」


千秋は間違いなく感じた。乳に圧迫感がある。

こうしている今、じわじわと胸に快感が広がっている。乳肉を刺激されている証拠だ。

何より胸を見ると、爆乳とブラジャーの間から肉がはみ出し、ブラに乗っているように見える。


「服も…小さいかも。」


ブラジャーだけではなく、服もきつく感じた。

着られない、というほどではないが、以前より余裕がなくなっている。

セーターもぴったり収まっていたのが、下の裾を下ろそうと意識しないとお腹が見えそうな気がしてくる。

ジーンズもなんとなくぴっちりした感がなくもない。


「これって、もしかして…」









「胸がきついって…多分成長してるんだと思うわ。」


「成長?」


また服を脱ぎ、裸になった千秋は予想はしていたものの驚いた。


「そうよ。だって急成長遺伝子って言ったでしょ?」


「あれって、あんな爆乳に成長するってだけじゃなかったんだ…」


「うん。少しずつおっぱいやお尻、身長が成長するようになってるの。」


メジャーや測定器などを用意しながらユリアは説明していった。

以前ユリアは、急成長遺伝子を「性機能を高め、セックスを促進する」のを目的に開発したと言っていたが、この成長こそがその真髄だそうである。

女性のセックスアピールである胸や尻を大きくすることによって、男性を欲情させ、より性交したがるようにする。

その巨大化した胸や尻を支えるために身長が伸び、力が強くなる。

もちろん女性側もセックスしたがるようにするために性的刺激に敏感になり、性欲も高まるようになる、とのことである。


「えーと…バスト185cmか。やっぱり大きくなってるわね。」


「185…!んん、ひやんっ…」

メジャーに乳首が触れてうっかり喘いでしまう。

確か最初に測った時は172だったから、13cmも増えている。

この研究所に来てから1週間ちょっとといったところだから、1日で2cm近くは成長していたことになる。



「ウエストは64で、ヒップは96だわ。」


やっぱり。ジーンズがきついわけだ、と千秋は溜息をついた。特に元男ながらウエストが増えていたことには少しショックだった。


「大丈夫よ、身長も175cm。体自体が大きくなっただけで太ったわけじゃないわ。」


やはり身長も伸びていた。そう言えば、改めてユリアを見ると、彼女は長身のはずなのになんか背が縮んだようにも見えた。

背が高くなるのは男だったら嬉しいのだが、女の場合は伸びたところでどうなのか個人的には微妙だった。


「じゃあ、ここにおっぱいを乗せて。」


ユリアは、机にある大きめのハカリのようなものを指さした。

言われるがままに爆乳をどたぷんと落ちるように乗せると、


「72kg…くらいかな。ただでさえ重いのにかなり増えたわね」


バストの数値もそうだったが乳肉も更に豊かになったようだ。


「それにしても……予想よりも成長が急ね。」


ユリアは顎に手を当てて呟く。


「千秋君、あなた……オナニー毎日してるでしょ?」


「え……い、いや!そそそんな!何を言ってりゅのユリアさん!」


「してるのね……」


図星だった。というより、女体化したての時にオナニーしてイっているところをばっちり見られていたし今更でもあったが。


「で、でも……1日に2、3回くらいだよ!」


「……性欲が高まるからオナニー自体は間違いなくしてると思ってるけど、もっと多いでしょ?」


「い、いや…少しだけだから…本当に」


「………ふ〜ん?」


ユリアは、知ってるんだよと言わんばかりににやけ顔で見つめてくる。


「…………」


「や、やってるよ…」


「あら。」


「時間が空いてるときはずっと、オナニー……してる。寝る時も、我慢できなくなって………眠くなるまでしてる」


千秋は観念し、顔を赤らめつつ白状した。


「だって、あれ、本当に……気持ちよ過ぎて。止まらないよ」


千秋は、あの爆乳でイった時の感覚が忘れられず、何度も味わおうと暇さえあればオナニーを繰り返していた。

胸を揉んだり、乳首をいじったりするのは日常茶飯事で、手伝いをしている時でさえどこかに胸を当てたりこすったりするほどであった。

また、温室での絶頂を再現しようと、シャワールームで乳に石鹸をつけ、風呂の壁に押し付けてもしていた。

胸だけでなく女性器をいじって胸とまた違った快感を味わったり、胸と同時に刺激して楽しんでいた。

しかも、いくら絶頂を迎えても男の様に萎えたり飽きたりすることがないため、すっかり中毒になってしまっていたのだ。


「まあ、別にオナニーするなとは言わないけど……オナニーすればするほど成長が促進されちゃうのよ」


どうやら、急成長遺伝子は体が性的刺激を受け、絶頂することに反応して更に成長を促すようになるらしい。

オナニーでオーガズムに達すると、体がセックスをしたと勘違いし、子供が生まれるのに備えて準備する。

生まれた子に母乳を与えるために胸が大きくなり、安産のために尻も大きくなる。その大きくなった胸や尻を支えるために身長が…といった感じである。


「成長する度に、更に性欲も強まって敏感になるのよ。そしたらまたオナニーしまくる、成長する、性欲が高まる、オナニーする、って繰り返し」


「どんどん成長しちゃうってわけか…」


ある意味恐ろしいスパイラルである。


「そう。服を長持ちさせたかったら、オナニーは控えめにした方がいいわよ」


「はい…」


千秋は服を着つつしぶしぶ答えた。










「じゃ、千秋君お疲れさまー」


「はい、ユリアさんおやすみなさーい」


今日も手伝いを終え、地下の部屋に戻った千秋。

ベッドに寝ころびながら体を休めていると、セーターに包まれた胸が嫌でも目に入る。


「大きく、なってるんだよな……くぅんっ」


まじまじと自分の胸を眺めつつゆっくりとなでる。

本当に巨大な胸だ。下半身が隠れて全く見えない。

何より仰向けになっても全く形が崩れず球体を保っているのもすごい。胸を支える筋肉も相当発達しているのだろうか。


「大きくなるほど……んっっ!敏感に……はぁ…はうぅ…」


服越しになでるだけで声が抑え切れないほどの快感。以前はここまで敏感ではなかった。


「ふう…やっぱり今日もしなきゃ…我慢なんかできないよお…!」


千秋は服も下着も全部脱ぎ去って裸になり、シャワールームへと行った。


「柔らかい…気持ちいい…揉むのも揉まれるのも良過ぎて癖になりそう…ふぅん、やあぁん!」


鏡で淫靡な姿を見ながら、乳肉を触る感触と触られる快感を味わう。千秋の一番気に入っているオナニーだった。

女としての快感を知って以来、すっかり虜になってしまっている。

男の時より何倍も気持ちいい。しかも何度しても性欲が萎えない。まさに麻薬であり、夢中にならない方がおかしかった。


「大きくなってるんだよな…72kgか…」


揉むのをやめないまま爆乳を下から持ち上げ、更に増した重量を実感する。

今や体本体より胸の方が重そうだが、こうして直立し、自身の胸を揉んで楽しむことができている当たり、余裕で支え切れているようだ。


「はあん…でも重いのもいい……牛よりもおっきくて重たいおっぱい…」


下から爆乳を跳ねるように突き上げたぷたぷと何度も上下させる。

手のひらに着地した時の乳のへこみが何とも言えない甘い快感をもたらす。


「でも、乳首…乳首が一番好きぃ……」


乳首に手を伸ばし、いじり始めた。

親指と人差し指でつまみ、こすったり引っ張ったりする他、爆乳なのを活用して両乳の乳首同士をすり合わせたりする。

やはり、以前より乳首をつまむのにより手を伸ばさなくてはならなくなったのが感覚的に分かった。


「そういえば……んん!オナニーすればするほど……あう…きゃん…性欲も感度も上がるって言ってたっけ…?」


顔も乳首も真っ赤に染めながらオナニーを続けながら、千秋はふと思った。


「このままじゃ…ひゅう…本当に、はわぁ!やめられなくなるかも…」


ふと一抹の不安がよぎるが


「………でも、それでもいいや…おっぱい気持ちいいっ……!!!」


快感の海に溺れた状況ではまともに頭は働かなかった。

ただひたすら気持ちよくなりたい、千秋にはそのことしか頭になかった。


「あっ…ああ…また来ちゃう……またおっぱいイっちゃう…」


まもなく千秋の爆乳は絶頂を迎えようとしていた。


「イく……もっと大きくいやらしくなった『私』のおっぱい……感じやすくなったドすけべおっぱい……!」


自分で自分に淫語を言い聞かせながら絶頂までのラストスパートを切る。

しかし、今回のはいつもと違っていることに千秋は気付く。


「………なに…?射精?」


今は女なのだからあり得ないはずなのだが、そんな感覚がした。事実、胸の奥から何か流れてくる気がする。


「あああっっ……くる!いつもよりすごいのくる!おっぱい射精する!でる…でちゃうう……!」


間もなく、それは目に入った。


「きゃあああん!ひやっ、あああ……!!!!」


千秋の乳首から白い液体がほとばしった。それと同時に、千秋の胸にすさまじい快感が襲い来る。

いつもと同じ、いや毎日少しずつ快感の増してくる電撃のような刺激に加え、

乳首から、射精したかのような放出感が新たな快感として伝わってくる。

それは、千秋が初めて夢精したあの日。そう、精通した時の新鮮な感覚が爆乳中に広がっていく。

白い液体は恐らく母乳。それが、水鉄砲のように勢いよく噴き出ていて、その間も快感は途切れなかった。


「お、おっぱいから…ああん!ミルク……ミルク…しゅごいよぉ…『私』のおっぱい……ほんとしゅごしゅぎひ…」


母乳自体は20秒ほどで止まり、千秋はオナニー直後の脱力感に浸っていた。

普段なら10分ほどでまたオナニーを再開するのだが、


「はあ…おっぱいから……母乳が……『私』、ほんとに牛みたい……」


そのまま千秋はノックアウトされたかのように、シャワールームの床にゆったり倒れ眠ってしまった。










「……多分、母乳が出たことがきっかけで成長したのね」


「そう、なんだ…」


翌朝、千秋はまたしても困った事態になった。

今朝目覚めた後、ブラジャーを付けようとすると、きつい程度だったのが全く入らなくなっていたのだ。

そこでユリアに再度測り直してもらったところ、他は変わりなかったが、胸だけが一晩で成長していたのだ。


「バストは204cm…おっぱいの重さは両方で105kg…一気に成長したわね」


ついに2mを超えてしまった。重量も最初の時の2倍ほどに増加している。


「まあ、急成長遺伝子には母乳を作る作用も含まれているんだけど、こんなに早い段階で作り出しちゃうなんてね…」


流石のユリアも呆れ気味である。


「母乳が出ると、体が妊娠してるって勘違いして胸を一気に大きくしちゃうのよのね…」


妊娠……その言葉を聞き、一瞬千秋の乳首がびくん、と動いた。

今の千秋は、下にジーンズを履いているだけで上はトップレスの胸丸出しである。

セーターは着れないことはないのだが、生地が成長した胸に奪われてしまい着ていると我慢できないくらいにきついのだ。

どんなに裾を下ろしてもお腹は見えてしまうし、胸の谷間も盛大に晒されてしまう。

そもそもブラジャーを付けずにセーターを着ると、乳肉や乳首がすれて感じてしまうのでそういう意味でも着辛かったのだ。


「母乳……本当に俺、出しちゃったんだ」


胸が大きくなる上に母乳まで出て、おまけにオナニーして喜んでいる。取り返しのつかないところまで来ているんじゃないかと思い始めていた。

本当に男に戻れるんだろうか……そんなことを思っていると、


「いやーそれにしても……母乳が出るなんてびっくりだわ」


ユリアが千秋の乳を後ろから揉んできた。


「きゃあ!やめてよユリアさん!」


「いいじゃないちょっとくらい!乳搾りぃーっと!」


悪ふざけで胸を揉まれてしまったが、更に高まった快感に邪魔されなかなか抵抗できない千秋であった。