超乳ハピネス!

盛眼瑠笛 作
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「うーん……どうしようかしら」


研究机の前に立ち指でこつこつと叩くユリア。


「どうかしたの、ユリアさん?」


「うん、どうも研究費用がね…」


千秋が持ってきたコーヒーを受け取り、少し飲む。


「費用?」


「そう。足りそうにないのよ。このままじゃ今年の分使い切っちゃうわ」


「え、大丈夫なの?」


ユリアは急成長遺伝子など様々な信じられないようなものを開発しているが、それはユリア自身の技術だけでなく政府から支給される潤沢な研究予算あってのことだった。


「大丈夫じゃなさそうね。ここ最近出費も増えてきたし」


「大変だね……」


「……例えば、ブラジャーとか服代とかね!」



ユリアは、千秋のますます大きく膨らんだ胸を見つめてそう言った。


「……!」


事実、千秋が居候するようになってから出費が重なり始めていた。

まず、異常なほど豊満な体をしている千秋のために服を仕立てなければならない。

前に作った服は着れなくなったので新しい服を作ったが、また作り直すことになりそうなのも悩みの種だった。


「確か昨日測った時は…確か身長は177cmで上から221、67、99だったわね」


「はい……」


母乳が出るようになり、一気に膨乳してから1週間ほどで更に大きくなっていた。

あの後すぐに新しいセーターとブラジャーを与えられたが、そろそろきつくなり始めている。

ジーンズとパンツは変えずに履き続けてこられたが、正直限界が近いようだ。


「重っ……もう私じゃ片方でもとても持てないわ」


セーター越しに千秋の爆乳を持ち上げようとする。


「んんっ……154kgだったっけ…あんっ」


片方だけでも80kg近くある超乳。

今や片乳だけでも体本体より重いとさえ言えるほどである。

胸の直径も、片乳だけで肩幅を超えてしまっている。

この大きさゆえ何かを持つという行為は難しく、先ほど千秋がコーヒーを運ぶ時もトレイを胸に乗せなければ運べなかった。


「それに千秋君、あなたよく食べるものね」


「ええと…それはよくお腹すくし…」


恥ずかしそうに答える千秋だったが、食費もネックだった。

巨大な胸に栄養が要るからなのか、体の成長に使われるからかは不明だが、千秋はここ最近相当な量の食事をしている。

肉類や乳製品を中心に、4〜5人分は平らげてしまう。それだけ食べても全く太る様子はないが。


「あれだけ食べてるのに大きくなるのは胸だけなんて…全くうらやましいわ」


「ご、ごめんなさい…」


なぜかこの世の女性に申し訳なく思ってしまう千秋であった。


「ま、そういうわけで困っているわけなのよ」


ユリアは軽くため息をついた。


「でも、千秋君を責めるわけじゃないけどね」


「い、いや…でも俺、何かできるなら協力するよ!手伝いもあまりやれてないし……」


「そう、ありがとう。協力ね…」


その時、ユリアはふと頭に何かひらめいた。


「そうだわ……アレならなんとかいけるかも」










「うん、そうよ……え、今からでもいい!?良かった!じゃあすぐ行くから待っててね!」


あれから数日、ユリアは何やらどこかへ電話をかけているようだった。何やら話がまとまったらしく電話を切るなり、


「千秋君、でかけるわよ!すぐ支度して!」


「え、は、はい…」


何やらせわしない様子に半ば飲まれるように千秋は言われるがままに車に乗り込んだ。


「どこへ行くの?」


事情も全く聞かされないままだったので千秋は尋ねた。ちなみに胸がますます苦しいのでベルトは腰だけで、座席のリクライニングもかなり倒している。


「ええ、千秋君。今日からね…」


ユリアは顔をにやにやとさせながら千秋の方を向いた。


「一仕事、してもらうわよ!」










「久しぶりね、ユリア!元気だった?」


「いやーホントありがとうおばさん!おかげ様でいろいろ絶好調よ!」


連れて来られたのは車で30分ほど行ったところにあるオフィス街。その一角にあるビルであった。

そこの「社長室」と書かれた一室に入ると、そこにはワインレッドのスーツを着た中年の女性が座っていた。


「紹介するわねおばさん。この子が、前から言ってた私の知り合いの柳瀬千秋ちゃん」


「ど、どうも……」


千秋は戸惑いつつもそのおばさんと呼ばれる女性に会釈した。


「千秋く…千秋ちゃん、この人が私の親戚の根本(ねもと)マユミ。芸能事務所ハピネス・エンターテイメントの社長なの」


「よろしく、千秋さん」


根本も挨拶を返した。


「え。芸能事務所、ですか?」


「そうよ。ユリアから聞いてなかった?」


そう、何も聞かされていなかった。有無を言わさず車で連れてこられたし、道中訳を聞いても適当にはぐらかされたのだ。

ただ、人と会うので一人称を「私」にするなど言葉遣いを気を付けて男っぽい口調をしないようにとは言われたが。


「私のとこはお世辞にも大きな事務所じゃないんだけどね、これでも堅実にやってる方なのよ。自慢じゃないけど!」


と、根本は親指を立てるジェスチャーをしてみせた。ユリアの親戚というのも納得だ。

おばさんと言われるだけあって少なくとも40代はいってそうだが、美人に見えるのもあったが、見た目は結構若くあまり「おばさん」といった感じはしない。


「うーん、それにしても……」


不意に立ち上がり千秋の元に歩み寄る根本社長。

すかさず目の前の物を鷲掴みにした。


「あ……あんっ…」


「本当に大きな胸ね……これホントのホントに本物?作り物や豊胸じゃないのよね?」


「もちろんよおばさん!いい逸材でしょ?」


いきなり胸を揉まれ思わず感じてしまっていた千秋だったが、「逸材」と言われ何か嫌な予感がした。


「でね、千秋ちゃん。あなたグラビアアイドルやってみない?」


「グ、グラビア…アイドル!?」


雑誌の表紙などを飾る水着を着たアイドルのことだ。それに自分がなる…ということだった。


「い、いやいやユリアさん!何言ってるの!俺、おと…」


「あーあー!まあまあちょっと耳を貸しなさい?」


ユリアは千秋の耳元に近づき小声で話す。


「いい?この間お金が不足してるって言ったでしょ?」


「う、うん……」


途中で根本が何度か何話してるの?と声をかけてきたが、ユリアはこっちの話よと返した。


「あなたみたいな魅力的なおっぱいと体を持つ女の子がグラビアアイドルになれば、きっと大人気間違いなし!お金も手に入ると思うわ!」


「で、でも俺、恥ずかしいよ…」


「『俺』じゃないでしょ!『私』って言いなさい。それとあなたは今は女なんだからしゃべり方も気を付けてっていったでしょ?」


「う、うーん…」


千秋は当然困っていた。

今は立派過ぎるほどの女の体を持っているが、やはり元男。恥ずかしいわ自信がないわでできそうにない。


「なんでも協力するって言ったわよね?頑張ってよ!嫌なら今回限りでもいいわ!」


「そ、そういうなら……」


非常に不本意ながら承諾することにした。


「ありがとう……稼げる上に、あなたの魅惑の急成長ボディにどれほどの男が欲情するか実験もできて一石二鳥ね!科学者としてこんなにうれしいことはないわ!」


いつになくいやらしい笑顔を浮かべるユリアが一瞬気味悪く思えた。


「ごめんねーおばさん!千秋ちゃん是非ともやらせて下さいって!」


「本当。こんなすごい体してる子だったら、もしかしたらいけるかもしれないわ!ありがとうねユリア!」


振り向いて嘘の報告をしゃあしゃあとするユリアに怒る気も起らない。

根本社長はそのまま輝いた笑顔を千秋に向けると、


「じゃあ千秋ちゃん、さっそく撮影の方に行かせてもらうわね!」










またしても車で連れられた先は、どうやらグラビアアイドル用の撮影スタジオらしい場所だった。

向かう最中、前の助手席から根本社長が話しかけてきた。


「そう言えば千秋ちゃん、聞いたわよ」


「はい、何ですか?」


いきなり驚いた。何をユリアから知らされたんだろうと気になっていると、


「あなた身寄りがないんですってね。女の子なのに大変ね。でも、ユリアが責任もって面倒見てくれるって言ってるから、安心してね。いざとなったら私も助けるから」


「あ、ありがとうございます…ユリアさんにはいつもお世話になってて…」


どうやら千秋の境遇についてはある程度話してあるらしかった。流石に女体化したことまでは知らされてないようだが。


「いいのよ千秋ちゃん。むしろユリア、あなたの方が世話焼かれてないでしょうね?ちゃんとご飯食べてる?」


「え…い、いやーまあそこそこのもの食べてるし安心してよおばさん…!」


「全くあなたは昔から研究研究ってだらしないから…」


そんな世間話をしている間に目的地に到着した。


「じゃあ千秋ちゃん、ここで着替えてね」


社長自ら案内してくれた。

割と広めで超乳の千秋でも着替えやすそうだ。


「そうそう、この水着に着替えてね」


ユリアはいつのまに用意していたのか、大きめの袋を千秋に渡した。


「ブラジャーと同じ要領で着替えられると思うけど、何かあったら言ってね?」


「は、はい…」


ブラジャー、ということは…千秋は覚悟を決めた。










ユリアと根本社長は撮影スタジオであるプールに集まっていた。スタッフも既に待機している。


「あの子の水着姿楽しみねーやっぱりすごいの?」


「うんおばさん。見たことあるけど千秋ちゃん、脱いだらすごいのよ〜」



のんきに談笑する二人。血は争えないようだ。


「みんなー、今日は新人のアイドルが来るから楽しみにしててねー。とにかくすっごい子なのよー!」


社長自らスタッフに呼びかけた。スタッフからも明るい感嘆の声が上がり和やかな雰囲気である。


「あ、千秋ちゃんが来たわ!おお〜」


ユリアの下衆たような声の中、千秋が現れた。


「…………」


「………恥ずかしい」


千秋は黒いビキニを着けていた。

着ける前は胸のカップの部分は相当大きく見えたが、いざ着けてみると、三角形の布地の部分が乳輪をやっと覆い切れてるといった感じだった。

その超乳は上半身丸ごと、へそまで隠し、深い谷間が堂々とそびえ立っている。

更に、意図的に揺らそうとしなくとも一挙手一投足ごとに上下左右に雄大に揺れる。

1m近い尻も前からもその大きさがわかるほどで、すさまじいほどの豊満さが伺える。

尻肉も筋肉に支えられて丸く美しい形をしていてだらしない印象など全くない。

脚も長い上に太ももには丁度いい具合に肉がついており、思わず触りたくなるくらい煽情的だ。

おまけに墨で染めたような麗しの黒髪に誰もが振り向く可愛い顔立ち。そして下手な男よりも背が高い。

そんな彼女に声を上げない人間などいるはずがなく、スタッフがどよめき始める。


「は…はじ、はじめまし…って!おれ…私は、や、柳瀬、ちっ、千秋ですぅ!」


顔を真っ赤に染めながらスタッフに一礼する。

すごーい、でかーい、すごいおっぱい…などといった声が止まない。

男性スタッフはもちろん、女性スタッフまで千秋の胸を食い入るように見つめている。

また、一礼した時に超乳が跳ねるように上下に揺れた時は、まるで手品でも成功したかのような歓声が上がった。


「じゃあカメラマンさん、お願いしますね」


「は、はい…社長」


カメラマンはベテランそうだったが、流石にここまでのものには驚きが隠せないようだ。










「はい、じゃあ千秋ちゃん笑ってー」


「こ、こうですか…?」


撮影自体は順調に進んだ。

千秋も始めこそ緊張していたが、スタッフや社長、カメラマンが丁寧に教えてくれたのでコツが掴めてきていた。

千秋自身が覚悟を決めていたというのもあったが、だんだんと慣れてきていたのだ。

やること自体もただポーズを決めるだけであり、指示があれば少しずつ修正すればいいだけだった。

全体像や、腕を上げたり後姿など、千秋が男だった時に見たことのあるグラビアのポーズを多く行った。


「う〜ん……ちょっと笑顔っていうか切なそうな感じだな〜それは」


「す…やん…すみません」


両腕で胸を左右から圧迫しておっぱいを強調するポーズは敏感な千秋には酷なようだ。


「まあでも、それはそれでそそるんじゃない?」


「しゃ、社長……」


カメラマンも思わず呆れ気味だ。

数時間後、撮影は終了した。


「お疲れ様、千秋く…千秋ちゃん!」


根本社長が近づいてきたからか、言い直すユリア。


「ホント大変だったよ…じゃなくて大変だったわ」


「お疲れ千秋ちゃん。初めてなのにいい筋してたわ。あなたを見込んで大正解だったわ」



「今日はありがとうございます、社長」


社長自らにねぎらわれ悪い気はしなかった。千秋は改めて頭を下げた。




「あ、そうだ!クイーンズさんの撮影何時からでしたっけ?」


スタッフの一人が叫ぶと、別のスタッフが手帳を確認する。


「確か……あ、もう始まりますよ!早く撤収しないと!」


スタッフ達が慌ただしく片づけを続ける。


「クイーンズ…?」


聞きなれない言葉だった。


「あー、クイーンズプロダクションね」


答えたのは根本だった。


「芸能事務所クイーンズプロダクション。ウチのライバル事務所よ。もっとも、くやしいことにあっちの方が大きな事務所だけど」


芸能事務所の名前なんてよく知らない千秋にも聞き覚えがあった。しかしまだよく思い出せない。


「確か今日来るのは……」


「あ、もう来ちゃいましたよ!クイーンズさんの…篠崎ユキさんが!」


スタッフの目線の先には、白いビキニに身を包んだ爆乳の女がいた。篠崎ユキである。

出るところは出ていて引っ込むところは引っ込んだ、いわゆるわがままボディ。

サングラスをしていていかにも慣れてますよといった感じで、モデル歩きで悠然とこちらに来る。


「………何?もう撮影の準備中?」


篠崎ユキが低いトーンで尋ねた。横のマネージャーと思しき男性が、


「いや、前の撮影が長引いてまだ撤収作業をしているんですよ…」


いかにも機嫌を悪くしてないか心配してる様相だ。


「何よ!この私を待たせるっていうの!?」


「ええと、今日はハピネス事務所の新人が撮影してるみたいで…」


「もう!今をときめく奇跡の爆乳グラドルと称されたこの篠崎ユキを待たせるなんてどんな新人かしら!」


ここで千秋は思い出した。篠崎ユキ。見たことがある。

確か数々の青年誌や週刊誌のグラビアを飾っていたかなりの爆乳のグラビアアイドルで、写真だけならときどき見たことがあった。「今をときめく奇跡の爆乳グラドル」というのは彼女のキャッチフレーズだ。

テレビに映っていたのもチラと見たことがあるが、隠す気がないのか、高飛車な性格が露骨に伝わってくる女だったのをよく覚えてる。


「あら、あなた?新人のグラビアアイドルっていうのは?」


どうやらこちらに気付いたようだった。目が合ってしまい、千秋は身構えた。


「いい?グラドルっていうのは日々競争が激しいの!あなたみたいな凡庸な新人が出しゃばっていいとこじゃないのよ?」


ずかずかと遠慮なくこちらに向かってくる。


「生き残れるのは私みたいな奇跡みたいな体を持ってるのだけ!ちょっと乳でかいからって調子に乗らないことね!」


だんだんと歩みが遅くなる。


「まあ、何なら、ちゃんと私みたいな先輩に敬意を払うっていうのなら……特別に……」


甲高いドスのきいた声が縮んでいった。


「よくして…あげ…て…も?」


完全に歩みも声も止まった。


無理もない。遠目ではわからなかった千秋の圧倒的なグラマラスな体を間近に見てしまったからだ。


「あ、あの……始めまして。私、柳瀬千秋って言います…」


その辺を察した千秋だったが、どうにも他にかけるべき言葉が見つからない。


「え…ね、ねえ…あなた、これ、いくつあるの?」


「い、いくつって?」


「あんたの体、一体いくつあるのよ!!!」


篠崎ユキは声を張り上げるが、同時に震え声になってしまっている。


「ええと…確か……上から221、67、99だったかな…?身長は177です。」


体と言われたので思わず一通り全部答えてしまった。


「…………に、にひゃく…にひゃく?」


篠崎ユキは目が点になり、口をパクパクさせている。


「ねえおばさん、篠崎ユキってどれくらいなの?」


「ええと…身長が160cmで、上から102、56、86のJカップだったかしら。ていうか千秋ちゃんそんな大きかったのね〜」


一般レベルで見れば十分爆乳クラスだが、千秋と比べると雲泥の差である。ウエストの細さ以外は惨敗で、バストに至っては半分未満である。もちろん、篠崎ユキが貧相なのでは決してなく、千秋は大き過ぎるだけなのだが。



「そんな……そんな………わたしひゃくいじょうあるのに…にひゃく……はんそくじゃない…」


あまりの体の差にうちひしがれながら、篠崎ユキはうわ言を呪文のように呟いている。


「あ、あの、篠崎さん……あなたのこと、前から知ってました……先輩として尊敬してますから……」


千秋は流石に気の毒になり、精一杯の言葉をかけるが、


「………………なの?」


「え?」


「……………嫌味なのって言ってるのよおおおおおお!!!!」


「きゃああ!!!」


急に胸に快感が走った。揉まれたのだ。


「なによ!こんなおっぱいお化けが私を尊敬!?どうせ私は貧乳ですよ!貧乳!!!」


状況が読めた。ついに堪忍袋の緒が切れた篠崎ユキが自分に襲い掛かったのだ。

千秋は、他人に触られいつもより感じながら意外と冷静に察した。


「こんなの偽物なんでしょ!何か胸に取りつけているんでしょ!もぎ取ってあげるわよ!はーっはっはあ!」


手を休めることなく千秋の超乳を両腕で抱きかかえるように刺激し続ける。合計150kg以上あるはずなのにどこからこんな力を出しているのだろうか。


「まずい、ユキが壊れた!だ、誰か止めて下さい!」


篠崎ユキのマネージャーが叫び、スタッフは総出で千秋とユキに駆け寄った。その瞬間、


「………あれ?」


千秋は妙な解放感を覚えた。

いつのまにか胸への刺激も止まっている。

ふと目線を下に向けると、


「………取れちゃった」


「………いや…」


「……ビキニ、取れちゃった」


「いやあああああああ!!!!!」


千秋は叫んだ。ビキニが外れてトップレスになり、大勢を目の前にして生の超乳を丸出しにしてしまったのである。

慌てて手で乳首を隠そうとするが、乳までの距離が遠すぎて手がやっと乳輪に触れる程度。少なくとも手のひらで隠し切ることはできない。

もはや千秋の胸は、自分では隠せないほど巨大化してしまったのである。

かくして千秋は、淡いピンク色の、興奮してほのかに膨らんだ乳首をあらわにしながら、

超乳を縦横無尽に揺らしつつ逃げまわるしかなかった。


「きゃあああん!見ないで!もういやあああああ!!!!」


千秋は必死に乳首に手を伸ばし隠そうと懸命だが無駄な努力をしながら、顔を赤らめ涙を浮かべ金切り声を上げ続けた。


「う〜ん……」


慌てて更衣室の方へ走る千秋を見てユリアは呟いた。


「床におっぱい押し付ければ乳首隠せるって後で教えてあげよう。千秋君可哀そうだし」


「え、千秋君…?」


「あ…そうそう千秋ちゃん、ねおばさん」


その傍らでは、篠崎ユキが茫然と座り込んでいた。


「あ、あはは……おっぱい、やっぱりほんもの…?」