「千秋さん…千秋さん……」
「歩君……ますます大きくなって…」
控室で繰り広げられるいつもの光景。会える頻度自体は週に1回あるかどうかだが、その分濃厚に行為をする。
座った千秋の真正面に立ち、腰を乳に打ち付けるかのように谷間からペニスを出し入れする。普通のセックスのバックと同じ体勢である。
「ああ…出る……!出ちゃいます!もっと気持ちいいのが……出る……!」
「きて…私も出ちゃいそう……あっ…あ!」
まもなくして超乳から二方向に白い液体が飛び出した。乳上部からは精液、乳首からは母乳が噴き出る。
「くっ…ふあっああっ……!何回射精しても……千秋さんのおっぱい…おあっ、恋しいです!気持ちいいです!」
ますます激しくペニスを打ち込み射精を加速させる。
「やん……す、好きでしょ?私のおっぱい…きゃ、ああん!おっぱいが、に、妊娠するまでたくさん出して……!」
「に、妊娠………お、おっぱいに…おっぱいに中出し……!!!」
谷間に新たな熱さを感じた。どうやら、千秋の妊娠という言葉に興奮し、また絶頂したようであった。
「あら…んっ!むん……歩君ったら……本当におっぱい妊娠させる気?」
言うまでもなく谷間にいくら射精しても妊娠しようがないが、その大量の精液と絶倫さは、本気で乳を孕まさんとしているとしてもおかしくないほどのものであった。
「ほらぁ……おっぱいが精液たくさん飲んで喜んでる……」
千秋は谷間を開いてみせた。中はあゆむの精液が、クリームでも塗りたくったかのようにおびたたしく付いていた。
ただでさえ射精量が多い上に、度々千秋の母乳を飲んで栄養補給をしてはまた射精しを繰り返した結果である。
「はあ……千秋さんのおっぱい……これ以上のおっぱいなんかないでしょうね……僕の大好きな最高のおっぱいです……」
「うふふ……歩君ったら……」
褒めてくれたお返しにキスでもしようと唇を丸めようとした時だった。
「ん?」
突然、歩は目の前が薄暗くなるのを感じた。何かが陰になったのである。
「あっ…ええ……!?」
既にそれを真正面から見ている千秋は驚愕の表情を浮かべていた。
一方で何も知らない歩は違和感を覚えながらも事態に気付いてない。
「どうしたんです千秋さん?」
「あ…あなたは…誰!?」
ようやく察した歩が首を後に向けると、90度も曲げないうちに驚きで口と目が大きく開かれることとなった。
「んふふ〜……久しぶり、千秋ちゃん!」
馴れ馴れしくにやにやとこちらに笑いかけているのは、尋常じゃない巨大な乳をぶらさげた女であった。
「千秋ちゃ〜ん!やっぱりおっぱい柔らかいよ〜!」
紐のようなビキニとパンツを着けた女は自身の乳を押し付けながら、千秋の超乳を纏わりつくように揉む。
その乳は千秋のものよりは相当小さいが、直径が頭二つ分ほどもあり、超乳と呼んでも差し支えない大きさである。だいたい千秋がグラドルデビューした時より少し小さい暗いと言えた。
身長も女性にしては高く、150cmの歩を頭1つ分以上上回っている。
「ちょ…ちょっと!どういうこと!あなたは誰!?」
「千秋さん……」
もみくちゃにされながらも問い詰める千秋とただ千秋を見守るだけの歩。どちらも予想外の事態に混乱していることは間違いなかった。
「な、なんで私以外に超乳な子が…!?」
千秋が超乳化したのはユリアの発明した、「急成長遺伝子」の作用。他の人間に投与したなんて聞いてないし自分以外に超乳がいるはずがない。千秋は突然の事態の中でもそこまで考えていたのである。
「も〜千秋ちゃん忘れたの?まあ、あたしもちょっと大人になっちゃったけど…」
そのしゃべり方でピンと来た。まさか、とは思ったが、見逃していた頭のツインテールが決め手だった。
「ル…ルリちゃん?ルリちゃんなの!?」
「せいか〜い!おっぱいも体もおっきくなったルリちゃんで〜す!」
女、いやルリは高らかに名乗った。
ついこの間まではちんちくりんの小学生だったルリ。それが、今やこの見事な体。
「へへ〜…なんか1週間前くらいかな〜私突然教室で気絶しちゃってね、気が付いたら病院にいたの!」
ルリは千秋の胸を揉むのを止めないまま語りだした。
「なんか検査したけど異常はなかったみたいで念のため入院してたら……おっぱいがおっきくなり始めてたの!」
「大き…く……!?」
千秋は快感に飲まれそうになりながら頭を整理する。
「そう!一晩で揉んだり谷間ができちゃうくらいおっきくなったんだもん!お医者さんも私もびっくりしちゃった!」
ルリは無邪気に続けた。
どうやら入院している間中、乳房が驚異的なスピードで膨らみ続けていたらしい。同じ日でも朝と夜で目で見えて大きさがちがったほどだという。
それに伴うように身長も伸びていき、5日目あたりで男性医師を追い抜いたとも自慢していた。
「んで昨日成長が止まったんだけど…今は背が181でおっぱいが216もあるんだって!すっごいでしょ?」
「た、確かに…すご……ああん!」
母乳を噴きながらその数値に感嘆した。数カ月前の千秋とほぼ同じ数値。元のルリの体型を考えれば胸だけでも恐らく150cm、それも7日で大きくなっており、成長スピードだけなら千秋をも上回っていた。
「で、でもどうして……そんなにおお、きくううん!」
「う〜ん……お医者さんは原因不明って言ってたけど、たぶん千秋ちゃんのミルク飲んだせいかな!」
「ミ、ミルク……千秋さん!そうですよきっと!」
突然口を開いた歩の言葉に、千秋も納得していた。前例がないわけではない。歩自身ががそうなのだ。
歩は千秋と出会ってから何度も情交を重ね、母乳を度々飲んでいた。
その結果、千秋の数百kgはある母乳の重さを余裕で耐え持ち上げたり、ペニスが巨大化し精力が大幅に増したりするようになった。
未だあくまで推測の範疇だが、これが千秋の母乳の効果である確率が高い。だとしたら千秋の母乳は、男には精力増強、女には千秋がそうなったように急成長と膨乳の効果がある、としか思えなかった。
「ま、まさか……私の母乳が、きゅ、急成長遺伝子みたいになって、たってこと…?」
千秋は噴乳の快感に酔いしれながら、衝撃の真実を噛みしめた。
「ねえ、細川歩……歩君でいいかな?」
「へっ?」
突然こちらに興味を示したルリに対し、思わず間抜けな声が漏れてしまう歩。
「歩君……すっごい大きい……」
そしてその興味の矛先は歩の股間。
「え、いや、あの……!」
「ふっふ〜……いただきま〜す!」
慌てて股間を押さえる暇もなく、歩はルリに押し倒されてしまった。
「あ、歩君!」
恋人の危機に声を上げる千秋だったが、次の瞬間、違う意味で危機感を覚えた。
「あ…あが…や、やめて!む、胸が……お尻が…!」
「ダメ〜!一回パイズリってやってみたかったの!」
なんと、ルリは歩の顔にまたがり、その超乳でペニスを挟みこもうとしていた。
歩は必死に抵抗して抜け出そうとするがなかなかのけられない。千秋の母乳によって増した筋力がうまく通用しないのだ。
「にゃはは、ごめんね歩君っ…私もなんか力ついちゃったみたいなの!がっちり放さないよ〜」
そもそもうまく動けないのは顔に尻がのしかかっているのが大きい。ルリの尻は、あろうことか千秋の133cmあるそれよりも大きくずっしりとしており、おそらく単純なヒップの数値も上回っている。
「な……なんでお尻があんなに大きいの……!?」
千秋はそのことにいち早く気づき、くやしさでわなわな震えていた。
「はあ…はあ……固ぁい……おっぱいにごつごつしたものがあたってきもち〜」
早速200cm以上の超乳で歩の巨根を挟み込んだルリ。千秋と同様敏感らしく、快感に顔を紅潮させている。
「うあっ……ああっ!!!ぱ、パイズリ……だ、ダメ!お願い、ダメだってば!!!」
歩は尻肉で息苦しいながらも必死に抵抗する。千秋以外の人間でパイズリするなんてことはしたくなかった。
だがそんな思いもむなしく、今や勃起すると40cmにも達する歩のペニスはまるごとルリの乳の中に飲み込まれている。
「ちゅぷ…れろ…おちんちんピクピクしてる…可愛い〜!」
「あう…あっ…いやだ…ご、ごめんなさい…ち、ちあきさ…」
ペニスを浅く加えなおし、先端を舐めてくる。同時に乳房を小刻みに動かし刺激を与える。
「歩君……歩君……」
千秋は怒りも何も顔に見せず、ただひたすら歩の名を呼ぶだけである。
「あっ……うああっ!で、でちゃうよ…お願い……もう、やめて……!」
歩は必死に射精を我慢しようとするが、小学生のしっとりとした柔肌のパイズリは千秋に勝るとも劣らない甘美な感触。男の本能には敵わなかった。
「きゃあっー出たー!すっごーい!」
「ふわっ…あああ!!あ、いやっ…うあああ!」
尻に顔をうずめたまま爆精が始まった。噴水の様に、ルリの顔を、胸を白い液体がなみなみと侵食していく。だが望まない射精のショックか、いつもよりは射精の時間が遥かに短かった。
こんな状況でさえ、千秋はじっと見つめたまま歩の名を呟くのみである。
「うぐ……千秋さん……許してください……ごめんなさい、ごめんなさい……」
「あっ…ああ……私も……おっぱいが急に気持ちよくなってきちゃった……イきそう……」
泣いて千秋に謝る歩を尻目に、ルリはパイズリを続け、ついにその刺激で絶頂を迎える。
「いやっ!ああん!おっぱい気持ちいい!あう〜……おっぱいオナニーやっぱり気持ちいいよ〜」
ルリの超乳の先端から白い液体、母乳が噴き出した。一回出る度に乳首が上に跳ねる。
「はあ……母乳出すのがこんなにいいなんて……千秋ちゃん今までこんな気もちーの味わってたなんてずるい〜」
ルリは恍惚な表情なまま搾るように自らの乳を揉みあげる。
そしてその母乳は下に垂れ落ち、歩のペニスに触れた。
「あっ………」
その途端、歩のペニスは反応するかのように再び隆起し、元の巨大なサイズへと蘇った。
「はあ…はあ……楽しかったぁ……」
ルリはようやく重い尻を上げて立ち上がった。ようやく解放された歩は、慌てて息を取り込んだ。
「またね千秋ちゃん、歩君!おっぱいもおちんちんも最高だね!今度はもっとしよう!じゃ〜ね〜」
ビキニがほとんどはだけ、超乳を左右に盛大に揺らしながらルリは去っていった。
「あ…し、篠崎ルリ……かえっていきましたね……なんで、でしょう?」
息も絶え絶えだったが、歩はようやく安心した。
「そ、その……千秋さん……ご、ごめんなさい……突然のことだったんで……その………」
間もなく歩は上半身を起こし、千秋に深々と頭を下げた。
「…………いいのよ。不可抗力だったんだし」
穏やかな口調で、優しく語り掛ける千秋。歩は苦い顔をほころばせかけた。
「ち、千秋さん!ぼ、僕………はっ!?」
歩は、すぐさま緊張を解きかけた顔をこわばらせた。
千秋が、いつにない険しい表情で、闇をたたえたような深く黒い目で、口元と顔の輪郭を震わせながらこちらを睨みつけているのだ。
「ち、ちあきさん……」
そう言えば、と歩は一瞬思い出した。
自分がルリの母乳でまた勃起した時、それまで微動だにしなかった千秋の顔色がすっかり変わっていたことを。
「歩君……歩君……」
まるで呪詛の様に連呼するその姿に、歩は恐怖すら覚えた。
「ご……ごめんなさい千秋さん!ほ、本当に……その、反省しています!本当です!」
足も体も凍えるように震える。何も言い訳がしようがないので余計に怖い、その巨大な体で威圧されているのも恐怖の理由であった。
「ぼ……僕も、人のこと言えません……!千秋さんもルリに無理やり襲われて……!でも僕は……その…!」
迫りくる超乳を目の前にして、性欲ではなく死の覚悟が湧いてくる。全てを覚悟し目を閉じたその時だった。
「……………」
「えっ………」
突然、温かで柔らかい感触に包まれた。
「歩君……無事でよかった……」
漏れ出る千秋の声。
「ち、千秋さん……怒らないんですか?」
恐る恐る震え声になりながら尋ねる。
「ううん…歩君どうなっちゃうかと思ったもん……もしかしたらあのまま押しつぶされて死んじゃうんじゃないかって…」
安堵しているのがわかる押し殺した声。本気で心配していたようだった。
「怖かったわよね、いきなり襲われて……もう大丈夫だからね」
優しく超乳に包まれながら歩は目を閉じ思いを馳せた。千秋さんは怒っていたわけじゃない。ずっと自分の無事を祈ってくれていたのだと。
千秋からの自分への溢れる愛を改めて実感していると、
「………………でも、他の女の子のおっぱいで射精するのは許せないかなー?」
急に声のトーンが鋭くなったのではっとしていると、ただ自分を緩く挟んでいただけの超乳が激しく上下しだした。
「わっ、ちょ、ちょっと!ちあ、ちあきさっ、ん!」
「確かに篠崎ルリもおっきかったけど、こんなことはできないでしょ!歩君をまるごと包み込むなんて!」
歩の腰から下を、自身の超乳の中にすっぽりと収め、パイズリの要領で揺らしている。ペニスだけではなく、全身をズっているのである。
直径にして80cmはある特大の超乳だからこそ可能な芸当であった。
「ルリの母乳でおちんちん勃っちゃったのを見た時はくやしかったなあ……歩君は私にだけ欲情して欲しいのに…!」
貯めに貯めた嫉妬をぶつける千秋。やはり恋人として完全に許容はし難かったのである。
「もうっ、今回は許してあげるけどっ……今度他の女の子で射精したりなんかしたら、おっぱいで押しつぶしてあげる!」
「はっ…はいぃ……」
それはむしろご褒美なんじゃないかと思いながら、歩は愉悦に浸っていた。千秋の柔らかな乳肉に体をふやかされながらペニスをしごかれる。
「千秋さんっ……僕を……そんなにっ……」
歩は、全身をパイズリされているということだけではなく、自分をここまで全霊で愛してくれているという事実が一番嬉しかった。
くやしそうに、さっきまでルリに搾られた分を取り戻すかのように必死にパイズリをしてくる千秋のいじらしさが途方もなく愛おしく思えたのだ。
「ち、千秋さん!」
絶頂が迫っていたが、射精したい気持ちを押さえ叫んだ。
「ど、どうしたの!?」
「そ、その……できれば……」
歩は決心した。今、言うしかない。
「……大丈夫?歩君」
「千秋さん、僕は……」
歩は、『男』として覚悟を決める。
「千秋さん、僕と、セックスして下さい!!!」
「セッ……」
千秋は耳を疑った。単語の意味はもちろんわかるが、『理解』はできない。
「セ、セックスって……お、おっぱいで、じゃないわよね?」
「はい……その、千秋さんの……」
歩は心の中で言葉選びに四苦八苦する。
「千秋さんの、中で、出したいです………っ!!!」
顔を燃やさんばかりに赤くして思いのたけをぶちまける。
「そ……それは……そのっ……」
千秋は迷っていた。確かに歩のペニスを自分の女性器で受け入れたい。セックスしたいという気持ちは強い。むしろ密かに望んでいたと言ってもいい。
だが一方で、男とセックスしたらもう後戻りはできないという恐怖も心にあった。男に戻りたい、という感情も消え失せたわけではなかったのだ。
特に妊娠なんかした日にはもう一生女でいる覚悟を決めるしかない…と考えた瞬間、自らの『妊娠』という言葉に子宮と乳首が反応した。
「………っっ!!!」
切ない気持ちがせりあがってくる。もはや、我慢できなかった。
「………その…出す時は、抜いてね」
「……はあぁっ…はい!やった!あ、ありがとうございます!!!」
そのには、無垢な、満面の笑みが広がっていた。
「ところで、ゴムって持ってないわよね…?」
「すみません…ないです。持ってても、市販のは入らないと思いますけど…」
歩の巨大な陰茎をまじまじと見つめる。40cmほどのものが自身の重みをも耐え切りそびえ立っている。改めて見ると本当に大きい。
すっかり体格の良くなった自分の女性器でも受け入れられるのだろうかと不安になるほどで、力がこもるたびにびくびくと跳ねる亀頭が凶器に思えてくる。
「あの…本当にいいんですか?挿れますよ…?」
「大丈夫……ちゃんと出す前に抜くって約束するなら…」
「はい…もちろんです!」
膣内に直接射精させなければ大丈夫……こんな安易な考えで歩に体を許し、もとい自分に許したが、そもそも挿入の時点で不安になる。
「では……よろしくお願いします」
歩は仰向けに寝転がって股を広げている千秋の女性器にペニスを向けた。胸は邪魔にならないように左右に掻き分けられている。
そして、先端が触れた。
「き、きて……歩君っ…」
また入ってすらないのにひだを押し広げられるような感覚。入り口で少しつっかえているようにも見える。
不安と期待が入り混じった、張り詰めた心が覚悟を決める。
挿入った。
「あっ…あふあっっ…!!!ああ……!!!」
巨大なペニスが女性器の中を掘り進んでいく。男ではどう足掻いても味わえない、中を犯される感覚。
既に濡れていたので、存外すんなりと挿入った。
「うっ…ああっ……気持ちいい…中がとろとろで……ふあっああ…」
歩もまた、乳ではなく狭い女性器の中でしごかれる感覚を生まれて初めて味わっている。ペニスの形に合わせて別の生き物のように自然にうごめくそれは、まさしく名器であった。
「ふう…ふう……案外痛くないのね……えっ…ぎっ…いいっ…あが!ああ!」
「ど、どうしました!千秋さん!痛いですか!?」
中で何かが破られるような痛み。処女膜が貫かれたのだ。
その痛みは想像以上で、腹の中からしくしくと腫れるように響いてくる耐えがたいものだった。
「うっ…うぐああ…やだ…い…ううう……」
千秋は処女喪失の痛みを、目と口を食いしばって耐え続けた。生理の時はこれ以上の苦しみに悩まされてきた。それに比べればどうということはない、と暗示をかけるしかなかった。
「大丈夫ですか……?もうやめますか?そ、そうしましょう!我慢しないでください!」
苦しむ千秋を見るのを耐えかねた歩はペニスを引き抜こうとする。
「ま……待って!そ、そのまま……」
「ち、ちあきさ…うぶっ」
千秋は横に掻き分けていた超乳で歩を再び挟み、抜くのを止めた。
「そ、そのままで、いいから……」
食いしばった歯の隙間からも息を吸いながら必死に歩の目を見つめる。
「ただ…ちょっと痛いから……良いって言うまで挿入れたまま動かないで……」
ペニスが前後さえしなければ痛みはそれほどでもなかった。
「千秋さん……」
歩は超乳の中で腕を動かし、優しく刺激した。愛撫することで痛みを和らげようと試みた。
「そう……ありがとう歩君……少し、安心する……」
数分で、痛みはなんとか収まった。
「もう大丈夫……おちんちん抜き差しして、もう我慢できないわ……」
すっかり余裕を取り戻し、股間からは愛液が滴り落ちてきた。
「はい……でも、痛かったら無理しないで言って下さいね…」
「うん……歩君、優しい…嬉しい…」
おもむろにピストン運動を再開する。恐る恐る傷口を刺激しないようにだ。
「い…いいっ……!もっと……!ぱん、ぱん、ぱんって…」
「はあ…はあ…す、すいとられる……!千秋さんの、お、おまんこ……」
肉と肉がぶつかり合う空気の破裂音が響く。液体を掻き回す水音も同時に鳴り、区別がつかないくらいだった。
「歩君……どう?おまんこ犯しながらおっぱいに包まれるの……?」
千秋はただ挿入されるのを眺めているだけではなく、さきほどのように超乳で歩を挟み、パイズリの要領で刺激するのも忘れてなかった。
「はいっっ………ふわふわで…全身が感じてきます……!おちんちんも、おまんことおっぱい両方に搾られます……!」
超乳で大柄な体格だからこそできる、体をパイズリしながらの贅沢なセックス。
「ち、千秋さん、も………気持ちいいですか?痛くはないですか?」
「うんっ……うんっっ……」
「な……どうしたんですか!?」
「ううん……これは、気持ちいいの……幸せで……嬉しくて……っっ!」
千秋は、目に涙を浮かべていた。
処女喪失の痛みでさえ泣かなかったのに、今は我慢できずに涙で目をたたえさせていた。
あまりの快感に、脳も体も容赦なく溶かされ、感動のあまり涙が出てしまったのである。
女性器の快感は胸へのそれとも勝るとも劣らないもので、そもそも種類が全く違っているように感じた。
そして、胸を歩に刺激される快感も浴び、相乗効果でエクスタシーを高めているのである。
「歩君……好きっ……気持ちいいっ…おちんちんに犯されるのいいっ……子宮におちんちんこんこん当たってるっ…!」
「子宮……千秋さんの……赤ちゃんできるところっ……出したいっ……千秋さんを受精させたいっ……」
何よりも、歩が心からセックスを楽しみ、気持ちよがっているという事実自体が嬉しかった。
「あっ……そろそろ……も、もう我慢が……」
「えっ……」
歩は快感が急に高まるのがわかった。もう精液は尿道を駆け上がりすぐにでも出そうだった。
「残念ですけど……抜きます。せっかくなのでパイズリで射精させて下さいね」
「……………」
歩が体を後方に動かし、ペニスを抜こうとしていると、
「……………や、やだっ」
「ん……ち、千秋さん!」
尻がつっかえて抜けなかった。千秋が両腕で超乳を押さえつけ、歩をしっかりとホールドしていた。
「ちあきさ…千秋さん………中は……ダメです……外にぃ……」
渾身の力で乳をほどこうとするが、千秋の怪力はいつも以上だった。
「ダメ……中はダメだけどっっ……!」
千秋は自身も絶頂を目の前にし、息を切らせながら体を揺らして刺激を作り出してフィニッシュに入る。
「中に……射精してっ………」
ついに、快感が、中で弾けた。
「くあっ……ふあああ!ああ!で、射精るうう!中で……ああああ!!!」
「き、きたっ、せ、精液……!きゅああ!ああ、あああ!ひやああ!」
土石流のように流れる精液。それが千秋の中を間もなく満たしていく。
パイズリとは全く違う、周りを余すことなく圧力をかけられ搾り出される感覚は、まさに搾精。
千秋も、触手オナニーでさえ全く味わったことのない、女性器が直接絶頂する感覚、そして、膣の中を温かい物で満たされる充足感を味わう。
「ああ……お腹が………まだ、イってる……」
何かを食べたような満腹感に似た感じが体を支配していた。精液が内部に溜まっているのがそうさせたのだろう。
「はあ……き、気持ちよかった……まだ出てますよ……」
なんとか射精の快感が落ち着き、膣からペニスを引き抜いた歩だが、その瞬間、逆流して漏れ出てきた精液にどきっとした。
「ねえ……歩君……」
「……千秋さん」
呼ばれただけで何も言われなかったが、歩はゆっくりと千秋の方へ倒れ込んで顔を近づけた。千秋もそうしてくれることを望んでいたようだった。
「歩君……本当にありがとう……」
「僕も……最高でした。千秋さん……千秋さんとセックスできて、本当によかったです……」
二人は至近距離で見つめ合う。
「ん……」
「はむ……」
これ以上は、キスをするだけで他に言葉はいらなかった。
「あの、ユリ、ユリアさん……頼みがあって……」
「何?急に改まって」
研究所で、千秋は青ざめた顔で若干目をそらしながらユリアと話している。横には歩も同じ様子で立っている。
「歩ちゃんも連れてきちゃって……一体どんな話?」
「えーと……その……」
「……千秋さんっ」
千秋は、何度も迷ったが、
「実は……生で…」
「生?」
正直に白状することに決めた。
「さっき歩君と生でセックスしちゃったんだけど!もしかしたら妊娠してるかもしれない!ユリアさんなんとかならない!?」
「へ?え?何て?」
ユリアは詳しく話を聞くまでは冗談ですらない、聞き間違いとしか思えなかった。
ペニスを抜くつもりが、勢いで中出しをしてしまった千秋と歩。セックス後に冷静になり、妊娠していないか不安になったのだ。
こればかりはユリアに検査をしてもらう他ないと思い、歩の正体や今までの関係も含め、正直に話そうと決意したのである。
流石に歩が男であるということや度々情事を重ねていたことは、ユリアにとっても驚愕を隠せなかったようだったが、意外とすぐに受け入れていた。
「それにしても……歩ちゃ、歩君が男だったなんて……一本取られちゃったわ」
「は、はい……この間までは社長しか知ってなかったんですが」
歩は恥ずかしそうに苦笑いをし俯くばかりだった。
「それで、どうですかユリアさん?千秋さんの体は……」
「……大丈夫!受精はしていないわ」
「していない……っ」
歩も千秋も素直に安堵すべきところだったが、ほんのわずかだけ残念に思えないこともなかった。
「念のため、緊急避妊ピルを飲んでおくといいわ」
「あ…ありがとう、ユリアさ〜ん…もうどうしようかと思った」
「いいのよ……それより、ちゃんと避妊してセックスしないとダメよ!射精する直前で抜くなんて意味ないんだから!」
軽く説教をしながらも、それほど問題にしている様子はなかった。
「今日は疲れたでしょうし寝なさい。歩君も、おばさんには連絡しておくから今日は泊まっていくといいわ」
「ありがとうございます…」
「ふふっ…歩君、行こう!」
小躍りしながら新築したばかりの自分の家へ案内する。
「セックスの続きしてないですぐ寝るのよ!明日は朝一番で撮影があるんだから!」
「わっ、わかってるわよ!もう、ユリアさんったら!」
歩にまあまあと宥められながらさっさと研究所を後にした。
「…………成長が再開したのは歩君にパイズリしていたから?」
ユリアは何か妙な予感がした。
「となると、まさか………?」
なんとなくだが、どうにも妙な予感が拭えなかった。