女子小学生の日々 三日目

ななしのごんべ 作
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昨日は明日も学校が休みになればいいなんて考えていたが、どっちにしろ今日は土曜日、学校はお休み
「由香?ーいるのー」
下から裕子の声が聞こえてきた、時計を見るともう1:30、今日は友達と一発芸大会をする約束をしていたのだ
「あーごめんごめん」
由香は急いで着替えると下へ降りていった、リビングに行くともうみんな集まっていた
「ちょっと遅いよー」
「早く始めよう」
「遅刻ですよ、もう少し自分に規律を持たせたら如何ですか、大体、よくこんな時間まで寝てられますね」
なぜか村上まで来ている、ともかくみんながせかすので一発芸大会を始めたまずは須野さんから、
「では行きます、三、二、一、それっ」
須野さんが持っていた缶コーヒーがハンカチをかけて三秒数えただけでジュースに変わってしまった
みんなが、すごいなあっていうまなざしで見てるのに村上だけはつまらないって顔をしている
次は裕子、手を一度見せてから一度手を閉じ、また手を開いたら手の平に花の絵がついていた、
やっぱりここでも村上だけは「ハァー」って感じの顔をしている
その後一通りみんながやった後、残るは村上と由香だけになった、村上の方が先にやることになった
村上は両手に10円玉を1つづついれてすぐに手を開いた、何もなくなっている、もう一度手を閉じて開くと
手のひらには千円札が乗っていた、これだけでもすごいのに千円札を机に置くと裕子を指差して言った
「その閉じてる方の手を開く」
裕子が言われたように手を開くとさっきの十円玉の片方が出てきた、そしてもう1つはなんと由香のポケットの中から
「ハイこれでおしまい」
そう言って村上は座った、次は由香の番だがその前に村上は用事を思い出したと言って帰ってしまった
「まあ、良いか」
気にせずに続けた、由香は台所からアルミの空き缶、スチールの空き缶、中身の入ったスチール缶、を持ってきた
「では今からこの缶を潰します」
この言葉を聞いて空き缶つぶしが何の一発芸かと思った、すると由香はアルミの空き缶を手に取ると
胸に挟んだ、そして手の力を借りることなく、胸の力だけで潰した
ベコッ
取り出してみると見事にペッチャンコ、続いてスチールの空き缶、こちらは
ボコッ
やはりペッタンコ、しかも次は中身入り、しかしやはり
バベコッ、プショュー
缶はやはりつぶれ、中身の炭酸ジュースが噴出している、
「ふつうはスチール缶は硬いからアルミの空き缶を潰すんだけどね、それから中身入りはもっと硬いの」
皆、呆気にとられている、もしこの場に村上がいたらなんと言うだろうか?
時計を見るともう3:00、皆は帰っていった、
「ふあー眠い」
そういうと布団にもぐりこんだ、夢の中で教師になっている村上に生徒の由香が怒られているという
いやに現実っぽい思いをした