殺し屋はるか その6

ななしのごんべ 作
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放課後、はるかはとてもつまらなかった、警察も機動隊も自衛隊もみんな弱い、しかも数を相手にするので
楽しみが少なくなってきた、そこではるかは強い人間を探すことにした、それはすぐに見つかった、
【好沢空手道場】、中に入ってみると空手着を来た中年の男が掃除機を運んでいた、ためしにはるかは
近くにあった傘を投げつけてみた、その男(この男が好沢)はかなり素早くそれをよけるとはるかに近づいてきた、
「おい、何をする」
「ちょっと闘ってくれない?」
「勝手に入ってきて何をいう」
「断るの?、こんな風になりたいのね」
そういうとはるかは入口においてあった公衆電話を片手で叩き潰した
「フッ勝手にしろ」
そういうと二階に上がっていった、はるかもそれに続く
「いいか、どちらかが負けを認めるまでやる、いいな?」
「いいえ、どちらかが死ぬまでやりましょう」
「お前のような奴は地獄へ送ってやる」
ボコッ
そういうと、はるかの腹部を蹴り上げた、かなり正確で素早いキックだったためはるかにもかなり効いた
「オジサン、キックっていうのはこうするんじゃないの?」
ベコッ
好沢の腹筋はかなり鍛えられていて、はるかのキックを簡単に受け止めた
「所詮、小娘か、地獄へ落ちろ」
そういうと、はるかの首を締め上げた
「グフッ、ッググルジイ」
実ははるかにこの攻撃は効いていなかったのだが、はるかは苦しそうな声を出した、そして好沢が油断した隙に
好沢のむこうずねを蹴った、
「クッウ・・」
少し効いているようで、首絞めの力が弱まった、その瞬間、
バッコーン
好沢を乳で吹っ飛ばしたのは良かったが、好沢の吹き飛ばされた先には鉄骨の柱があり、そこに突っ込んでしまった
「ハッハガアグッ」
好沢は顔から出血している、がそんなことは関係ない、倒れた好沢の顔の上から爆乳ビンタを加えた
バコッベコッバコッベコッバコッベコッバコッベコッ
好沢の顔は見る間に焼かれたメザシのようになっていき、歯も数本飛んでいった、もう好沢に意識はない
「あーやっぱりこの人も弱い」
飽きたはるかは窓から下を流れている川に放り込んだ
バッシャーン
二階から落としたので結構大きな音がしたが周りに人がいないので気付かれる心配はない
「ふー、帰ろっ」
のどが渇いたはるかは、先ほど潰した公衆電話の中から小銭を取り出し自動販売機でジュースを買った、
飲み終わった後、空き缶を引きちぎり道端に捨てた