File No1
観察対象 海野 マイ 17才 A型 九月十八日生まれ
サイズ4m80・59・82 身長160cm
観察日 四月二十日(火)午前8時40分より午後5時 観察場所 高校
一時間目 国語 机に座るも胸が自分の机をはみだし前の男子生徒の顔を完全にその谷間に挟む。が、本人は机がいつ壊れるか気が気でなくそれに気づかない。
挟まれた男子生徒は下から胸を持ち上げようとするが重さに勝てず腕が肘までめりこんだだけで終わる。
10分後救出されるが胸を持ち上げるのには5人がかりでも辛い様子だった。
数分前まで死の淵をさまよっていたはずの彼の顔はなぜかやり遂げた男の顔だった。
これにより机が一つ対象前方に追加され、事故の再発防止とともに机の耐重量値をあげることとなり対象も安心したようである。
二時間目 体育 回れ右の際に右側に並んでいた女子二人を胸の衝撃で校庭の柵まで弾き飛ばす。二度目の回れ右の際にも今度は反対側にいた女子二人を校舎の壁まで弾き飛ばす。
授業はソフトボール。守備は自分の谷間(ユニフォームごし)に飛んできたボールを挟むことにより補給率100%のまま乗り切る。しかし奥までめりこんだボールをとるのには苦労し、やっととれたボールは膨大な圧力でぺしゃんこになっていた。
攻撃は空いているバッターボックスまで胸が空間を支配するので必ずデッドボールかフォアボールにより出塁率100%を誇った。
尚、デッドボールの刺激で更に胸が大きくなり、通常の数倍の布を使用した特性ユニフォームが破れるという事態が発生した。
三時間目 保健 身体測定に時間割変更。体脂肪率81%。80の大台を突破する。このペースでゆけば三ヶ月後には90%を超える模様。
言うまでも無く、体重と胸囲の成長のグラフは45度の角度で右上がりを続けている。
四時間目 数学 徹夜がたたったのか寝てしまうが、教師から対象はパンパンにもり上がったセーラー服模様の山二つにしか見えない為認可されたようである。
終了10分まえに起きた際、丁度教師に当てられ黒板に計算式を書くことになるがどんなに胸を黒板に押し付け新品のチョークを使用しようとも黒板までチョークの先端が届かず断念。席にもどる為振り返る際教師に胸が体当たりし窓を破って二階・対象教室より落下させる。
教師は全治一ヶ月の重症を負うもその顔は晴れやかだった。
昼休みは教師を転落させた件で職員室に呼ばれるも職員室のドアから先に胸が片方しか通らずしかも抜けずに立ち往生する。内側からの職員数名によるタックルにより難を逃れるがタックルした職員数名は胸の弾力により後方へ大きく飛ばされ軽傷を負う。
しかしそれらの顔は幸せを満面に浮かべていた。
五時間目 化学 テストのようだったが対象は自分の胸の谷間に教科書を隠しはさんでおりそれをみながら問題を解いていた。
六時間目 進路調査 対象の将来の進路はメイドを希望しているようである。手持ちのスーパーコンピューター「よくワカール」で計算したところ対象の進路実現率は100%を振り切ってしまった。なぜであろうか。
クラブ活動 陸上部に所属。ハードル、棒高跳び、槍投げ等全て平均以上の成績。しかし特筆すべきは走力だろう。常人よりもかなり速くゴールテープを切っている。それが大きく前へ突き出た両の胸のせいとは書くまでも無い。
以上で報告を終了する