先生 その1

NOW 作
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今年も元気な児がたくさんいる。今日は始業式。小学6年生の担任になった。そして、
始業式の終わった後、このクラスでのはじめての学級活動の時間に、品定めをするために
自己紹介を行わせた。方法は、教室の前に生徒を順番に立たせて行なった。そこには、
普段はおいていない机を置いておいた。それは小学生のお腹のあたりの高さになっていて、
たいていの子はその机へによりかかる。そうすると、ウエストとバストの段差…つまり
胸の膨らみがよくわかるのだ。

男子の発表が終わった。次は女子。自分はいわゆる「先生の机」に座り、教卓を真横から
見れる絶好のポジションについた。

一人目、目立った所もない普通の少女。二人目…早くも当たりのようだ。名簿の飯沢千穂
に○をつける。細い体、かわいい胸。そのウエストと胸の段差、7cmくらいだろう。
顔立ちもよい。背は小さい。自己紹介の内容、話し方、性格の明るさからして、クラスの
雰囲気の中心の人物になるだろう。他にチェックしたのは以下3人。土浦雅、なぜかどこか
で見たような気がする。ちょっとポッチャリだが、10cmも段差があった。性格はあまり
目立たない、ひかえめなガラのようだった。風鈴涼子、膨らみは5cm程度だが、体は
クラス1、2を争うほど細く、身長は1番高かった。これで胸がさらに大きくなれば最高だ。
それは自分の仕事。矢大房子…最初はただのポッチャリだと思った。しかし、それは違った。
彼女はもう春になるのにセーターをきていた。なので、気付かなかったのだ。房子が机に
よりかかると、お腹の部分はへこむへこむ、その差はセーターの膨らみを差し引いて計算
しても、なんと12cm。優しい顔で、腕や足もスラっと細かった。そっと、名簿に◎を
つける。

最初の頃は、教科書を配ったり、いろんな事で時間が潰れたが、やがて、普通の授業の日
になる。音楽以外は、全部このクラスを教える。国語、社会などの授業を終え、体育の時間
になった。進級早々の年間行事、スポーツテストがあるので、今日はそれの体育館での
種目の練習。体育は学年全体で行われる…といっても3クラスだが。この学校の6年の
担任には女性がいなく、クジで女子の担当を決めたのだが、見事に女子担当をゲットした。
しかし、小学校なので男子と女子は別々にやるといっても、グループとして別れるような
ものだ。例えば授業の開始のあいさつや短距離走、プールまで男子と一緒だ。さて、列の
整頓やら種目の説明やらをする。近々ある身体測定の時までの暫定的な背の順で並んだ。
一番前が千穂、途中に雅、房子が並んでいた。雅はムチムチっとした、栄養の行き渡った
体を体操着というドレスで披露していた。まだ友達をつくれていないという感じで、まわり
をウロウロと見ていた。肌は白く、おとこなら誰でも触ってみたくなるような肌だった。
房子は、体操着をブルマから出していた。なるほど、こうすれば胸の膨らみは目立たない。
といっても、やはりそれは不自然だった。普通、体操着をブルマから出すだけでは、
体操着の裾はブルマにつくはずだが、房子の場合は胸が膨らみ過ぎて、裾とブルマの間に
隙間が出来てしまっている。そして、その隙間を手を腹の辺りに持って来て、作らない
ように努めていた。彼女は巨乳を隠したり目立たなくする事について知識があるようだ。
列の最後は涼子だった。特に涼子の長身は断トツだった。一人前より顔ひとつぶんくらい
大きかった。身長は165くらいありそうだ。そして彼女は体育ではヒトキワ輝いていた。

その、細く胸以外全く無駄のない体は、全国レベル、いや、高校の全国レベルでも通用
しそうな運動能力をもっていた。他の3人は運動は対した事はなかった。むしろ雅などは、
できないほうだった。でも雅は一生懸命だった。肉つきのよい手足を動かし、必死に
反復横飛びをしていた。プルンとふるえるおしり。息をきらせ小さく苦しむ顔。どれも
彼女の行動は魅力的だった。小学6年生とは思えないほど小さな千穂は、握力の測定を
していた。その体に伴って小さな手では、握力測定の機械の初期設定の幅を掴むことが
できない。房子はというと、シャトルランをやっていた。シャトルランとは、一定時間内に
一定の距離を走る競技。だんだんその時間が短くなってきて、いつまでそのペースに
ついていけるかを計測する、持久力の測定の種目だ。しかしおかしい。あんなに胸が
でているのに、プルンと揺れる気配がない。しかし、注意深く見ていると、揺れない秘密は
彼女のフォームにあった。他の人からはよくよく注意してみないとバレないような
テクニックで、両二の腕で胸をおさえていたのだ。

今日の観察はここまで。あとはあの計画をすすめていくだけである。

続く