先生 その4

NOW 作
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それは先日。特注しておいた水着が届いたので、自分の部屋できてみた。身長にはあって
いたが、ちょっとブカブカだった。店にあるものは、170cmなんてなかったし、特大
のは横幅も特大しかなかった。まあ、しかたがないか。
朝、家を出る。ランドセルを持っていては、コスプレかなにかをしているのではと疑われる
ような身長だった。学校でも一番背が高いだろう。胸にも自信がある。ただし、いつもの
服装は身長にあわせて買うと、横のサイズもそれなりに大きくなるのでブカブカサイズ
だから、そんなに目立たない。しかし、彼女はもう少し体全体にボリュームをつけたかった。
悪く言えば、太りたかったのだ。今日も暑い。細いからだから汗が少し放たれる。そうだ、
今日は図書室でかりた本をかえさなくてはいけない。昼休みになったら返しにいこう、
と思った。きっと図書室は涼しいはず。5時間目はプールなので、ついでに行ってしまおう。
図書室には、誰もいなかった。と思ったら、奥で物音がした。雅がいた。そうだ、彼女は
たしか図書委員だ。今日の当番なのだろう。しかし、学校の図書室は小さい上に、近くに
大きくて立派な図書館があるので、ほとんど利用されないので、暇なのだ。彼女は奥の方で、
本の整理かなにかをやっていた。
「えーと…」
おしりをプルンといわせながら前屈みになる。大きく膨らんだおしりが、後ろの本棚に
あたり、本が落ちてしまった。
「ああ…!」
振り向いて、おしりで落としてしまった本をとりあげる。そんな仕草を見ていて、涼子は
思わずかわいいなぁ、と声を漏らしてしまった。
「あのー、これ返しにきたんだけど」
「あ、ごめーん、ちょっと待ってくださいねー」
そう言って本を棚にしまい終えると、雅は小走りでやってきた。透き通るような肌。触ると
プルンと震えそうな腕・脚のまるみ。なんてかわいいんだろう。
「ここに日付を書いてください〜」
書き込む。
「違うよー。そこははんこの欄だよ」
「あ、ごめん…」
雅は消しゴムを取り出し、消してくれた。カウンターの机に、椅子に座らずに作業している
ので、消しゴムを使うときに、太っているわけではないのに大きなお尻がゆさゆさと揺れる。
「はい、おっけーです♪」
「ありがとー」
さりげなく、雅の胸元を見る。自分の体に自信がないわけではないが、雅の小学生離れした
爆乳がTシャツの下から存在をアピールしているところを見ると、うらやましくなった。
「まーちゃん」
「ん、なーに?」
「…どうしたらそういうかわいい体になるの?」
「えっ…!?」
「なんていうか、その〜、まーちゃんのお肌とか、プニプニしててかわいいじゃない?」
「えー、太ってるだけだよ〜っ、だって、ふーちゃんだって、細くてスマートで、カッコ
イイじゃない」
「だからやなのよ〜。もっとかわいくなりたいの!」
「そんなー。みんなふーちゃんに憧れると思うけどなあ。私、本当に太ってるだけだよ、
ダイエットだってしようか考えてるのに…」
「そうだ、普段は何を食べてるの?何が好き?」
「えーっと…人参とか、野菜かな。あと、牛乳も好き…」
意外だった。野菜を食べていれば、ああいう体になるものなのだろうか。涼子は太りたい
ために、肉を多くとっていたのだが。しかし、野菜であんなからだになるとは思えなかった
ので、自分には参考にならないと思った。それに、牛乳は嫌いだ。これ以上背に栄養が
いったら困る。
「何か体にいいことやってるの?」
「わかんない、やってないと思う…」
「じゃあ、運動とか、マッサージとか?」
「ねえ、恥ずかしいよ、もうやめようよ…」
「大丈夫だって、教えてよ」
「だって、だれかに聴かれたらいやじゃん」
「きたらやめればいいんだよ」
「でも〜……」
涼子は、今回は諦めようと思った。喋ってくれそうになかったからだ。
「ありがとう、じゃあ、私プールにいくね」
「うん、いってらっしゃい」
「じゃあ、おさき〜」
話の流れで図書室を後にしたが、プールの道具はもっていたし、少し早めにプールにいく
事にした。その後、千穂に変な事をきかれた。身長がこれ以上伸びるのは困るが、高い事
に苦は感じてないので、素直に答えたが。

続く