「やはりこの子もですか…」
「そうですねぇ、その可能性が高いでしょう」
そこは、ある病院。血液検査の結果の書いてあるカルテを見て、医師はそういった。
「お姉ちゃんね結果からしてそうでしょう。しかも、このお子さんは、それを上回って
います」
「そうですか…」
「はい、でもまあ、この病気は成長以外に問題はありませんから。あとは、この子の精神的
な問題です。体が急に発育するでしょうから、学校などでいじめをうけてしまう子もいます。
そういう面で気をつければ大丈夫です」
「はい、わかりました…ありがとうございます」
「いえいえ、お元気でね」
医師は小さな女の子に向かって言った。本人は何のためにここにいるのかわからない。
ただ、血を抜く注射をされて、いやなところだ、というイメージしかなかった。
女の子と母親が部屋を出ていく。医師はもう一度カルテを見た。矢大房子、現在10才。
3サイズ、60−38−45、早くも胸が成長しはじめている、いや、成長をはじめたのは
小学1年の時であった。今づはすでにブラジャーをつけ、学校に通っている。ホルモンの
過剰分泌の病気だった。隣のもう一つのカルテを見る。
矢大望、現在中学2年生で、バスト103cm。こちらも同じ病気で、平均年に10cm
のペースで膨らんでいる。しかし、病気に気がついたのは、小学6年生の時だった。といっても、
病院にきて何ができるというわけでもなく、血液検査をし、ホルモン抑制剤を投与する
だけだった。しかし、抑制剤を使っても、一回目は効果があるが、その後はその抑制剤に
抗体ができたかのように、今までのホルモンの量の2倍もホルモンが分泌されるように
なってしまった。何度くりかえしてもその悪循環なだけなので、何もする術がなくなって
しまった。その医師は、真面目だった。自分の欲望を抑えて、なんとかして病気を治そうと
試みた。だが失敗した。2人の胸は、彼の努力もむなしくどんどん大きくなっていく…。
房子に病気の事を理解出来るように説明したのは、翌年の4年生になった時だった。彼女は
あんまり驚かなかった。胸の事なんていまさらだし、姉だってでかい。小さい頃から
もませてもらっていた。やわらかくって、弾力があって、温かくって、まるくって、大きく
って、重くて、揺れて、すべすべで、気持ち良いのだ。お母さんのおっぱいよりも大き
かった。お母さんは病気ではないので、いたって普通のサイズだ。お姉ちゃんのおっぱい
は大好きだった。4年生になった今も触らせてもらっている。両手で片房が覆い隠せない。
指でつつく。プルプル震える。プニっと指をはねかえす。両手を使って、房を揺らして
みる。右へ左へ、弾む弾む。両手を使って、片方の胸を“もちあげて”みる。100cm越え
をした巨乳は、すごかった。さらに、アンダーバストが小さいものだから、球体の部分
が数字に対してでかいのだ。
「はい、おしまい」
いつもおしまいは突然だ。そしてお姉ちゃんは、顔と胸をを赤らめながら、その後必ず
トイレに行く。その頃は、お姉ちゃんみたいにおっぱいが大きくならないかなーと、願って
いた。しかし、それは簡単に叶えられた。今は逆に小さくなれと願っている。
望は中学3年の時に、バスト111cmで成長がとまった。その巨大な胸はブラウスを
突き出し、ボタンに負担をかける。第二、三ボタンは、はずれる事が多かった。そして、
外れて見えたその隙間から、飾り気のない白い大きなブラと、深い深い谷間が見える事が
しばしばだった。体育の時は体操着を見事に膨らまし、歩くたびにそれは揺れ、走るたび
にそれは暴れた。あまりに刺激的なため、先生が止めにはいった事さえある。当時、房子は
74cmだった。ブラは望のお下がりだったが、しかたがない。
その勢いは衰えずに、房子(の胸)は成長していった。そして、6年生になった時に
ちょうど90cmになった。だが、これから彼女はさらに驚くべき成長を続ける事になる。
来狗の薬を入れた昼食をとったためだ。一ヶ月で5cmも成長してしまった。これは
さすがに不安になり、病院へ行って、再検査をしてもらった。
「……驚いた」
「どうしたんですか?」
「いや、今までは、女性ホルモンが、通常の人の6倍程度ですんでいたんだが…」
「…?」
「今、20倍以上にもなっているんだよ。まあ、その数字のまま、他の人より20倍も
成長するというわけではないんだけどね。抑制剤を投与しても、たぶん意味がないだろう
から、今回も悪いけど様子見だ」
「そうですか…」
「検査代はただにしておくから。ごめんな」
「いえいえ…」
それから2ヵ月。今日はプールの日だ。今日の朝、測ってみると105cmだった。100
cm越えはとうにしてしまった。
着替える時に、雅に見つかってしまった。しかも、自分の悩んでいる部分を質問された
ので、複雑な気分だった。
続く