先生 その6-2

NOW 作
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いよいよプールだ。100cmを超え、いまだに成長を続けるこの胸は、スクール水着
なんか小さいといわんばかりに、ボッコリと膨らんでいる。それでもたりず、水着から腕を
出す部分からちょっとだけ胸のおにくまではみだしていた。前にひっぱられるため、肩に
水着が食い込む。まあ、これは普段からブラをつけているので慣れてはあるが。この時は
細心の注意を払わなければならない。そーっと歩かないと、胸が揺れてしまう。男子の
目線にも注意だ。…いや、注意したところで何もできないのだが。
準備体操はかなり危険だ。歩くだけでまずいのに、体操なんて。だが、そこそこやらない
と、先生から注意され、逆にみんなに注目されてしまう。
屈伸。手を膝にのせなくてはいけないため、自然に乳房が腕と腕で挟まれ、谷間を強調
してしまう。膝を曲げ、しゃがんだ時には、大きな胸が膝の上に乗り、いやらしく変形する。
前後屈。前は問題ない。後ろへ体を曲げるのが大変だ。背中を反らすわけであり、胸を
突き出す体勢になるのだ。決意を固め、実行する。その突き出た胸が水着にさらに負担を
かけ、水着がミチミチ…っ!と悲鳴をあげる。早めに元の体勢に戻した。よかった、誰
にも見られていないようだ。なんとか水着も耐えてくれた模様。
回旋。あまり目立たないが、これも胸が右へ左へ跳ね回る。しかも、手は外へ広げなくては
いけないので、押さえることはできないのだ。
跳躍。かなりの難関である。ブルンブルンと、激しく揺れる。腕で押さえるだけでは無理だ。
腕を使って直接抑え込む。だが、それでもおさえきれなかった。その胸は顔をかくすほど
飛び上がったかと思うと、次はへそを隠すほど上下に動いた。
やっとプールに入れる。入ればもう楽だ。中に入っていれば見えないからだ。房子は中へ
入った。だが、真っ直ぐたてない。なんと、大きな胸が浮具代わりになってしまい、少し
頭を後ろに向けないとバランスが保てないのだ。体も、水中では胸が浮いてしまい斜めだ
った。自分でもびっくりした。まあ、去年より30cmも大きくなったのだから、自分でも
変化におどろかざるをえなかった。クロールをしてみた。顔を下にむけて浮かぶのが苦しい。
胸が浮こうとしているのだ。おかげで、背中をまげなければ浮くことができなかった。
手を回してみる。いちいち手が胸の側面に当たる。しかも、進もうとすると、水の抵抗を
激しくうけてしまい、なかなか前へ進めなかった。集合がかかったので、プールからあがる
事になった。だが、壁を上ろうとしても、胸が壁にすれてしまい、上る事ができなかった。
しかたがなく梯子を使った。
みんなの方を見た。千穂ちゃん。いいなあ、私もあんなふうに、周りの目をきにせずに、
おしゃべりしたい。それに、あのくらいの胸が調度いい。涼子ちゃん。いいなあ、私も
あんなふうにオモイッキリ運動してみたい。まーちゃん。いいなあ、私もあんなバランスの
いい体になりたい。
体育座りをして、胸を膝の上にのせながら、房子は考えていた。

今日もいい眺めだ。来狗はプールサイドに座る爆乳少女たちを眺めながらそう呟いた。
体の割に大きな胸を持つ千穂。友達とのおしゃべりの中心になっている。小さな体を大きく
つかって、ジェスチャーをするのが特徴だ。だが、あまり目立った成長が見られない。
涼子。彼女の泳ぎはすさまじかった。おそらく自分でも追い付けまいと思った。優雅に、し
かし速い。水の抵抗を全くうけていないような感じだ。全力疾走と同じくらいかもしれない。
きっと、本人にやる気があれば将来国レベルで活躍するだろう、と思った。雅。正常な
男性が見れば、一発で欲情してしまうような体をしていた。太っているわけではない、
ほどよい肉つき。痴漢にあわないかどうか、他人が心配してしまうほどだった。雅の順番
がおわって、プールからあがる。その時のお尻やふとももの動きなんかは、芸術的だった。
房子。見ているだけでグッとくる。ただ、意識して胸を揺らさないようにしているのが
残念だった。だが、ずっと見ていれば隙はある。例えば髪の毛を整える時。その時は、胸が
無防備になる上、あごを上にあげるため、自然と胸が突き出されるのだ。水着が破ける
んじゃないかと思うほど、その双瓜は元気いっぱいだ。おっと危ない。忘れてはいけない
のは今自分は海パンだという事だ。

続く