Gyge's Life - Short shot 1 - 古城にて

オルガン砲 作
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 ここはリーゼ達の住んでいる城下町から少し離れたところにある古城。
「ふう……。本当に魔物が居るんですかねぇ……。」
 リーゼは古びた(彼女にとっては)小さな玉座に腰掛けると、ゆっくりと周りを見回した。カーペットやカーテンはボロボロになり、明かりの点くことのないシャンデリアには蜘蛛の巣がびっしりと張り付いている。
「第一、こんな所に入る方が悪いような気がするんですけどねぇ……。」
 最近、ここに入り込んだ人間が魔物に襲われ、精気を吸われてしまう、と言う事件が多発していた。精気を吸われた人間は丸一日ぽけ〜っとしてしまい、呼びかけても何も帰ってこないのだ。しかし、しばらく放っておくと意識を取り戻し、この一連の事件による死者や重症者も出ていないため、騎士団はたいした事件ではないと判断したが、市民を安心させるために「麗しき女巨人」として有名になってきたリーゼに調査を依頼したのだ。先日、村を襲おうとした魔物の群れをたった一人で退治した彼女なら大丈夫だろう、というわけだ。しかし、一日泊まり込んで調査をしたものの、居たのは野良猫やコウモリの群れくらいで、よくスライムや巨大化した昆虫、ネズミなどが住み着く地下でさえ、魔物と思えるものは何もいなかったのだ。……下水道でミミズの大群に足を突っこんでパニックになったことはあったが。
「……こりゃヴォルトさんにステーキでもおごって貰わないと割に合いませんねぇ……。」
 夜の帳がおり、月明かりが窓から差し込んできた。もう一泊することになりそうだなぁ、とため息をついたリーゼがふと前を見ると、5歳くらいの少女が裸で立っていた。
「……? あなたは? どこから入ってきたの?」
 少女は、にこにこと微笑みながらゆっくりと玉座に座ったままのリーゼに近づく。よく見ると、頭には山羊のような角が生え、黒い尻尾がちらちらと見え隠れしている。背中にはコウモリのような翼も生えているようだ。
(……なるほど……サキュバスの子供……。この子が犯人ってわけなんですね……。)
 サキュバスは人間などの精気を吸って生きている魔物であり、大人のサキュバスであれば、人間を死に至らしめるほどの精気を吸い取る事もできる。が、目の前にいる少女はまだ子供のため、おそらく少量の精気で事足りるのだろう。重症者や死者が出なかったのはそのためだったのだ。
「とりあえず……どうしようかしら……。」
 リーゼが考えあぐねていると、少女は玉座に座っている彼女の膝の上にふわりと飛び乗った。そして、リーゼの巨大な乳房に抱きつき、小さな手と両腕全体を使ってぐにぐにと乳房を揉みしだく。程なく、リーゼの乳首は服の上からでも解るほどに固く勃起し、その先から染みが拡がってゆく。
「あ……ミルク……出てきちゃった……。」
 先日使った、乳腺を活性化させるルーン魔術の効力が残っていたため、乳房に対する刺激で母乳の分泌が始まったのだ。先日のように勢いよく噴き出し、桶を満たすほどの量は出ないだろうが、それでも並の女性の倍近くは出るであろう。
「あ……おっぱい……。」
 少女は小さく声を上げると、リーゼの乳首に服の上から吸い付き、服の布地越しに母乳を吸い出す。ぢゅうぢゅう、といやらしい音が辺りに響いた。空いているもう片方の乳首からも母乳が溢れ、染みを拡げてゆく。
(悪意は無いみたいだけど……この子……。)
リーゼが少女を見下ろすと、少女はにっこりと微笑み、リーゼから離れた。
「……おねえちゃんのおっぱい、おおきくておいしいの。……だからまねするの。」
「……まね……?」
 少女は胸に手を当てると、小さな乳首をつまみ、なにやら呪文を唱え始めた。
「あっぷあっぷだうんだうんれふとらいとれふとらいとびーえー……。」
 すると、少女の乳首がむくむくと肥大し、続いて何もなかった胸も次第に膨らみ始めた。
「え……?」
 リーゼが驚いている間にも、少女の乳房はどんどん膨らみ、ついにはリーゼとほぼ同じ、大玉スイカ並みのサイズにまで成長してしまった。しかし……。
「あうぅ……。おっぱい、おもいよぅ……。」
 体そのものが巨大で、体力、筋力も並の人間を凌駕するリーゼならともかく、5歳児ほどの体格と筋力でリーゼの巨大なバストを支えるのは無理があった。バストの重さに耐えきれず、前に倒れ込む少女。その姿はまるで大きな肌色のゴムボール2個に乗っかっているようであった。そして、倒れ込んだ際の衝撃の影響なのか、乳首がビクンッ!といきり立ち、その先から濃厚な母乳が勢いよく噴き出し始めた。
「あああぁぁぁっ! おっぱい、びゅくっびゅくって……とまらないよおぉぉぉ!!」
 脈打つ乳首からビュクビュクと母乳が噴き出し、リーゼの足元を母乳まみれにする。リーゼはあっけにとられた様子でその様子を見つめていた。
「あああぁぁぁっ!!! ぜんぶ、ぜんぶでちゃうよおぉぉぉ!!!」
 少女の叫びと同時に、ひときわ勢いよく噴き出した母乳が、リーゼの顔に降りかかる。顔にかかった母乳を服の袖でぬぐうリーゼ。
「な……何なの……?」
 顔をぬぐったリーゼが見ると、少女の姿はなく、足元には少女の母乳によって大きな母乳溜まりが出来ていた。
「あの子は……どこ行ったの?」
 足元の母乳溜まりをよく見ると、母乳溜まりの真ん中で小さなコウモリのような生き物がもがいていた。リーゼは玉座から立ち上がると、母乳溜まりからその生き物をすくい上げ、持っていたタオルで体をきれいに拭いた。
「……ミルクと一緒に魔力まで出しちゃったみたいですねぇ……。」
 魔力を放出し尽くした結果、人間の形をとどめることが不可能になったのだろう。こうなると、外部から強制的に魔力を注入する以外、元の姿には戻れないのだ。
「……まったく……自分が悪いんですよ?」
 元「少女」だった生き物は、リーゼの大きな手の上に乗ったままぺこりと頭を下げると、羽を広げ、ぱたぱたと開いた窓から月に向かって飛んでいってしまった。
「さて……一件落着……かな? とりあえず……溜まったミルク搾り出さないと……。」
 リーゼは、大きなマグカップに自分の母乳を全て搾り出し、月を見ながらそれを一気に飲み干した。