「ん…お願い、いかせて…」
「もうこれで3回目なんだけど…」
「いいから早く…ひ…ふぁ…い…いきそう…」
やっと終わった。今日は週に一度の春香と会う日だった。
「はぁ〜気持ちよかった。乳揉みうまくなってるよ。」
そうかな?うまくなったのかな…あんまうれしくないけど…
「あ〜満腹だ、ご馳走さん。」
リュークもご満足のご様子だった。時計はもう8時を回っていた。
「じゃ、僕は帰るね。」
「また今度おねがいします。」
あと一週間後にまたやるのか…恭助が帰った後に春香は異常な眠気を感じた。
「眠い…もうだめ…」
布団にもぐりこみすぐに眠りに入った。
夢の中で妙な空間に来ていた。
「(ここは?体が動かない。)」
目の前に悪魔の翼をした人がいる、誰?それよりすごいスタイル…くびれたウエストと大きなヒップ、胸なんてすごい…勝負にならないほど…え?契約?何をする気なの…え?体が…
次の日
「ん…?朝?早く起きないと…」
昨日の夢はすっかり忘れてしまっていた。ベットから身を起こすが
ズシッ…
ところが何か重いものを感じて起きれなかった。
「え?なにこれ…」
春香の胸は一晩で3倍近く大きくなって寝巻きが破れていた。それだけではなくウエストもくびれておりヒップもショーツから肉がはみ出ていた。
「わ…すご…重い…」
春香はそれを見たショックよりもその魅力が優先されていた。そして次に気がついたことは
「でも服が入らなくなっちゃった…どうしよう…」
しょうがないので被服科の人に連絡をとってきて来てもらうことにした。
30分後、被服科の重森さんがきた。彼女は30代後半にもかかわらず女性としての若さが残っていた。小さいことは気にせず生徒に人気のある私服を作ってくれるものの当然爆乳でもあった。だがいつも怖いぐらいニコニコしている。
「まぁ、春香ちゃん。しばらく見ないうちにずいぶん大きくなったわね。」
「はい…(なんか昨日変な夢を見たような…)」
「それじゃあ、早速計るわね。」
手馴れた手つきで下から順に10秒ほどで計ってしまった。
「あの、スリーサイズはどうなってますか?」
「えっと下からヒップ99…(そんなに…)ウエスト56…(うわ…細い…)バスト…(きた!)374…」
バストのサイズが一番気になっていた。
「それじゃあ今日の夕方頃には制服と私服できてからね。どうかしたの?」
「いえ、何も…」
重森さんはそれ以上聞かなかった。春香はいろいろ考えたが最初に浮かんだのは
「…演奏で胸は10倍に大きくなるって言ってたような…374×10だから37m!?嘘…」
37mとなると部屋の大部分を占めてしまう。電話して恭助を呼ぼうと思ったが
(昨日会ったばっかりなのに…いいのかな…)
悩んだ末に朝からもなんなので夜にかけることにした。
夕方、重森さんが制服と私服2着を持ってきた。
「気に入ったかしら?」
「はい、すっごくかわいいです。」
恭助に電話をかけるのにあと数時間、はたして来てくれるだろうかという不安がよぎった。
「重森さん…」
「何かしら?」
こんなに胸が大きくなっているので腰を抜かさないか、化け物でも見るような目で見られるのを不安に思った。
「こんな大きな胸…恭…人が見たらなんていうかな…」
恭助と危うくいいそうになった。重森さんは少し戸惑ったが
「…大丈夫、うまくいえないけどありのままでいいのよ。それがあなたの姿なんだから。自信を持ちなさい。」
そうね、なっちゃったものはしょうがないし…でも、やっぱり成長とかそんなので大きくなったんじゃない…昨日見た夢だ。しかし、思い出せない。
「じゃあ、私はこれで。」
重森さんは行ってしまった。春香は電話をかける覚悟がまだできていない。
夜、やっぱりかけれない…絶対嫌がる…そんなことばかり考えていた。
「無理よね…昨日会ったばかりなのに断るよね…」
しかし、重森さんのことを思い出すと…
「やっぱりかけようかな…」
そのころ恭助はバイオリンの練習をしていた。
「性欲食いてーな…」
「昨日食ったばっかりだよ。」
そこへ電話が鳴った。受話器をとると春香の声が聞こえたのでビクッときた。
「(昨日会ったのに…)何か用ですか?」
「ちょっと…来てほしいの…事情はいえないけど…来て…」
ツーツーと切れた音がした。声からすると元気がなかったような気がする、何かあったのか?
「お、性欲食えそうな気配、行くのか?」
「昨日行ったばかりだよ?でも、何かあったみたい…」
「よし、行け行け。緊急事態なら行かねば!」
「君は性欲食いたいだけじゃん…」
春香は私服を着ていた。さすが重森さん、生地もデザインも最高だった。
「恭助君来るかな…」
するとノックが聞こえた。
「来たのかな…お願い!恭助君でありますように…」
ドアの向こうに立っていたのは…
「何のようなんですか?」
恭助だった。ちゃんと来てくれた。
「本当に来てくれたの?よかった…中に入ってくれる?」
恭助が部屋に入って気がついたもの、春香の身体の変化だった。ありえない程の大きさの胸に全身のボディラインは見るものを驚愕させる。
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しばらく沈黙が続いたが先に口を開いたのは春香だった。
「ど…うかな…こんなになっちゃった…」
「え、あの…その…」
無理もない、いきなり見たので本来なら腰を抜かすところだ。
「リューク、君何か変なことした?」
「俺にそんな能力はない。あ、でもな…」
何か心当たりがあるようだ。
「もしかすると…昨日変な夢を見たかどうか聞いてくれ。」
「春香さん、昨日変な夢見なかった?」
「見たような気がする…覚えているといえば悪魔の格好した女の人となにかの契約だったような気がする…」
「間違いない、淫魔だ。」
何のことだ?淫魔?
「淫魔と契約してしまったか…マジかよ…」
「ちょっと待ってくれ。淫魔?何のことかさっぱり…」
「俺と同じナイトメアワールド(悪夢世界)の住人だ。春香は悪魔と契約したんだ。お前と同じでな。」
なんで淫魔が春香に?ナイトメアワールドって?
「ナイトメアワールドは俺の住む世界だ。悪魔、死神、淫魔。なんだっている。淫魔が来たのはおそらく淫魔の幻想曲だ。淫魔を引き付けてしまったらしいな。春香と契約したのは…うまく言えんが素質があるんだろう。淫魔のな…」
「何とかできない?契約を破棄する方法とか…」
「だめだ…もう手遅れだ…」
そんな…春香が淫魔に?完全に淫魔になってしまったのか?
「さっきから何ブツブツ言ってるの?淫魔がどうとかこうとか。」
聞こえてたんだ。言ったほうがいいかな?
「恭助、言っとけ。いずれわかることだ。」
「そうだね…春香さん、実は…」
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「そう、私は悪魔と契約して淫魔になったんだ…」
「だから契約を破棄することはできないんだ。ごめん…」
すると春香は首を振って
「いいの、恭助君が謝ることじゃないし、契約したのは私だから…ところで…その…」
急にモジモジした。
「ねぇ…やりたいの…なんだか我慢できないの…昨日やったばかりなのはわかっているけどでも抑えきれない…」
しょうがない…どうせだめって言っても無駄だろう。3つの曲の2つを演奏し終わったが3つめの淫魔の幻想曲は胸が膨れ上がるのでそのままだと服が破れてしまうので脱ぐ必要があった。さすがに仕立てたばかりのを破くわけにはいかない。あらわになった胸をなぜか春香は隠す。(なんで隠すんだろう?)淫魔の幻想曲を弾き終わると変化が現れた。胸が膨らみ始めたが成長した胸はいつもより大きくなり、膨乳が終わる頃には春香の姿が見えなくなっていた。
「もしかしてこの胸の谷間を潜り抜けろと?」
「それ以外方法はないだろう。」
しょうがない…谷間に入り込んだが両サイドから胸の圧力がかかる。やっと春香がいるベットまでたどり着いた。
「ほとんど部屋いっぱい大きくなったね…」
「君の姿が見えなくなるぐらい大きくなるとは予想はついたが…これまでとは…」
「ごめん、早速だけどいかせて欲しいの。」
え?早すぎはしないか?思ったが
「だって…恭助君が入ってくる感覚がなんともいえなくて…」
それを言われるとこっちが恥ずかしくなる。だけどこの子いったらいったで積極的になるので少々それが苦手だった。
「いかせてくれないの?だったら自分でいくもん…」
止めようとしたがすでにいってしまった。積極的なほうはどうも苦手だった。
「おい!恭助!春香の夢の中に入るぞ!淫魔の気配がする!」
淫魔?さっき言ってた…と思っているうちにワープの感覚がした。春香の夢の中は亜空間のようになっていた。ふと春香が寝そべっていたのを見つけた。その横に女の人がいたが…あれが淫魔か?
「今あなたと一緒にいる子がそうなのね…」
「はい…」
何を話しているんだ?
「じゃあ、いまから淫魔にしてあげるわね…」
「はい…」
なぜ?なぜ淫魔になるんだ。止めようとした瞬間現実世界に戻されてしまった。
「なんで戻すの!?」
「スマン…妨害を食らってしまった…多分春香の夢の中にいる淫魔に気付かれたようだ…」
春香はまだ眠っているが次に起きたときには淫魔になっている。
「ううん…」
起きてしまった!どんな展開が待っているんだ?そして僕が見たものは…