転校生

pop 作
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わたしはエマ。事情があり日本で暮らすことになりました。
父の国日本に来て一番驚いたことは、みんなあまりにも小さいことです。
父はたった180cmしかありませんが、ここでは大きい部類にはいります。
わたしは中学校一年生に編入しましたが、わたしが2歳年上の15歳ということを差し引いても、まるでみんな小人のようです。たしかにわたしはちょっと大きめですが、まるでガリバーのような状況に戸惑いを隠せませんでした。
そう、わたしは大きな少女です。身長は去年2メートルの越えましたが、まだまだ止まりそうにありません。体重も200キロにリーチがかかっています。
そして…胸。自分でも驚くほど巨大でとても重く、ブラジャーなしでは皮膚が引っ張られ、軽く駆け足でもしようものなら、右に左に上に下にとあばれまくる2つの水風船を、両腕でかかえ込むようにしてでも、痛みでたえられたものではありません。最近重さを計ってみたら、片方で20キロほどもあります。
ここまでかくとバストサイズとかカップサイズとか気になるでしょうが、トップバストは普通の状態では計りようがありません。誤差が何十センチ単位ででるからです。それでお風呂につかって胸をお湯に浮かべて計るんですが、最新のデータではアンダー120のトップ200くらいです。カップとかはわかりません。ちなみにウエストは100、ヒップは140ってとこでしょうか。
洋服や下着はどうしているのかというと、実は母が大きな人で、大きめのショップに精通していて、今まではどうにかなりました。でも半年ほど前に母とならんで、(あれっ、わたしの方が背が高い!)って気づきました。おなじころブラも窮屈になったので「ママ、ブラが少しきつくなったみたい。次のサイズ出してよ。」っていつものように言ったら、困ったような顔でこう言いました。「エマ、それはわたしの一番大きかった頃のサイズよ。もうそれより大きなのはないの。ステッグマイヤーさんの店で作って貰いなさい。あなたはほんとに大きな女の子になったわね、まだ14歳だというのに…」
その時作って貰ったブラも、いまではかなり乳房をおしつぶすようにしてなんとか付けられるかなって感じで、すでにお蔵入り状態目前です。
でも日本に来るのは急々にきまったので、新しいブラをオーダーする間がなく、仕方なしに日本で作ることになりました。
その時の様子はもう語り草です。そのショップは日本でも有数の大きなサイズを扱っている専門店なのだそうですが、店で一番大きなサイズは120Lというのらしく、“華奢”な30歳半ばの女性店員が、見るからに小さい、あまりにも小さくみすぼらしいそれを、まず付けてみろと言うのです。狭く、頭が仕切りから飛び出して店内の様子が丸見えの試着室で、苦労して冬服を脱ぎ、付けていたブラを外したんですが、すでに窮屈というより、胸を押し潰し四方から肉をはみ出させ歪めている半年前に誂えたブラより新しく付けるように言われたそれが、半分くらいのカップサイズしかないのです!
それでもなんとか付けてみようと努力しました。先に肩帯を通し、カップを乳房の上に乗せ、背中のフックを留めようとしたのですが、どんなに乳房を押し潰しても留りそうにもありません。それで先に乳房を押し分けあげて、乳房の下にその小さなブラを挟み、背中のホックから先に留めようとしました。アンダーはほぼぴったりで、なんとかなりそうな気もしましたが、背中の7つしかないホックを留めた後が問題でした。約40キロもある両乳房の下側で押し潰された小さなブラを、なんとか引っ張り出して乳首だけでも収めようと努力したのですが、アンダーが丁度ぴったりなので、その小さな小さなカップにどう足掻いたって、わたしのこの大きく重く張りのある二つの膨らみを押し込むことなど到底不可能だったのです!!
その時、仕切り越しに“華奢”な店員さんと目があい、「お客様、いかがでしょうか?」と言うなりいきなりカーテンをあけてしまったのです!
「まあ!!!なんて……」その店員は目を見開いて絶句しています。
「すみません、これ小さすぎて…」と両乳房を掻き分けて、無残に押し潰されたブラを示しました。
「まあ!付けてらしたんですか?全く見えませんでした。すみません、それわたしのサイズなんですよ。わたしが特別に大きなサイズなので、120Lというイレギュラーなサイズまで扱っていたのですが…。今までこのサイズより大きな方はおられませんでしたので…。お客様は随分お背が高いのでサイズを見誤りました。それにしても着痩せしてみえますね。あっ後ろをみるとアンダーは丁度よさそうですね。」
そう言って驚きつつもてきぱきと各所を計測する店員さんですが、脱ぎ捨てられたブラをみて再び驚愕しました。「この大きなブラが窮屈なのでしょうか?」
「ええとても。裸で計ってもちゃんと計れないでしょう?一度付けてみましょうか?」そう言って馴れた手つきで自分のブラに無理やり乳房を押し込み胸を張りました。「どうです、もう随分小さいんです。早く新しいのが必要なんです!」
「まあ、なんて……。わたし185cmで120キロくらいあるんですが、今日ほどわたし自身を小さい人だと思ったことはありません。」と“華奢”な店員さんが感嘆の声を上げました。
「わたしが12歳の時丁度そのくらいでした。もう3年も前ですが。」
「それではお客様、まだ高校生なのですか!?どうりでお肌の張りが…」
「いえ、9年生です。でも実は最近日本に来まして、新学期から中学校一年生に編入することになっているのです。」
「じゃあわたしの娘と同級生だわ。娘もわたしに似て発育が良いと思っていたけど…」
「わたしは桜ヶ丘中学校に行くことになっています。」
「まあ、遙と同じ学校!!あっ遙、丁度いいとこに帰ってきた。ちょっとこっちにいらっしゃい!」
「ただいまぁ、なあにママ。それよりまたブラがきつくなちゃったあ。もういやだよ、これ以上大きくなるの。Iカップブラが小さくなったなんてはずかしくて誰にもいえないよお。」と満更でもなさそうにそう言う声の先には175センチ85キロほどの小さな少女が立っていました。

(続く)