リレー小説「七星魔王」外伝 「七日町蘭子」

バディムの人 作
Copyright 2021 by Badelimunohito All rights reserved.

私は七日町蘭子。超元気印の女の子!胸はAカップ!
私には憧れの先輩がいる。
先輩はEカップの女の子としか付き合わないらしい。
私には絶対無理って感じ。
でも、私は諦めない!何とかして、胸を大きくして見せる!
そんな時、私の幼なじみである諸星直子が薬をくれた。
それは胸を大きくする薬らしい。私は薬を飲んだ。すると、胸がとても大きくなった。EカップどころかGカップぐらいあるかも。
私は先輩に告白した。先輩はOKしてくれた。やったー!
これも直子のおかげだよ。私は親友にお礼を言った。何だか、直子は複雑そうな顔をしていた。
私は先輩と付き合えてとても楽しい。先輩はHな所があるけど、優しい人だった。勉強やスポーツもできるし、話していて楽しい。
気がつくと、私は直子と一緒にいる時間が減った。
どうかと思い、再び直子と話す。
直子は気を悪くしていなかった。いつも通りだった。
それから時が経ったある日のこと。私は最近話題のグラビアアイドルの写真を見た。
奈緒という名前らしい。何となく、直子に似ていると思った。
でも、直子と違って、この人はむちゃくちゃ太っていた。直子はいつも通りのスレンダー体型だ。
どう見ても、同一人物ではない。
しかし、私は妙に引っかかった。
試しに奈緒の写真を買ってみる。
やはり、直子と表情が似ているように感じた。
私は直子に、奈緒という親戚がいないか尋ねてみた。
直子はそんな人はいないと否定した。
調べてみると、私の学校には奈緒という人がいた。どうにも直子と会っているらしかった。
私に隠れてこそこそと。
そりゃ、恋人が出てからあんまり直子に構ってあげなくなったけど、なんだか寂しい。
私は奈緒さんに会おうとした。絶対、直子と奈緒さんには関係があると思ったから。
ところが、どこを探しても見つからない。
きっとどこかにいるはずなのに……。
私は奈緒さんが参加しているイベントに行ってみた。ゲームのヒロインに扮する物だ。
私はゲームにあまり詳しくない。でも、何となく直子がやりそうなゲームだと思った。
直子はオカルト好きだ。それが高じて、ファンタジーなゲームにも手を出していた。
奈緒さんが出てきた。どうやら痩せたらしい。それでも、バストサイズは100以上ある。
同じ女性として、ちょっとうらやましいな。私もGカップあるけど、奈緒さんはさらに大きいから。
そして、私は直感的に思った。
奈緒さんは直子だ。本人としか思えない。ちょっとした癖が妙に似ているのだ。
私が薬で胸を大きくしたみたいに、直子も大きくしたとか?でも、学校にいる直子の胸はいつも通りだった。胸の大きさを自由に変えられるとか?ちょっとずるくない?
何にしても、私は奈緒さんと接触しなければいけないと思った。
残念ながらゲームのイベントではすぐに帰られてしまった。
私は直子に問い詰めた。
奈緒さんと直子には関係があるんじゃないかと。直子はただの知り合いだと否定した。
嘘つき。絶対に何か隠している。そうじゃなければ、あんなにそっくりになるわけがない。
私は直子の後を付けた。友達に協力してもらい、直子の動きと奈緒さんの動きを調べた。
そして、ついに2人がいる場所にたどり着いた。
蘭子。2人が同時に私の名前を呼ぶ。やっぱりこうしてみると、2人はそっくりだ。体のサイズ以外は。まるで双子のよう。
直子。私は名前を呼んだ。奈緒さんも反応してしまった。
やっぱり、奈緒さんも直子だった。奈緒……直子は隠しきれないと思ったのか、真実を話してくれた。
直子は変わりたいと思った。そこで、クローン技術を使い、自分を作った。私の相手をさせる用だ。
本人は奈緒を名乗るようになり、グラビアアイドル活動を始めた。
なんで変わりたいと思ったのか。
直子は私が好きだった。でも、私は先輩と付き合ってしまった。
直子の恋は告白することも無く、終わってしまった。
そのコンプレックスから、直子は変わろうとした。
私にとって、直子は大切な幼なじみ。例え先輩がいなくても、私は付き合わない。
直子は泣きだした。私は直子を慰める。直子は昔から、思っていることを表現するのが下手だった。
私はそんな直子がどうにも放っておけなかった。恋人にはなれないけど、それでも私は友達でいたい。
直子は泣き止んだ後、すっきりした顔になった。私は直子を応援することにした。
もう1人の直子は直子2号と呼ぶことにした。2人の直子は私のネーミングセンスに呆れていた。
これが私なんだから仕方ないでしょ。
直子は元気にグラビアアイドルをしている。いつか直子も素敵な恋ができたら良いな。もちろん2号も。