太古の昔、二人の神々がいた。空の女神スカイリィアと地の女神アースクルトである。
二人の女神は、この地ユールランドにさまざまな生き物を生み出し、やがてユールランドは約束された豊穣の土地になった。
だが、地の女神アースクルトは禁を犯し、人間に自らの知恵を分け与えてしまった。
そして空と地の均衡は崩れてしまった。それに対し空の女神スカイリィアは...
「そんな昔の事なんて別にどっちでもいいのよね。会えるわけでもないし。それにしても...色々便利になってるよね。街中に行けば依頼のある人が頭の上に看板出して、ずっと外に立っててくれるし。でも、『誰それに会ってこい。』って言われたと思ったら、『モンスターを何匹倒して来い。』とか、『何かを何個持って来い。』とかさ、よくそんなに同じ事言えるよね?って思うけど。それが終わったら『誰それのところに行け。』ってさっきのひとじゃない!とか。ほんとからかわれてるのかな?って思うけど、言われたとおりにやってるとお金とかアイテムとか経験値もくれたりしてなぁんにも考えなくてもいいのよね。楽っていえば楽だけど。なーんか、流れ作業で大量に冒険者のレベル上げをしてるって感じよね。」
さきほどから、なにやら独り言を言ってるこの娘。
ティリア=ウィルウィンド。レベル12。ウィッチ。エルフ族。年齢は不詳。冒険者2日目である。
「それにしても、エルフの街っていうから、もっとすっごく森の中にあって静かな所かなって思ってたけど、ごちゃごちゃしまくってるよね。道の真ん中とかにも平気で座ってて、さらに看板まで出てて、歩くのも大変なんだけど。それに、看板見て覗いてみたら売り切れてるとか。それならいいけど、売ってるもの違ってたり、レアによく似たゴミを高値で売ってるとか。あれって犯罪にならないの?なんであんなの誰も取り締まらないのかなぁ?」
ティリアはため息をついた。もともとエルフの彼女はあまり人ごみは好きではなく、当然エルフの集まる街なら落ち着けるだろうと思ってたのだが、現実は彼女が思い描いてたものとはかなりかけ離れていたのであった。
「...まぁ、いいわ。それだけお仕事も多いって事だからね。早速、地図を開いてっと。転職したてで、色々欲しいから何かおいしそうなのないかなー?あら?こんな街のすみっこにも依頼あるのね。レベルあがったからかな?いってみよっと。」
ティリアは街外れの、地図にイベントマークが記されなければ通り過ぎてしまうような何の変哲もない家へと入っていった。
「こんにちはー!依頼みせてください。...ふむふむ。『ビルトスさんに会いに行け』。『チョコレートを10個集めろ』。250jz。倒すのはペンペン..なんでチョコなんて持ってるのよ?あれかわいいから、ちょっと気が引けるし、あんまりおいしくないから...パスっと。う〜ん。やっぱりあんまり変り映えしないものばかりよね。でも、贅沢も言ってられないしどれにしようかなー...。あら?まだあるのね?」
ティリアはノーマルクエストとは違うスペシャルクエストを見つけた。レベル10の転職など、特別な条件の時でるのがスペシャルクエストであり、普通のクエストとは違うマークで示されるのだったが、なぜか重なっていることもあり、彼女は「そのせいかな?」と思ったのであった。
「こんなところにスペシャルがあったのね。えーっと、『特上のミルクを集めてほしい。』えっ?これだけなの?場所は『ロックヒルG-5のプライベートダンジョン』。あー、ちょっと遠いよね。前に一度行った時、入れなかったあそこかー。なるほどPDだったのね。えっと、手順はっと...『洞窟内でカスタムスライムを見つけ、特上のミルクを入手しろ(0/1)』あら?他に何も書いてないけど、なんだかやけに簡単そうに見えるけど?あっ!でも、PDの1匹でいいって、ちょっと強めなのかな?どうしよー?うーん。PDだから一人でも大丈夫っぽいし、スライム系って戦士は辛いけど、ウィズは結構楽なんだよね。足遅いし。ちょっといいかなー?でっ!肝心の報酬は『1500jz』。うーん。ちょっと遠いけど、さすがに普通のものよりおいしい...かな?えっとアイテムは...『魔道師のローブ』。おおっ!ちょうど転職して欲しかったのよね。お店で買うと妙に高いし。露店はボッタ多いし。これいいかも。よし!うけよっと!」
ティリアは商人の様な打算をし終えると、クエストを受け、よくわからない魔法の光の道なりにロックヒルのPDへと向かった。
「よっと!ここがPDの中ね。洞窟なのに思ったより明るいわね。これなら大丈夫かな。えーっと、カスタムスライムってどこにいるのかな?」
ティリアは地図を見ながらダンジョンの奥へと進んだ。普通は対象のモンスターが表示されるのだがなぜかお目当てのスライムはどこにいるか解らず、とりあえず進んでみる事にしたのである。
やがて洞窟の一番奥の行き止まりになっている場所に着いた時、『ぶぅぅん。』という音が上のほうでして、何やら装置らしきものが起動した。
「うーんと、あれは何かな?何かのマジックアイテムっぽいけど。鑑定のスキルないから解らないよ。って!目の前にいる!そっかー、誰か来たら現れるようになってるのね。手がこんでるねー。」
洞窟の行き止まりの壁あたりがぱぁっっと光り、普通のものよりかなり大きめのスライムが姿を現した。
「これがカスタムスライムね。こいつがミルクを持ってるのかな?ちょっと大きいけど、まぁ、セオリー通りやってみようかなっ!」
ティリアはすばやく距離をとり、クリスタルロッドを構えた。
「ファイアーボール!!」
ロッドから火が噴出し、球状に固まりそして放たれた。炎の玉はスライムへと命中しスライムの一部が消え、不気味に這い寄る動きを牽制した。
「うん!やっぱり大きくても有効ね。じゃあ、いくよ!エクスプロージョン!!」
ファイアーボールの当たった場所にかなりのエネルギーが集まる。収縮された力はそのまま一気に開放され爆発へと変る。激しい音と共に、あたりには煙と水蒸気のようなものがたちこめた。
さらにコンボをつなげて一気にかたづけたいティリアであったが、とりあえず状況が把握できるまで警戒しながら待つ事にした。やがて、煙のようなものが薄れ始め、スライムの姿が顕になってきた。
「きいてるねっ!半分くらい吹き飛んじゃってるし。あとは、エクスプロージョンのリキャストまでアイス系コンボで足止めしておこうかな?はぁーい。アイスボルト!!」
ティリアはお決まりの必殺コンボをつなげようと再びロッドを構えた。
まさにその時、『べちょっ』っという音がし、急に頭上から何かがティリアの頭の上にぼたぼたと降ってきたのだった。
「きゃあぁぁ!!な、なに?!ス、スライム?!ってどこから来たのよ!!!」
突然の事にティリアはあわてて反撃しようとしたが、自分の体に張り付いてるものに呪文を撃つ事はできず、ロッドで叩いたり、手で剥がそうとするくらいしかできなかった。
その間にも、スライムはどんどんとティリアへと降り注ぎ、頭のほうから体のほうへとゆっくりと広がりつつあった。
「き、きもちわるぅぅいっ!!って、まさかこいつ毒とか持って..ないよね。それは大丈夫そうだけど...けど、こんなのどうやって攻撃したらいいのよ?」
ティリアが次の行動を迷ってる間にも、スライムはどんどん体を包み込み始め、そしてすっぽりと包み終わると、今度はティリアのローブを溶かし始めた。
「えっ?な、なに?!って!きゃあぁぁ...!!」
除々に露わになっていく自分の裸に、ティリアは悲鳴をあげた。ロッドを投げ飛ばし左手で胸を隠し、右手で大事なところを隠しながらその場に座り込んでしまった。
だが、その隙をスライムは逃さなかった。悲鳴をあげ大きく開いたティリアの口へと一気に流れ込んだのだった!
「...あぁぁ!!、んっ!、むぶっ!、おぉぅ、ううぇ、ふんぐっ...」
悲鳴が突然かき消され、いきなりの侵入者にティリアは吐き気をもよおした。
だが吐き出されるどころか、そのまま食道を通り胃のほうへと何か得体のしれないものが入っていくおぞましい感覚にみまわれるのだった。
「げほっ!げほっ!う、うぇぇ...はぁはぁ...ま、まさか、わたし、スライムを飲み込んでしまったの?! どうしよ!攻撃するどころか、毒でも出されたら何もできないまま死んじゃうかも!」
一気に形勢逆転どころか、死の恐怖まで押し寄せてきて、ティリアはパニックに陥った。だが、その隙が更なる隙を生むこととなるのであった。彼女は、やってはいけないミスをしてしまった。まだ戦闘中だったのである。彼女の目の前にいたスライムの半身は彼女に忍び寄り、天井からのものに気をとられてる間に背中へと回り込んでいたのであった。
「っ!つめたい!まだいたのね。ちょ、ちょっとやめなさい!こ、この!離れなさい!うぅっ!気持ち悪いから這い回らないで。やめてぇぇ!!」
スライムは背中から胸のほうへと回りこんだ。彼女も必死に剥がそうと試みたのだったが、彼女の体に吸い付くように這い回る悪魔にはまったくの無駄であった。
スライムは彼女の透き通った少し上気で薄いピンク色に染まった、張りのいい乳房を下から包みこむようにまとわりつき、そして彼女の胸を上下にもみ始めたのだった。
「や、やめて!いやあぁぁぁ!胸をもまないで!うんっ!くっ!だめぇ!やめてぇぇ...えっ?!な、なんなの?これ?お腹のあたりから何かがあがってくる?!ふぁっ!む、胸が 熱いよっ!ひっぱられるぅぅ!!」
ティリアは体がびくつき、そのまま仰け反るような体勢になってしまった。乳首はむくむくっと立ち、さらに伸びきれなくてぴくぴくと痙攣をしはじめた。そして、スライムに覆いつくされ、まるで緑色の手にもまれ続けてるかのような乳房は、スライムごと小刻みに震え始めた。
ぐぐぐっ!ぐぐぐぐっ!
「ふ、ふわぁん!む、胸が!胸がふくらんじゃうぅぅ!!」
ティリアの多少小振りながらも、なだらかで綺麗なカーブを描いてた胸がいきなり膨らみ始めた。
自慢のはりのあるプリンのようなきめの細かい胸は、一呼吸ごとに横に、下に、そして上へと『むちむちっ』と膨れ上がっていった。
彼女のおしとやかだった胸は、今や、つややかで、はちきれんばかりの淫靡であふれた西瓜の様なおっぱいへと変えられてしまったのである。
「ふぁぁっ!あぁん!あんっ!む、胸が熱いよぉ!じんっ!じんっ!って。あぁぁあん!熱いよぉ!熱くてぱんぱんに張ってて苦しいよぉ。あふぅ!。いやぁ。これ以上胸をもまないでええぇ..」
スライムはなお、ティリアのはちきれんばかりに実った、たわわなおっぱいをもみ始めた。
人間の男なら、その重さと大きさで持て余す様な巨大な果実を、外側から包み込み、そして全体で揺れるようにして彼女のおっぱいを再び犯し始めたのだった。
「ふっ!あぁぁん!うんっ!むね、あぁん!おっぱいがまた膨らんじゃうぅぅぅ!!」
ぐぐぐぐぐっ!!むちむちむちっ!! ぶるん! ぶるんっ!
限界まで膨らんだかのように見えていたティリアの西瓜のようなおっぱいがさらに勢いを増しながら膨らみ始めた。上に横に下に、あらゆる方向に『むくむくむくっ』と膨れ上がりはじめた。はちきれんばかりの西瓜はさらに割れんばかりの卑猥なビーチボールへとその姿を変え、さらにビーチボールは限界まで膨らんだ二つの淫らな肉の塊へと変化してしまったのだった。
ティリアは欲望でぱんぱんに張り詰めた二つの巨大な乳房をもはや、ももや腕、あごなど、体全体で抱え込むしかなかったのだった。
「ああぁ。おっぱいがこんなに大きく...ううぅん。おっぱい重いのぉ!熱いのぉ!ぱつんぱつんに張って苦しいよぉぉ!!それに、まだあそこがせつないよぉ!」
膨乳のほうは止まったように見えたが、ティリアのおっぱいは、依然、はりさけそうな位にぴちぴちに張り詰めながら、まるで中からなにかに押し上げられるような苦しみにぷるぷると小刻みに揺れながら耐えていた。
あたかも、それを見計らったかの様にスライムは彼女の巨大な乳房を這い回り、そして今や彼女の手が届きそうもない先端のほうへと移動した。
そこには、巨大すぎる胸にはあまりにも不釣合いな乳首がびくっびくっと痙攣しながら、親指大になりながら精一杯、頭を持ち上げていたのだった。
スライムはティリアの乳首にまとわりつくと、上下にと激しくしごき始めた。
ぎゅっ!ぎゅ!ぎゅぎゅっ!
「ひ、ひぐぅぅぅ!ち、ちくびはやめてぇぇぇ!!だだめめぇぇ!!感じちゃうぅぅ!!」
いきなり張り詰めた乳房の先端にある乳首をしごかれ、ティリアはこれまで以上に一気に押し寄せてきた快感に、頭が真っ白になってきていた。
今まで必死に耐えてきた乳首もいきなりしごかれ、ついにその欲望を解き放ち始めた。
むくむくむくっ!ぷくぅぅ!
それまで何かに押さえつけられていたものが一気に消え、乳首はぐんぐんと大きく、そして太くなっていった。親指大だったものがつややかなリップへと形を変え、そして微かに震えていた小さな乳輪も、ぷるぷると揺れ始めたのだった。
ごしゅ!ごしゅっ!ぬちゃっ!
「ふああぁぁん!ち、ちくびが膨らんでいっちゃうぅ!乳首がじんじんするのぉ!もっとしごいてぇぇ!あぁぁん、熱いのぉ!感じちゃうぅぅ!!」
乳首は尚もしごかれ続けた。艶やかな色を放つリップはさらに大きくそして太くなりながら、ついには左右に揺れながら極太のソーセージのようにそそり立ち、銅貨ほどだった乳輪は、まるで小さなカルメラのようにぷくぅっとふくれながらぷつっぷつっと小さな膨らみを作っていったのであった。
「あっ!ああー!いっちゃうぅ!乳首に何か来てるのが、気持ちいいのぉ!あっ!あっ!いっちゃう!乳首しごかれていっちゃうよおぉぉぉ!!」
『ぶっ、ぶびっ!ぶびゅうぅぅ!!』
「あぁん!でてるぅ!おっぱいからミルクいっぱいでてるうぅ!」
ティリアの二つの大きなミルクタンクから勢いよく噴出すミルクの音がいつまでも洞窟に鳴りひびいた。
エルフの街、ノースウッド。今日も、大勢の冒険者が慌しく行き交っていた。
そんな中、一人の冒険者が街外れのある小さな家へと入っていった。
冒険者はカウンターのところまで来ると、白い液体の入ったビンをとりだし、それを、ことりっと置いて言った。
「はい、これね。それで、この依頼。また受けられるかしら?」