「空港が見えてきたよ!」
前の方に座っている飛鳥の声だ。空港に到着するとバスを降りて
「さあ、今度は飛行機でレッツゴー!」
生ハミ乳を気にもせず堂々と374センチを揺らしながら歩き出す。
「みんなも早く行こうよ」
三人も覚悟を決めていたが、周囲の熱い視線を感じて少し恥ずかしそうにうつむく。
「何してんのー早く!早く!」
そんな彼女達の気持ちとは裏腹にユッサユッサと胸を大きく揺らしながら飛鳥は手招きをする。
その光景を見ていた男性は鼻血を噴きながら
「すげー乳、かっかわいー」
女性は自分の胸と比較しながら
「おっきなオッパイ!羨ましいなー」
母親に手を引かれた子供からも
「ママーあのオッパイすごくやわらかそーだね」
そんな声を聞いてみんなから羨望されていることに気が付く
(みんな大きなオッパイが好きなんだ)
「飛鳥!待って〜」
そう言って駆け出す三人、ユッサユッサと揺らしながら追いつく、彼女達の通った後にはため息と鼻血が広がっていた。・・・
出国手続きを済ませいよいよ搭乗口へと向かう。
「へーファーストクラスってやっぱ違うわねー」
キョロキョロしながら魅鈴が言う。熱い視線にも大分慣れてきたようだ。
「ホント!エコノミーとは全然違うねー」
「私なんかヒコーキ初めてだからさっぱりぃ〜」
「みんなこっちよ!」
流石に飛鳥は慣れたものだ。機内に入ると早速みんなに説明を始めた。
「いい、こうやってシートを一番後ろまで押すでしょそれから肘掛をたたんでと、ほらねこうすると楽に座れるでしょ」
そう言って飛鳥は三人分のシートに座ってみせた。だがまたしても窮屈そうだ。
(まっまずいな次回は自家用機を買ってもらおうかな)
みんなも同じ要領で座席を造った。冷房の効いた機内でたったこれだけの作業をしただけで汗が噴き出し着ていた物が濡れていく、大きなモノにピッタリと吸い付き先端の突起も形を現した。
「でもさー飛鳥、ファーストクラスを一人で三人分も使うなんていいの?」
重そうな胸を揺らしながら瑠璃が尋ねる。
「ちゃんと予約してあるから大丈夫よ!」
「いやーそういうことじゃなくて、お金のことよ」
少し小声で聞き直す。
「もちろんよ!私がみんなを招待したのよ、そんなちっぽけなこと気にしない気にしない」
「さつすがーお金持ちー」
今度は里美だった。汗で濡れたTシャツが乾いたころに機内食が配られる。
「待ってました!朝ゴハン食べれなかったからお腹ペコペコ!」
魅鈴がはしゃぐ、しかし何処に置いて食べればいいのか迷っていると瑠璃が
「こうするのよ私と飛鳥がいつも学校でやってるでしょ」
ゆったりとした波を打つ胸に乗せて器用に食べている。
「なるほどね、えーとこうやってオッパイの上にのせてと」
その様子を見ていた里美も真似をする。魅鈴と里美には初めての経験だった。
「結構難しいなー」
「あちぃっ!」
「つめたぃ!」
「きゃー」
と二人の声が聞こえてくる。やっとのことで食事を済ませるとお腹もいっぱいになり、昨夜の夜更かしも手伝って10分くらいおしゃべりをして一同は爆酔した。・・・
「間もなくフラダンス空港に到着いたします」
機内のアナウンスで里美が目を覚ます。眠そうな目を擦りながら窓の景色を見ると
「海だー!ねーみんな起きなよー早く起きなよー」
みんなも目を擦りながら起きだす。窓の外を眺めるとマリンブルーの海が広がり空港が見えてきた。
「ついに到着ね!」
一気に眠気も吹き飛んだ。・・・
空港を出る時には四人とも胸を揺らして堂々と歩いている。
「あーハワイ最高!」
瑠璃は両腕を上に上げて大きく背伸びをした。
「見えてる!見えてる!」
里美が自分の胸の先端を指差して合図を送る。
「きゃっ!」
慌てて隠そうとするが時既に遅し、周囲は鼻血の海となっていた。真っ赤になった顔でぺロッと舌を出し、照れて笑う。滅多に見せない表情だがハワイの眩しい日差しがそんな瑠璃の笑顔を引き立てた。
その時、少し離れたところで声がした。
「飛鳥!ここよ!ここ!」
手を振りながら駆け寄ってくる。しかも大きな胸を凄い勢いで揺らしながら徐々に近づく
「ハーイ!美樹姉!」
飛鳥も応えて手を振る。息を切らしてやっと四人のもとに来た。
「うわーしばらく見ないうちに成長したわね!」
彼女はそう言って飛鳥の胸を触りながら続けた。
「今いくつあるの?」
「374よ!」
飛鳥は胸を張った。
「ねーねーこの方どなた?紹介してよ」
今度は魅鈴が話しかける。
「あっゴメンゴメン、紹介するは霧島美樹さん、美樹姉が大学生の時に私の家庭教師をしてくれてたの、大学を卒業してからは新宮寺アイランドで働いているのよ、そんで今日は私たちを迎えに来てくれたってワケ」
「みなさんはじめまして霧島美樹です。歳は22、チャームポイントはオッパイです。今回の旅行を十分楽しんでもらうためにお手伝いするので遠慮しないでね!よろしく」
美樹はイルカをモチーフにしたブルーのアロハシャツに白いホットパンツ姿で、巨大な胸を張り、片手で軽くポンと叩いた。巨大な双球はシャツの中に納まっていたが大きく波を打ちいつまでも揺れている。
瑠璃、里美、魅鈴の三人を紹介すると美樹は
「へー中学の同級生なんだ、仲良し四人組っていうことね!みんなのサイズはいくつなのかしら?」
「瑠璃が359!里美が293!魅鈴が262よ!」
答えたのは飛鳥だ。
「みんな中学生にしては立派ね!」
「美樹姉も凄く成長してるじゃない、いくつなの?」
「よくぞ聴いてくれました!5日前にやっと突破したのよ!408センチ!」
そしてまた胸をポンと叩く、どうやら癖のようだ。
(私もまだまだね、ガンバ、ガンバ)そう思う飛鳥だった。
「さあ行きましょう!もうバスが出発するわ」
バス停に着くと大型バスが停まっていた。側面には美樹のアロハと同じイルカに『SINGUJI ISLAND』の文字が描いてある。
バスは中央のドアが大きく開くタイプでドアを境に前はノーマル、後ろは例の改造が施されている。飛鳥を除く三人は初めて見る景色にはしゃいぎ、美樹の説明に耳を傾けている。
しばらく走ると船着場に着き今度は船に乗り換えた。機内から見たマリンブルーの海を興味津々に覗き込む
「綺麗な水ね!ほら海底が見えるしお魚もたくさんいるよ」
瑠璃が笑顔で話しかける。
「ホント!湘南とは違うね」
今度は里美
「ショーナンですよっ!」
魅鈴のオチに一同沈黙。
こうして海の波に揺られ、胸の波に揺られながら船は進んで行く
「さあ!見えてきたわ!あれが新宮寺アイランドよ!」
いつ打ち合わせたのか飛鳥と美樹がハモった。
目の前にはヨンダーバードの秘密基地に似た島が広がっている。
青い空、青い海、緑の島全てが彼女達を歓迎し、気分も絶好調の飛鳥が一人で続ける。
「ようこそ!新宮寺アイランドへ!」
飛鳥の家を出て10時間、こうして一行は目的地に到着しました。