リレー小説企画「瑠璃色の華」

15回目(分岐3):樋口耀翠 作
Copyright 2001 by Yousui Higuchi

「うわーおっきい島!すっごーい!」
「島全体がリゾート施設になってるのよ」
「この島全部が新宮寺アイランドってこと?」
「まーそういうことね!」
船を降りてホテルを目指す。
「飛鳥っちは毎年来るの?」
「うん」
「いいなー羨ましい〜」
「さっすがーお金持ちー」
「でもね今日は初めて入るの、だから私もワクワクなの!」
「えっ!どういうこと?」
「あっゴメンゴメン、ちゃんと説明するね去年までは一般のお客さんと一緒のビジターエリアに泊まってたの、今年はね遂にメンバーズエリアに泊まれるのよ」
「飛鳥のお家で経営してるんでしょ?なんでビジターだったの?」
「身内の私でも入れない条件があるの、だけど今年の夏にクリアーできたから」・・・

白い建物が迫ってきた。高さは5階建てで高くはないが、横に広く贅沢な造りとなっている。
エントランスホールに入るとフロントはなく、入り口が二つに別れている。一方には『VISITOR』もう一方には『MEMBER』と表示してあり、メンバー側に入った。
「いらしゃいませ」
その声の持ち主を見て一同はしばし絶句する。ブロンドにチャーミングな笑顔で出迎えたその女性は今までに見たこともない超乳を持っていた。彼女の胸は床に届きそうなくらい大きい、どれ程のサイズなのか5メートルいや6メートルくらいか検討もつかない。
「新宮寺アイランドへようこそ、はじめましてフロント担当のナンシー・アダムスです。飛鳥お嬢様のことは美樹さんから聞いています。噂どおりキュートな方ですね」
「はっはじめまして飛鳥です。よろしくお願いします」
呆然としている彼女達に代わって美樹が三人を紹介する。
「こちらから瑠璃さん、魅鈴さん、里美さんよ飛鳥のクラスメートなの」
「みなさんもとてもキュートですね!遠慮しないで気軽に声を掛けてくださいね」
「さぁ!みなさんこちらへどうぞ!」
まだ意識が遠い彼女達に美樹が案内をする。その先には『MEASURE ROOM(計測室)』と書かれた部屋がある。中に入ると
「初めてのお客様には計測させていただくことになっています。失礼ですが規則ですのでご協力お願いします」
かろうじて意識を取り戻した彼女達から声が上がる。
「えっ計測って?胸、胸をですか?」
「さっき話が途中だったね」
我に返った飛鳥が説明する。
「メンバーの条件っていうのは二つあるの、それは従業員さんにも当てはまるんだけど、一つ目は女性、女の子っていうこと、だから家族でも男性は入れないのよ。もう一つはサイズ、オッパイのサイズが身長よりも大きくないとダメなの今年はみんなで成長したしクリアーしてるから心配ないはよ!」
「さてと誰から行きますか?」
「じゃー私から行くわ」
里美が美樹とナンシーと一緒にカーテンの中へと入って行く。残された三人はナンシーの話題で盛り上がる。
「彼女すっごいねー、やっぱ外人さんって違うのかなー」
「顔もお人形さんみたいに可愛いしぃ」
「でも気になるよね、どれ位あんのかな?」
「後で聴いてみよっか!」
「せっかくだからさー」
そう言って飛鳥はみんなの耳元に小声で話す。
「〇#$★бでи☆ждねっ!」
「うん!賛成!」
「楽しみね!」
里美が戻って瑠璃が入って行く、里美にも飛鳥の計画を伝えた。
「えっーやるやる!」
しばらくして瑠璃と魅鈴が入れ替わり、いよいよ飛鳥の番になった。
「じゃー行ってくるね」
中に入るととても広いことに驚く、胸の大きな女性が三人居ても窮屈さは全く無い。
「さぁー上を脱いでね」
上半身裸になると美樹とナンシーの二人が慣れた手つきで計りだす。メジャーをあてがう度に二人の胸が露になった自分の胸に押し付けられ、やわらかさを感じ体が熱くなっていく。
(うわーやわらかくて気持ちいい、それと香水かな?いい香り)
「374センチ」
声に気付いて我に返ると体がほのかに赤い。
(この感じ、なんだろう?)
ナンシーを見ると、大量の生地を使って作られたアロハシャツには不釣合いな小さな胸ポケットからペンを取り出して記録している。
「次は身長よ」
そのままの姿で身長を計る。
「えーと152センチね、ハイおしまい!」
「あのぅ、ナンシーさん、ナンシーさんのも計っていいですか?」
「えっ!私の、うーん」
「ほらっ何でも遠慮しないでねって」
「OKわかったわ、いいわよ」
「みんなぁーOKよ!入って入って!」
三人も中へと入る。超乳が12個になると流石に狭く感じた。
「美樹姉、私達が計るわ」
メジャーを取ると目を輝かせながら
「じゃーナンシーさん上着を脱いでブラを外して下さい」
ナンシーはシャツを脱ぎ始めた。小麦色に焼けた胸が次第に露になっていく、四人の目は釘付けになり、ボタンが全部外されて前がはだけた瞬間
「すっごいー!」
四人同時に声が上がった。彼女の胸は巨大なブラジャーから溢れて窮屈そうに変形し、やわらかさを強調している。
「うふっ」
食い入る少女達に笑みを浮かべ、いよいよそのブラジャーに手が掛けられた。
ドスン!ドスン!
鈍い音と共に完全に露になった胸は床に着いている。ブラジャーによって無理矢理上に持ち上げられていたその双球は下着の跡がくっきりと残っている。
「すっごいー!」
驚く四人に何事もなかったように
「さぁどうぞ!計ってみて!」
「里美そっち持って、瑠璃は真ん中、魅鈴は目盛りを読んでね」
「魅鈴!どう読める」
巨大な胸に押し潰されながら声が聞こえる。
「あれーおかしいな?260しかないよーこのメジャー変だよっ!」
彼女たちの様子を見ていた美樹が説明した。
「このメジャーはね、センチじゃなくてインチなのだからセンチに直すには2.54を掛けるのよ」
「なるほど!ということは〜260×2.54だから、う〜んと」
「ろっ660、660センチ!」
「そー御名算!飛鳥やるわね!でもナンシーまた成長したんじゃないの?」
「そうみたいね」
平気な顔でケロリと答えた。
「さぁみなさん、そろそろお部屋に案内するから飛鳥、ナンシー服を着て頂戴」
慌てて服を着るとナンシーと別れて美樹は部屋へと案内する。

「彼女すごいでしょ!ここのスタッフでナンバー1の巨乳の持ち主なのよ!オマケに日本語ペラペラだし、可愛いし、私より四つも年下だし、もうー敵わないわよっ」
歩きながらそんな話をしている。
「ハイこちらですよ!このお部屋、さぁどうぞ」
中は四人部屋でとても広い、部屋の設備を一通り説明すると
「会員証は出来次第お持ちしますからどうぞごゆっくり」
美樹は言い残して部屋を後にした。美樹の説明によると、施設全体が胸の大きな人でも快適に過ごせるように工夫されているそうで、ドアやベッド、バス、トイレなどあらゆる物がゆったりと作られている。勿論エレベーターは有るが、階段はなく代わりにスロープが設置されているほどの徹底ぶりだ。
「あっもうこんな時間!」
外を見ると夕日が傾いている。
「シャワーでも浴びて夕食にしましょう」
「賛成ー!ゴハンゴハン」
交代でシャワーを浴びて夕食へ向かった。本場の味ということでハンバーガーに決定。
ハンバーガーショップや部屋へ戻る途中で様々な人に出会った。その誰もがとてつもなく大きな胸を持っている。自分達より小さい方が少ないくらいだ。
「いやーやっぱ世界は広いねー私達なんかまだまだねー」
「そうね、でもまだ中学生だからこれからよ!もっと成長するわよ!」
「ホントホント頑張らなくちゃね!」
「こっちに来る前にミルク飲んじゃったからしばらくはダメかなぁ?」
「まあ焦らない焦らない、明日はいよいよ海よ!夜更かししないで、今日は早く寝ましょう」
結局この後もたわいない話をしてから床に就いた。
各自、頭の中で今日一日を振り返る。
(美樹さんとナンシーさんってオッパイ大きいし、頭良いし、可愛いいし憧れちゃうなー私も頑張るぞっ!)
四人揃って同じことを考えながら第一日目は無事に終了しました。

続く