リレー小説企画「瑠璃色の華」

16回目(分岐3):樋口耀翠 作
Copyright 2001 by Yousui Higuchi

軽い朝食を済ませ
「ビーチに行く前にフロントへ行ってみましょう」
「どーして?早く行こうよ」
「美樹姉に頼んで瑠璃と私の水着を何とかしないとね。それに二人だっていつ切れるかわからないでしょ!」
「んーナットク」
「ついでにTシャツかなんかも欲しいなぁ」
「じゃー行ってみましょう!」
そしてフロントへ
「美樹姉、ちょっとお願いがあるんだけど」
「なんでも言ってちょーだい」
「水着が欲しいんだけどある?それとね上に着る物もなんだけど〜」
「フフッ、みんなオッパイほとんど丸出しだもんね!OKあるわよ!」
そう言って奥へと案内された。その部屋はちょとした倉庫のような造りで、片隅には見慣れない器具が置いてある。
それを見つけた魅鈴が尋ねる。
「美樹さんあれ何ですか?」
その器具は木製のお盆のような物をを二つ8の字に並べ、そこから二本の取手と四本の足が伸びている。足の先には小さな車輪が付いていた。
「あーこれ、これはね私が発明したオッパイ専用台車なの名付けて『乳車』どう使ってみる?」
魅鈴のそばに持ってくると実演して見せた。
「高さも調節できる優れものよ!ここに載せてと、こうやって押すの!」
「へーどれどれ、あっホントに楽ですね!」
「無料でレンタルしてるからいつでも使ってね」
「んーでも使ってる人見なかったけど〜」
着眼点は良かったが、坂道や砂浜ではとても辛いらしい。
「・・・まぁ、たくさんあるからいつでも言ってね」
そう言うとダンボール箱を取り出して
「水着はこの箱の中から好きなのを選んでね」
机の上に箱を逆さまにした。
「えーこれが水着?」
「そーよ、私が発明した水着なの」
中から出てきたのは色とりどりの小さい三角形の布と紐だった。ヤシの実を半分に割った物まである。
「みんなも経験あると思うけど作ってもすぐに小さくなっちゃうでしょ!これだと紐の長さを変えればいくらでも調節できるのよ」
「でもこれって、大丈夫なんですか?」
「普段のブラもこのタイプを着けてるのよ。生地は違うけどね!ほらっ」
美樹はシャツを捲り上げてみんなに見せたが、案の定ピンク色の先端が顔を出している。
「美樹さんズレてますよ」
「ちょっとづつズレちゃうのは御愛嬌ということで、ねっ!なかなかいいでしょ」
みんなは戸惑ったが、他の手段も見つからず、好みの色を手に取った。
「だっ大胆だね」
「いいじゃない!女の子しか居ないし」
飛鳥らしい意見だ。
「こっちの箱には以前、航空会社とキャンペーンをやった時のTシャツがあるから、適当に選んでね」
もう一つの箱を持ってくる。箱にはハワイでも大人気のテレビアニメ『ポコモン』のキャラクター『ピカニュウ』がプリントしてあるTシャツが入っていた。
「あっ!ピカニュウだ!かわいいー!」
「どの色がいいかな〜迷ちゃう」
「後はブラもあげるから、ハイどーぞ」
生地の違う三角形の布と紐を手渡す。
「これで準備OKじゃない!みんなたっぷり楽しんでね!ナンシーも今日は非番だからビーチに行くって言ってたわよ。私も午後から差し入れを持っていくから良ければ仲間に入れてね!」

部屋に戻って水着を着てみる。紐をきつめに締めたせいでやわらかい乳房は三角形を中心に変形している。小さい布は彼女達の大きな胸を一層引き立てた。
「思ったよりしっかりしてるね」
「ホントいい感じじゃない」
「大胆だけど、みんな似合ってるし、可愛いね!」
「さあビーチに行ってみましょう」

胸より小さいビーチボールを小脇に抱えてビーチへとやって来た。
「ひゃー壮観ねっ!」
身長以上の胸の持ち主がビーチに150人位いる。様々な水着を着けて自慢の胸を惜しげもなく揺らしながら駆け回る光景は正に楽園そのものだ。
「ねーねー、あの人すごいよっ!ナンシーさんよりおっきいよっ!」
視線を移すとそこにはブラジャーでは持ち上げることが出来ないほどの胸を持った女性が胸を引きずりながら歩いていた。
「あっちの人も同じくらいかな?」
辺りをキョロキョロ見回すとそんな女性が何人か確認できた。
「みんななに食べてんのかな?」
「まあいいじゃない、それよりも泳ぎましょう」
「うん行こっ」
海へと入っていく
バシャバシャバシャ
膝の上を過ぎたあたりから徐々に胸が浮いてくる。
「オッパイが浮いて軽くなってきたね!」
「楽チン楽チン」
更に深くへ進む、水面が腰の上を過ぎるとほぼ完全に浮いた。
「胸がじゃまでうまく泳げない!」
「背泳ぎ!背泳ぎ!うわー気持ちいいー!最高ー!」
「いつまでも浮いてられるねっ」
「オッパイが浮いてると体が楽だしね!」
しばらくプカプカ浮いていると
「あーっいたいた探したんですよ!私も仲間に入れてください!」
ナンシーが現れた。浮かんだ胸で顔がほとんど見えない。
「ナンシーさん!どうぞどうぞ一緒に遊んで下さい」
「こうして浮かんでると重さも感じないし、気持ちいいですね」
「でもナンシーさん、その敬語なんとかなりませんか?私たち年下だし」
里美が言う。
「はっはい、そうですね堅苦しいですか」
「ほら!またー」
瑠璃が突っ込む。
「ごめんなさい気を付けます」
「フフッまたですよ」
今度は魅鈴が突っ込む。
パシャパシャ、パシャパシャ
「きゃっ冷たい!」
「こらー飛鳥冷たいじゃない!よーし、反撃だ!」
四人は飛び跳ねながら手を使って水を掛け合うが、反動で揺れる胸が発生する水しぶきのほうが大きい。
「よーしっ!大砲よっ!」
見ていたナンシーがジャンプするとバシャンバシャンと音をたてて大量の水しぶきが上がる。
「きゃっー降参!降参!参りました〜」・・・
「ちょっと休憩しよっか」
「そーね、そろそろお腹もすいたしねっ」
「ゴハンにしよーゴハン!ゴハン!」
「じゃー砂浜まで競争よ!よーいドン!」

パラソルの下で濡れた体を拭いていると
「ハイ!差し入れで〜す」
美樹が紙袋を持ってやってきた。美樹の姿をみて、またもや言葉を失う。
「美樹さん、それ水着ですか?」
瑠璃が口を開いた。
「そーよ!私の新作、名付けて『V水着』どう似合ってるかしら?」
その水着は幅のある紐をV字にしただけで、水着と呼ぶにはあまりにも大胆すぎるデザインだ。今のところ乳首はかろうじて隠れている。
「すっすごく大胆ですね、でも似合ってますよ」
「良かったー今日がデビューなのよ!お腹すいたでしょさあ食べて!」
「いっただっきまーす!」
最初に手を出したのは魅鈴だ。袋に手をいれながら
「なにかな〜?んっこの感触は?ハンバーガー?昨夜・・・」
気付いた里美が口を押さえる。美樹は気付いていないようだ。
「いただきますっ、お腹ペコペコだったんです」
押さえていた手を離して
「みんなにも取ってあげるね!」
「良かった!たくさん買ってきたから、思う存分食べてね!」
「はっ、はい」・・・
ハンバーガーを食べ終わると
「向こうにバレーコートがあるからビーチバレーなんてどうかしら?」
美樹からの提案。
「ビーチボールもあるし、三対三のチーム戦でやろーよ」
「じゃー負けたチームはアイスのおごりね!」
「よーし!やっちゃるぅー!真剣勝負よ!」
コートに着くと魅鈴・里美・ナンシーチームと飛鳥・瑠璃・美樹チームに分かれて飛鳥のサーブから始まった。
「いくわよーミラクルサ〜ブ!」
ポゥン、ブルルン、ユッサ、ユッサ胸を振り乱しながら熱戦が繰り広げられる。読者のみなさんが思ったとおり、試合が始まって直ぐに水着がズレて先端が露になった。
「熱いっ!」
太陽の日差しに焼けた砂の上にナンシーの大きな胸が放り出され、たびたび中断された。しかし、後半になると熱中しすぎ誰一人水着を直すこともなく、続けられた。・・・
「やったー!美樹姉チーム勝利!」
「バンザ〜イ!アイス、ゲット!」
「ふぅ疲れたね!さあアイス、アイス」
終わる頃には夕日が傾いていた。・・・

「美樹姉、ナンシーさん今日はありがとう」
二人にお礼を言って別れ、部屋に戻る。
「日焼けしてヒリヒリ痛いよ〜」
瑠璃がシャワーを浴びて出てきた。腰にはタオル、胸の上にはバスタオルを掛けている。
「へっへっぇー、そんなことだろうと思って持ってきたわよ!じゃん『ビーブリーズお徳用』これを使って!」
飛鳥が手渡す。
「いやー助かるぅー貸して貸して!」
ペチャ、ペチャ
「ひゃー冷たくて気持ちいい〜」
瑠璃が体に塗っていると次に出てきた魅鈴が
「あー私にも貸してー」
ペチャ、ペチャ
「オッパイがうまく塗れないなぁー、瑠璃ぃ、瑠璃ぃ、塗りっこしよーよ!」
「まっ待って」
「このほうが効率いいよっ!」
慌てる瑠璃を気にせず胸をくっつけて、上下に動かす。
「んっんっ〜」
魅鈴から声が漏れる。
「ちょちょと〜瑠璃になにしてんのよっ!私もやるから待っててよ〜」
飛鳥は急いでシャワーを浴びて参加する。
「三人でズルイじゃーん!私も私も」
更に里美も加わった。仲良し四人組は互いの胸を擦り付けあいながら上下運動を繰り返えす。
クチュクチュ・・・
最初は面白半分だったが、次第に気持ちが高ぶる。
クチュクチュ・・・
卑猥な音を立てながら
クチュクチュ・・・
誰もが出そうになる快感の声を押し殺しながら続けた。
「んっんっ〜」
乳首が固くなるのを感じながら・・・
グーゥ、お腹が鳴った。
「誰ー、もー気分ぶち壊しじゃないっ!」
全員が動きを止めて魅鈴を見る。
「バレちゃた!」
真っ赤になりながら下を向く・・・
「あっいけない!ママと先生が来るんだ!もーこんな時間、レストランに行かなくちゃ!」
飛鳥が時計を見て慌てる。
レストランで落ち合う約束になっていた。普段は温厚だが時間には厳しく、飛鳥もビビるほどで、それが事業の成功に大きく貢献しているらしい。急いで服を着て、和食レストラン『さざなみ』へ向かう。
「良かった、まだ来てないみたいね、下手に遅刻してなにしてたか聞かれたらマズいもんね!セーフ、セーフ」
「時間通りね関心関心、みなさんどう、楽しんでくれてるかしら?」
席に座った途端にレイと霞がやって来た。
「おば様、先生こんばんは」
挨拶を終えると
「飛鳥もみなさんもちょっと見ないうちにまた立派になったわね」
「ホントみんなどうしたの?」
霞は瑠璃に目を向けながら聞いている。
「なんでか分からないんですけど、急にそのー大きくなったみたいで」
困った顔で瑠璃が答えると
「そーなんですよ、私たちまだ成長期ですから」
飛鳥が助け舟を出す。
「そう、みなさん若いからまだまだ成長しそうね」
レイはあまり気にもせず
「さあ食事にしましょう、このレストラン美味しいのよ、それに明日はダイビングの予定だし、今日は早く休まないとね」
食事中に飛鳥はレイに今までのことを話した。ただし、一部を除いて・・・

続く