「ちょっと,どうしちゃったのそのおっぱい?!」
瑠璃の考えていた事を魅鈴が先に聞いた。飛鳥はあっさりと答えた。
「どうしたの?って,もっちろん成長したのよ。」
飛鳥は自慢げに胸を突き出す。さっき軽く突き出した時以上に圧倒的な重量感とどっしりとした存在感を出す。たっぷんとセ−ラ−服が覆いきれず胸の半分くらい露わになる。圧倒的な質量の差でブラから溢れているのが見える。思わず,二人は息をのむ。
その時,ビリ・・ビリリ・・・とイヤな音がする。
「やっばぁ-い,どっか破れたみたい。」
飛鳥が慌てる。そりゃそうだ表面積に天と地ほどの差があるのだ。今まで服が耐えられたのが奇跡に近い。それにしても飛鳥の膨乳は異常だ。瑠璃もこの三日間でまた膨らみ,
100センチ越えをしてブラも102センチのMカップになり,セ−ラ−服をパンパンにしているのだが,飛鳥の爆乳の前では些細な事でしかなかった。
「ねぇ,触っちゃダメ?」
魅鈴は耐えきれずに言ってしまった。こんな巨大な乳房滅多に見ることはないだろう。
「ちょっとだけだよ」
「やった〜」
魅鈴は飛鳥の胸を服の上から触る。魅鈴の手に合わせて自由自在に変形する。
「あんっ あんまり激しくしないで,ブラがずれちゃう」
「すっごく重いんだね」
「そうなの,体重3キロも増えちゃって」
飛鳥と魅鈴を見ながら,瑠璃も「触ってみたい」と思っていた。それが表情に出たのか飛鳥が
「瑠璃も触ってみる?」
「う,うん」
瑠璃が飛鳥の胸に恐る恐る触れた。瑠璃の両手を目一杯広げても片方すら覆えない。柔らかい。このまま手を入れていったら,埋まってしまいそうだ。それでいてハリがあり瑠璃の手をしっかり押し返す。次に下から両乳を持ち上げるようにする。重いホントに重い瑠璃の細い腕では長く支えていられないだろう。
「重いでしょう,片方だけで6キロもあるのよ」
「両方で12キロ!?」
「そうっ,ブラのストラップが食い込んじゃって。それにしても瑠璃も人のこと言えないんじゃない?」
「えっ?!」
飛鳥が悪戯っぽい笑みを浮かべたかと思うと,瑠璃の背後にまわり,瑠璃の高い高い双球に手をかける,はずだった。飛鳥の手は瑠璃の頂点に届く前に止まった。飛鳥のダブルPカップが二人の間を隔てている。
「んっもう」
飛鳥は自分の胸が圧し潰れるのもお構いなしに,瑠璃の胸を掴んだ。飛鳥の胸は瑠璃の背中いっぱいに広がる,瑠璃は背中いっぱいの柔らかさに急速にドキドキし始めた。
瑠璃の胸は,飛鳥の手では瑠璃の胸の半分も覆い尽くせなくなっていた。柔らかさとハリは抜群だ。
「瑠璃ちゃ〜んま〜たおっぱい大きくなったんでちゅか〜?」
飛鳥がふざけて赤ちゃん言葉で問いかける。瑠璃は耳まで真っ赤になっている。体に力が入らず,抵抗できない。
「いやぁん・・飛鳥ちゃん・や・やめて102センチのMカップです。止めて」
瑠璃はこの間のように答えれば助かると思っていたが,飛鳥は瑠璃の胸の突起に気づいて,その小さな豆をクリクリといじる。
「瑠璃ちゃん,えっちでちゅねぇ〜こんなになっちゃって」
「お願い・・ホントにもう止めて・・・」
瑠璃の足がガクガクと小刻みに震えるのを見て,飛鳥は手を離す,飛鳥の胸の弾力でぽ〜んっと前に押され,そのまま瑠璃は力無くペタンッと座り込んでしまった。
「あれっ瑠璃だいじょぶ?」
飛鳥が声をかけるが,瑠璃は肩で息をしている。
「はぁはぁはぁ・・・もうっ飛鳥ちゃんの馬鹿っ!!」
振り向いた瑠璃の目に涙が浮かんでいるのを見て,飛鳥はやばいと思い,素直に謝った。
「ごめん,調子に乗りすぎた」
「ううん,飛鳥ちゃんも悪気があってやったんじゃないもんね」
瑠璃がすっと立ち上がって言う。
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
「授業始まっちゃうよ!」
魅鈴の呼びかけに二人は急いで座った。しかし,この時二人は気づいていなかった。二人を見つめる熱い視線を・・・
ガラララ・・・
「あ〜授業を始めるぞ,まずは出席をとる元気に返事をするように。あ〜 赤城!赤城!
いないのか?しょうがないな。安藤!何だ,安藤もいないのか?」
眼鏡をかけた中年の国語の先生は出席簿から顔を上げて自分の眼を疑った。男子生徒が一人もいないのだ。そりゃそうだ,朝っぱらから100センチオ−バ−の爆乳と巨乳が揉まれるのを見て,若々しい中学生が反応しないわけがない。
「どうしたんだ?!これは!?」
「男子はみんなトイレで〜す」
魅鈴が明るい声で答える。
「何だ?みんなして腹でもこわしたのかな?」
先生の想像は,全くの検討はずれで,学校のトイレというトイレは瑠璃のクラスの男子で埋め尽くされていた。
「まあ,いいや始めるぞ」
先生は授業を始めてしまった。しかし,中学三年の国語をまじめに受ける者は少ない,
寝てしまう者,塾の宿題を内職する者と様々だ。そんな中,一人まじめに教科書を読む女の子がいた。今時珍しい長い三つ編み,黒縁の眼鏡が特徴でいかにも内気そうな彼女は,
杉山 里美だ。しかし,教科書を読むにしてもあまりにも眼が真剣だ。実は,教科書に隠して,雑誌の付録「これであなた豊かな胸に」という見出しが見える,本には付箋やラインマ−カ−で細かくチェックがいれられている。彼女は胸が小さいことを非常に気にしていて日々バストアップに精進しているのだが全く効果はなく,常々飛鳥や霞先生,そして瑠璃のバストを羨ましく思っていた。
「飛鳥さんは162センチダブルPカップ,瑠璃さんは102センチのMカップ・・・」
里美は静かな教室で周りが全く気づかないほどの小さな声で一人つぶやいた。そして,ノ−トになにやら書き込んでいる。ノ−トにはクラスの女子の中でも胸の大きい女の子のバストサイズが細かく記されていた。さっきの瑠璃達のバストサイズもそうだが,里美は一度も本人にサイズを聞いたことはない。これは長い間数多くの爆乳や巨乳を見てきた里美の特殊な能力でバスト80以上の女性なら,バストサイズとブラのカップを,見ただけで分かってしまうのだ。
「飛鳥さんたった三日で30センチの成長かぁ,何をしたのか聞いてみようかな」
里美は巨乳に憧れる女の子だ,持ち主の体験を聞いてみようと思うが内気な性格で聞けない。しかも,瑠璃は男から女になってしまっていて参考にならない。魅鈴にはとてもしゃべりかけることなど内気な彼女には不可能に近い。霞先生も先生という立場を気にして聞けない。唯一,アプロ−チが出来そうなのは飛鳥だけだった。しかし,いつも聞こうと思ってあと少しのところで聞くことが出来ない。自分が変な女に思われるのが怖かった。しかし今,飛鳥はたったの三日で30センチのバストアップをしている。これほど貴重なサンプルは他にはない。里美は決心した。
「よし!放課後聞いてみよう!」
「どうした?杉山質問か?」
「い,いえ何でもありません!」
つい声が大きくなってしまったらしい。辺りから笑いが漏れる。里美は耳まで真っ赤に染まる。
その日も淡々と授業は終わり,そして放課後・・・
キ〜ンコ〜ンカ〜ンコ〜ン
「じゃあね〜」
「ばいばい〜」
里美は飛鳥と週番なので,教室には二人だけだ。里美は意を決して,日誌を書いている飛鳥に尋ねた。
「あ,あの新宮寺さん」
「何,杉山さん」
飛鳥が顔を上げると,セ−ラ−服の深い谷間をが見える。特注のセ−ラ−服,いっぱいに詰まりはち切れんばかりだ。「里美は自分もこうなれるんだ」と想像し興奮した。里美は震える唇で続けた。
「新宮寺さんはどうやってそんな大きな胸になったの?」
飛鳥は少し戸惑ったが,瑠璃達にした同じ答えを返した。
「成長したのよ。ただそれだけ」
そっ気なく答えて,日誌にもどった。しかし里美は食い下がる。
「いや,なんか特別なことしてるんでしょ。マッサ−ジとか,吸引とか」
「別に」
飛鳥はそっ気ない。しかし,さっきよりいらつきをみせている。里美は言葉に詰まり,少しの間沈黙が流れる。
「どうして,そんなこと聞くの?」
「へっ?」
飛鳥の方が急に話しかけたので,里美は間の抜けた声を出す。
「どうして,私の胸のことなんか聞くの」
「どうしてって,私胸を大きくしたくて,新宮持さんみたいなおっきな胸になり・・」
バンッッッ!!
飛鳥は里美の声を遮るかのように,日誌を思い切り閉じ勢いよく立ち上がり里美を睨んだ。立ち上がる際に飛鳥の162センチのバストが重重しく,たっぷんと揺れ波打った。
里美を睨む飛鳥の眼は普段からは想像できないほど鋭く,里美はヘビに睨まれたカエルのようだ。再び沈黙が訪れるが,案外早く破られた。
「飛鳥ちゃん,かえろ〜」
瑠璃が飛鳥を呼びに来たのだった。飛鳥は我に返る。
「ああ,ごめんなさい。私疲れてるのよ。あっ日誌,私が出しとくから」
「ああ,うん。さよなら」
「じゃあね」
飛鳥はたぷんたぷん胸を揺らしながら,瑠璃のところへ行く。
「待った?」
「ううん,どうしたの?今日は新しい制服取りに行くんでしょ」
「何でもない。大丈夫。行こっ」
里美は一人になった教室でポロリポロリと泣き始めた。元々話すのが苦手な里美には,飛鳥の言葉はきつ過ぎた。
「変な女に思われちゃったかな,きっと思われたよね・・・」
その時,後ろから声がかけられる。
「下校時間よ。帰りなさい」
「はい,あっ!」
里美は涙を拭いて振り返り,そこにいた人に驚いた。飛鳥よりもひとまわり大きい胸をした霞先生だった。
「あら,杉山さん,どうしたの?こんな時間まで」
「いえ,何でもないです」
霞先生は里美の涙のあとに気づき,里美に歩み寄る。
「いえ,ホントに何でもないですから」
「何か,悩み事?先生が聞いてあげるから」
先生が体をかがめて里美の前に顔を近づける。里美の目の前いっぱいに先生の重量感たっぷりの胸と深い深い谷間が覗く。
「私,オッパイを大きくしたいんです。」
「へっ!?」
里美はすんなりと聞いていた。興奮してどうでもいい感じだった。
「私,先生みたいなおっきな胸になりたいんです」
里美の問いに霞先生は里美をじっと見つめている。睨んでいるわけではない。
「本当に,大きくなりたいの?」
「えっ?」
里美は予想外の答えに反応できなかった。霞先生は優しくもう一度聞く。
「先生みたいな胸になりたいの?」
里美はうなずいた。
「本当ね」
「はいっ!」
今度は力強く返事をした。
「ついて来なさい」
先生はきびすを返して教室を出ていく。里美は慌てて追いかける。薄暗い廊下をただ先生の後をついていく。