キン〜コ〜ン!
里美がでかい門に付いたチャイムを押す。実は今眼前に広がっている広大な庭と大きなお屋敷はまぎれもない飛鳥の家だった。
里美も飛鳥がかの「新宮寺カンパニ−」のお嬢様だということは一時期クラスの話題となっていたので知っていたが,実際に目の前にして驚きを隠せなかった。
「まさかここまで凄いとはね・・・」
里美はつぶやいた。すると,インタ−フォンから返事が返ってきた。
「どなた様でございましょうか?」
「あのぉ,新宮寺さんの友達の杉山という者なのですが」
「はい,杉山里美様でございますですね。お嬢様よりお話はうかがっております。どうぞ」
始め,聞き慣れない初老の老人の声に里美は戸惑ってしまった。
「ふうっ」
里美が一息ついていると,重い音をたてて門が開く。
ギィィィィィ・・・
「さて,いきますかね」
里美は自分に言い聞かせるようにして歩を進めた。
十五分後・・・
里美はやっとこさ,屋敷の前に到着した。
「もう,何でこんな遠いのよ」
元々来客は車で来る人ばかりなので門から屋敷まで一キロほどあるのだ。里美はハンカチで汗を拭き,制服をパタパタとさせ,胸元に風を送った。そして里美がドアを開けようとする前に向こうから開かれた。
「いらっしゃいませ。ようこそおいで下さいました」
眼鏡をかけた白髪の丁寧な対応に里美は礼をした。胸が寄せ上げられ深い谷間を作る。「執事の三上です。ささ,どうぞ」
案内にされて里美が屋敷の中に入ると
「いらっしゃいませ」
まるで映画のように両脇にずらりと人が並び,里美に挨拶している。
「どうぞ,こちらです」
三上のあとについて赤い絨毯をついてく。ついていきながら里美は自分の格好が恥ずかしくなり何とか胸を隠そうとするがセ−ラ−服を目一杯引っ張っても四分の一ほどがハミ出てしまう。そんな中・・・
「里美ぃ」
階段の上から飛鳥が声をかけ,降りてくる。飛鳥は白いブラウスと赤いミニスカ−トと案外さっぱりした格好だ。タップンタップンと階段を降りる度にボタンが飛びそうになるくらい大きく揺れている。
「爺,もういいよ」
「はい,お嬢様」
飛鳥が声をかけると,礼をして三上は下がった。里美はほっとする。
「里美,こっちこっち」
飛鳥がせかすが,またしても今日の服装が裏目に出た。里美は見せるためにスカ−トを思いっきり短くしていたのでゆっくりとしか上れない。やっと上ると飛鳥は手招きする。
「ここよ」
そう言って里美が案内された部屋はもの凄く広い。調度品一つ一つは決して豪華ではないが細かい細工が施されていて高そうだ。
「素敵でしょ。アンティ−クを集めるのが私趣味なの」
飛鳥は決して自分が金持ちなのをひけらかさない。クラスのみんなから好感を持たれるのもうなずける。飛鳥はクロ−ゼットから一着のセ−ラ−服を持ってきた。
「これ上げる」
「えっいいの」
「うん,私にはちょっと小さいから」
そう言って飛鳥は自分の張ち切れんばかりのブラウスの表面を両の掌で撫でる。白い上質のシルクのブラウスの中にみっちりと白い肉が詰まっているのが服の上からでも分かる。
「ねぇ,早く着てみてよ」
「えっ?ここで?」
「大丈夫,二人しかいないんだし女の子同士じゃない」
「そ,そうだね」
飛鳥に言われて里美はセ−ラ−服を脱ぐ。タップンとパステルブル−の巨大なブラに包まれた胸が現れる。飛鳥がすかさず手を触れる。
「すっご〜い。おっきいだけじゃなくて柔らかいんだね」
飛鳥の手に合わせて里美の胸は自在に変形した。それだけではなく飛鳥の手にしっかりとした弾力が返ってくる。
「あん!くすぐったいよ」
「いいじゃない。こんなに大きいンだもん楽しまなくっちゃ」
「飛鳥の方が大きいじゃない。今度はそっちの番」
「しょうがないなぁ」
飛鳥は言葉とは裏腹に嬉しそうにブラウスのボタンを外していく。ダップンと白いシルクのブラに包まれた胸は里美のひとまわりは大きい。この間よりまた大きくなっている。
「・・・168センチのダブルRカップ・・・」
里美は癖で飛鳥の胸のサイズを言った。
「すっご〜い!大当たり!これでやっと霞先生と同じ大きさになったのよ」
飛鳥は里美の特殊な能力に驚いている。しかし飛鳥の言っていることは一部間違っている。霞は今では185センチになっている。里美は霞のことを考えた時,ここに来た目的を思い出した。
「ね,ねぇ,私飛鳥の研究って早く見せて欲しいな」
「あっそうだったね,ちょっち待ってて」
そう言って飛鳥は部屋の扉の一つに入って行った。それを見図って里美は鞄をごそごそと探し始めた。
「あの薬と飛鳥の研究を同時にやったらどうなるのかな?2メ−トルとか楽に超えちゃうなぁ。うふふふ・・・」
里美はこれから自分に起こるであろうことに期待に胸膨らませ顔が興奮し紅くなる。
しかし・・・
鞄を探すうちに次第に顔が青ざめていく。
「な,ない・・・」
何度も探すがあの小瓶が見つからない。何処かに落としてしまったらしい。
「どうしょう・・・」
「準備できたよ〜」
悩む里美と裏腹に飛鳥が明るい調子で呼ぶ。探しに行こうか悩んでいた里美だったが,どうせあの小瓶は誰かが拾ってもどうせ分からないだろうとあきらめた。
「今行く〜」
キィィィィ
里美が扉を開くと,さっきとは違い騒然とした部屋だ。辺りには紙の束や紙クズが散らばっており,たった一つの大きな机の上にも本や紙クズでいっぱいだ。そして大きな機械の塊がくっついたベットの前に白衣を着た飛鳥が立っていた。
「これが研究の成果って言うか,うちの会社が制作したんだけどコスト高で実現されなかった「乳房成長促進マシ−ン」なの。倉庫にあった試作品を研究,改造したのがこれよ!」
飛鳥は自慢げに胸を張ると,ブラウスのボタンがはじけ飛んだ。
「具体的にはどうするの?」
「よっくぞ!聞いてくれました。でも論より証拠,実際試してみましょぉ〜」
そう言って飛鳥は里美はベットの上に寝かせ,慣れた手つきで里美の胸をはだけさせた。
プルンッ里美の大きな胸が露わになる。そしてその白い肉塊に色々な配線をくっつけていく。まるで心電図を取るような感じだ。カシャッカシャッと里美は両手両足が止められる。そして最後に頭にヘッドギアのようなものが装着される。里美は心配になって飛鳥に尋ねる。
「飛鳥,どうなるの」
「この装置は大脳と乳房を同時に刺激して,大量の成長ホルモンを乳房に集中させ大きくするの」
飛鳥は手早く手元のコンソロ−ルのキ−を叩いた。ウィィィン・・・機械が静かに作動音を立て始める。そして・・・
「里美,心拍数が上がってるけど大丈夫?」
「大丈夫よ。始めて」
「いくよ〜」
ヴィィィィィィィ・・・・
機械の作動音が大きくなり里美に徐々に電流が流れ始める。
「ふんあぁぁぁぁ・・・はぁぁぁぁん!!」
里美があえぎ始めるのに合わせて里美の乳房がビクビクと震えだし膨らみ始める。みるみるうちに里美の胸は膨らみ,さらに里美は絶頂に近づく。
「くふぅぅぅ,はぁぁぁん,んはぁぁぁ!!!」
里美がビクンッと弓なりになり絶頂に達したのを確認すると装置を停止させた。里美の胸は先ほどよりふた回りほど大きくなっており今では飛鳥のより大きい。飛鳥が近づく。
「飛鳥ぁぁ,もっともっとやってよぉスッゴク気持ちイイノォ」
里美は体をくねらせ飛鳥に哀願する。体の動きに合わせてタプンタプンと胸が揺れ動く。飛鳥はそれを確認するとコソロ−ルにもどって,微量の電流を流す。里美の体がビクッと震える。
「里美,大丈夫?」
「私,何を?」
「大丈夫。この機械の欠点の一つで絶大な効果のかわりに長時間使用すると,あんまりの気持ちよさに廃人になっちゃうのよ」
「・・・・・・」
飛鳥の言葉に里美は絶句する。この製品が販売にいたらないのも当然だろう。
「でも,ほらこんなに大きくなってるよ」
里美が下に視線を向ける,仰向けのままなので横に広がり,体の幅を越えて腕にまで達している。
「里美,起きあがれる?」
「うん」
タップンと体にズッシリと重さがかかる。飛鳥がメジャ−を取り出す。
「いやぁ,こりゃ測りがいがあるなぁ」
里美の胸にメジャ−が火照った胸に冷たくて気持ちいい。
「うわっ!すっご〜い。ナント186センチぃ!!!」
「飛鳥のより大きくなっちゃったね」
里美は少し沈んだ調子で言う。それを吹き飛ばすかのように明るく飛鳥は答える。
「そんなこと気にしないの。私は里美の胸が大きくなって嬉しいよ」
「飛鳥・・・」
「そうだ。私の新しい制服とブラあげるよ」
「そんな悪いよぉ」
「いいからいいから」
そう言って飛鳥は部屋を出ていき,巨大なブラとセ−ラ−服を持ってきた。ブラは今まで里美がしていたものより一回り大きい。
「着けるの手伝ってあげる」
「うん」
里美は巨大な肉塊を持ち上げる。もの凄く重い片方だけでも十キロくらいありそうだ。「飛鳥,急いでそんな長く持てない」
「はいは〜い」
飛鳥が最後にホックをとめようとした時に里美が離してしまった。ズシッと飛鳥の手に重さがかかる。
「うううう,重い。えぇぇぇい」
飛鳥が気合いと共にホックをとめる。
「ふぅぅぅとんでもない重さだね」
「うん,そうなんだけど」
里美の胸は収まったは収まっているがブラのカップから白い肉が今にもこぼれそうなほどあふれている。
「あれぇ〜これ一応家にある一番大きいダブルTカップなんだけど」
「大丈夫。これでO.Kだよ」
「ゴメンねぇ」
「ううん,全然セ−ラ−服でなんとか隠れるから」
里美と飛鳥がもとの部屋に戻る。部屋には夕日が射し込み,窓の外はすっかり夕暮れだ。
「遅くなっちゃった,速く帰らなくっちゃ。今日は本当にありがとう」
「ううん,全然。里美も気をつけて帰ってね」
飛鳥は里美を玄関まで送った。
「じゃあねぇ」
「うん,また明日」
飛鳥は里美が巨大な胸をダップンダップンとスキップしながら帰るのを見送ると急いで自分の部屋に戻ってぶつぶつと考え始めた。
「どうしよう,里美があそこまで大きくなっちゃうなんて,私はこれ以上は慣れちゃってきてるから難しいな。これ以上電圧を上げるのは危険だし・・・」
飛鳥がうろうろと考えこんでいると。コンコンとドアがノックされた。
「入っていいわよ」
「失礼いたします」
三上が一礼して入ってくる。
「飛鳥お嬢様。先ほどお庭でこのようなものを見つけたのですが」
そう言って三上が取り出したのはまぎれもなく里美が研究室から持ち出した薬だった。
飛鳥は駆け寄って三上の手から小瓶を奪う。震える手で小瓶を観察する。間違いない昼間里美に見せてもらったものと一緒だ。
「あの〜」
「もう下がっていいわ」
「失礼いたします」
飛鳥は三上が戻るのを見届けると小瓶を開け中身を飲み干した・・・