俺はある本を読んでびっくりした。「変身−カフカ」だ。ある一人の男が一夜の間に変身し、巨大な毒虫になるというものだった。おれはそれを読んだその夜、布団の中でふとこんなことを考えた。「俺もあんなんに変身したらどうしよう・・・」と。「ははは・・・・・・まさか。」たしかに生物学的に異生物やほかの人間に変身する分けない。なーんだ。杞憂だ取り越し苦労だ。そんなんで寝てしまった。
次の日の朝、ちょっと早めに目覚めた。時計を見ると5時14分。外は夜中も同然。もっかい寝ようと思ってたらなんか胸が張ったような感じがするので明かりをつけて体を見てみた。すると、なんとパジャマの胸元が盛り上がっているではないか。「えぇ?」そう叫んだ俺はまた別の変化に気づく。声がちがう。夕べまでは太くがらがらしてた声がすけるように高くきれいなのだ。思わず口をふさぐ。急遽洗面所にいき、鏡を見てみた。すると、茶色のかったロングヘアーで、かわいい顔をした胸のふっくらとした高校生くらいの女の子が立っているではないか。今頃自分はわれにかえった。「俺、女になっちゃったの?」そう考えているうちに昨日の本がうかんだ。「変身」・・・・・・・・・・
とりあえず顔を洗い、夢でないことを確認。本当に女になったか確かめるためにいけないかもと思いつつ服を、下着もすべて脱ぎ、裸になった。「ま、まちがいない。俺は確実に女になっている・・・・・・・・」今言った高い声、やわらかそうな二の腕、きれいにくぼんだウエストと、へそ、どこをとっても色っぽい脚、そしてグラドルをも追い越しかねない巨大な胸・・・・
せっかくだから少し触ってみた。まずは二の腕。ぷにぷにして心地よい。肩の辺りは相当色っぽい。次に脚。脚に指をなぞらせると、ゾワゾワッとなんともいえない刺激が走る。何度見ても色っぽい。頬を少し赤らめた。そして胸。サイズはどれくらいかと思った。手元のメジャーで計ると、96cm。やけにでかいわけだ。乳首もきれいなピンク色だ。揉んでみると、かなりの快感。乳首もつかむと、おもわず「ああん。」とさけぶ。声は変に色っぽかった。もしかしたらと思い、少しジャンプする。「ポルルン」はっきり聞こえるような音をたて、乳はゆれる。これも気持ちいい。
それからいろいろ体をいじくるのもなんなので、もう一度寝にいった。時計を見ると6時45分。あとちょっと寝られる。俺はまたふとんにもぐりこむ。
「俺、どうなったんだろう・・・・」そう思いまた約10数分眠る俺だった。
続く