乳星

サラウダムS 作
Copyright 2017 by Saraudamu S All rights reserved.

遥か遠い銀河の彼方・・・
地球によく似た惑星がある。
惑星には人間そっくりの知的生命体が生きているし、地形や生息する生き物を見ると一見地球そのものに見えるが、全く異なる点が一つある。


それは、女性の胸がとてつもなく大きいということだ。


この惑星に住む人間の女性の99.99%は超乳なのだ。
胸以外を除くと地球の女性と見分けがつかないが、胸を見れば一瞬でわかる。
説明を簡単にするためにこの惑星を乳球(ちちきゅう)と呼ぶ。

乳球に住んでいる人間の成人女性は10代前半に思春期を迎えると乳腺が急速に発達し始める。
乳腺の発達と共に母乳の生産が開始され、胸もそれに応じてどんどん肥大化する。
だいたい20代後半まで成長は続き、住んでいる地域、環境によるが最終的にはバストが平均800cmほどまで肥大化する。
母乳も1日に数百〜数千リットル、人によっては数万リットル以上出るようになる。
この大量の母乳を胸から出すための乳首は巨大で、握りこぶし大から頭ほどの大きさになる。
母乳の通り道である乳管は非常に太くなり、腕一本なら簡単に入ってしまうほどである。
母乳は最初に出始めるようになってから、20代後半に量のピークを迎え、徐々に生産量を減らしながらも、50代、まはた死ぬまで常に新鮮なものが膨大な乳腺で生産され続けるので、何もしなければ24時間365日乳首から大量の母乳が漏れ続けてしまう。
これでは生活の邪魔なので、女性たちは母乳が出るようになる年齢になると乳首にストッパーリングと呼ばれる輪を付け、乳管を締めつけ母乳が無闇矢鱈に漏れ出ないようにしている。
乳球の女性にとって胸、乳首は一般的に性器という認識はないので、基本胸は曝け出されている。
これは大きすぎてわざわざ隠すことでもないという認識があるからであり、むしろ隠せてしまうほど小さい胸であるほうが恥ずかしいのだ。


この星の様々な場所を見ていこう

地球の日本によく似た国
便宜上"乳日本"としておこう。
朝、とある都市部の通勤ラッシュ帯。
乳球で公共交通機関は遅れるものである。
なぜかというと、バスや電車内での噴乳事故がそこかしこであるからだ。

乳首にリングを付けていても、凄まじい母乳の生産力がある乳房が満員電車内で押し潰されるとリングを破壊して母乳を撒き散らしてしまうのだ。
今ある電車で早速噴乳事故が起こったようだ。見てみよう。


電車の外から眺めてみると、1車両の中に人がすし詰め状態で詰め込まれている。
しかし乗客数はそれほど多くない。
なぜなら電車内の空間の3分の2が数名の女性の体とその乳房で占められているからだ。
車両内は肌色でぎゅうぎゅう詰めになっている。

そんな車両の中央に顔立ちに幼さが残る女子高生らしき人物のバスト700cmの胸と、会社員らしき女性のバスト900cmの胸に、ちょうど挟まれている大学生らしき男性が居る。
女子高生と会社員の二人はちょうど向き合うようにして立っているため、互いの乳房を押し付けあっている形だ。
男性は4つの乳房の衝突地点あたりで乳房に全身を挟まれ、肌色の隙間から辛うじて跳ねた黒い髪の毛が見えている状況だ。
男性は息苦しいようで懸命に手を動かし顔を肌色の隙間から出そうとしているが、柔らかな胸が彼のもがきをすべて吸収してしまって出られないようだ。
女性たちもそのことは胸の感触でわかっているのだが、満員電車内ではこの巨大な胸はどうにも動かせないのであった。
この星ではよくあることである。

そんなとき、事件は起こった。

車両の進行方向側に乗っていた20代半ばの1人の女性――バスト800cmが普通、400cm以下は貧乳、1000cm以上で巨乳と呼ばれるこの国において、バスト1400cm超えの超乳を持つ――がなにかを懸命に我慢している顔をしていた。

この世界の女性は膨大な量の母乳を定期的に搾らないと胸に母乳が溜まって苦しくなってくる。
その為1日に何回か搾乳するのだが、彼女は今朝、仕事へ向かう前の毎朝の搾乳を寝坊してできなかったのだ。
寝ている間にもお構いなしに母乳は生産されるので、朝一の搾乳は非常に重要だった。

しかし彼女は寝坊で搾乳できなかった。

今彼女の胸の中は我慢できるギリギリ限界の量の母乳が溜まっていた。
母乳は溜まると苦しくなってくるが、ある線を超えると今度は母乳を出したくなって堪らなくなってくる。
彼女はその線を超え、出したくて堪らない母乳が溢れるのを必死に我慢していた。
母乳の量は胸の大きさに比例する上に彼女は母乳を大量生産してしまう体質なので、1400cm超えの胸の中には25m四方のプールを3つほど満杯にできる量(約190万リットル)の母乳が溜まっていた。
この量が一度溢れるとほぼ出し切るまで止まらない。
そうなると1時間以上はかかる。
彼女は乳首に意識を集中させ必死に我慢していた。
あと10分で降りる駅に着く。


彼女の乳房の先端では、淡い桃色をした人の頭ほどの2つの膨れた乳首が太いチタン製のストッパーリングを軋ませていた。
2つの乳首は車内での押し合い圧し合いの末、ぴたりとくっついていた。

その乳首のわずか15cmほど先に紺のブレザーを着た男子高校生が立っていた。
イヤホンを両耳に付けスマートフォンを弄っていた。
背中にある誰かの柔らかな胸に体重をかけ、斜め下を向きスマートフォンに集中していた男子高校生だが、ふと甘い香りがしたので顔を上げた。

すると目の前には腕が簡単に入りそうなほど大きく開いた桃色の乳管から白い液体が少しづつ滲み出ている光景があった。

母乳だ、と高校生が思った次の瞬間、たまたま線路の繋ぎ目の上を車両が通過した。
車両が揺れる。
高校生が体を預けていた誰かの胸が弾む。
高校生は目の前の乳首に向かって押される。
思わず「わっ」と声が出る。
顔と乳首が激突する。
男子高校生の顔全体が弾力のある乳首に包まれる。
柔らかい。いい匂い。甘い。
下を出して乳首の内側の母乳を舐めとる。


あと7分。歯を食いしばっている時電車が揺れた。
揺れたことは大したことはなかった。
しかし次の瞬間乳首の先端に何かが押し付けられる。右側の乳首の内側に刺激が走る。
一瞬で脳がショートした。
その一瞬が命取りだった。
乳管が開けたのがわかった。
母乳が乳首に殺到したのがわかった。
次の瞬間、快感の波で気を失った。


母乳を舐めとった。
甘い。美味しい。
電車の揺れとは別の揺れを顔で感じる。
頭の前半分まで乳首に埋まっていた。
バキン、バキンと大きな金属質な音が2回した。
甘い香りはより強烈になり、遠から何かが押し寄せる音がした。
次の瞬間温かな液体が顔にぶつかって、そして全身が包み込まれた。


電車内に突然バキンと音がしたと思うと、一瞬後には車両の前半分が母乳の洪水に襲われた。
車両の後ろ半分の人が音のした方に首を向けた時、車両の空間すべてが母乳で満たされた。

2秒後、その車両の窓がすべて割れ、車両から母乳が溢れ出し息ができるようになった。
溢れ出した母乳は瞬く間に線路上に広がっていった。
こういうこともあろうかと、線路の端には深く大きな溝が走っているので、母乳はそこへ流れた。
女性の乳首からはまだ母乳が勢い良く噴射されていた。
車両の窓より下の空間には母乳がまだたっぷりと溜まっていて、同じ車両に乗っていた人たちは皆全身母乳まみれだった。
女性は白目を向いていた。

5両目から母乳が吹き出し電車は緊急のための減速をしたが走り続け、2分後に最寄り駅へ到着した。
ホームに電車が入り、車両のドアが開いた瞬間、溜まっていた母乳がホームに溢れ出した。
よくあることなので、掃除の人たちの手際は良い。
女性はまだ気絶したまま母乳を噴き出し続けていた。

女性は母乳を出す時僅かに快感を感じるが、このように一度に大量に噴き出してしまうとあまりの快感に失神してしまうのだ。

女性が気絶から戻ってきたのはそれから1時間経って噴乳の量が減り始めてからだった。


男子高校生も母乳の直撃で気絶していたが、最寄り駅に着いた頃には目覚めていた。
全身母乳まみれで、無事だったのは完全防乳性能の繊維でできたカバンの中身だけであった。
彼はこういう母乳まみれになる事態用に街の至る所に設置されている公営の洗浄場に入り服を洗濯し、シャワーを浴びて2時間遅れで学校へと向かった。


女性は気絶したまま駅に併設されている浄化場に入れられ、母乳が収まるまでの1時間半、その場で過ごした。

壊れた車両は本来なら壊した女性自身が賠償しなければならないが、今では女性全員が加入を義務付けられている国民乳災保険によって免除される。
これは女性がその巨大な胸、膨大な量の母乳によって物を壊したり人を傷つけた時にその賠償金を代わりに払ってくれる保険である。

彼女は母乳を搾り終わった後、予備のストッパーリングを装着し再び電車に乗って仕事場へと向かった。
一応マナーとして、公共の場では他人に迷惑をかけるような噴乳はしてはいけないように教育される。
なので女性は終始恥ずかしそうにしていた。


朝の一風景を見終わったので、次は彼女について行ってみよう。

彼女は仕事場の最寄り駅であるとある海沿いの駅で下車した。
駅はホームや階段、改札が広く作られているのだが女性が大勢居るので狭く感じる。
駅を出た彼女、というより彼女を含む巨大な胸を持つ女性の集団は一様に駅から300mほど離れた巨大な白い建物へ歩いて行く。女性の集団の中でも彼女の巨大な胸はよく目立った。
他の女性も彼女ほどではないが、それでもバスト1000cmはありそうな人物ばかりだ。

白い建物のそばにはこれまた巨大な白い円筒形のタンクが20基ほど併設されている。
建物とタンクの側面に大きく〈竃L実乳業〉と書かれている。
あそこが彼女たちの職場だ。
彼女たちの仕事はこの国では【乳出し】と呼ばれるものだ。
簡単に言うと、母乳を出すのが仕事だ。

乳球の人間の女性は国、地域を問わずにどこでも非常に大きい乳房を持ち、母乳を出す。
しかしやはり胸の大きさ、母乳の質、量には地域差がある。
乳日本の女性の胸の大きさは中くらいだが、母乳の甘さ、栄養価の高さ、加えて量は乳球においてトップクラスであった。
牛や山羊に類似する生き物のいない乳星の人間の歴史で母乳は非常に重要な役割を果たしてきた。
食料や飲み物であり、肥料であり、化粧品にもなり、神様に捧げる供物でもあった。
現在でもそうである。
乳日本の女性から出る母乳は非常に甘く栄養価が高いので、いろいろな国でお菓子や健康食品の原材料、家畜の飼料として需要があり、主要な輸出品となっているのだ。
特に、お菓子の原材料としては砂糖を入れなくても充分甘くなるので、スーパーに並んでいるお菓子ならどこの国でも乳日本の女性の母乳が使われている。
国内で消費される乳製品の自給率100%はもちろん、国外で消費される乳製品の5分の1はこの国の女性の母乳が元になっている。


【乳出し】の女性が建物の中に入ると、まず体を洗う。乳首周辺は入念に。
乳房を洗う専門のスタッフが綺麗に洗ってくれる。
職員は【乳出し】以外全員男性である。
洗い終わったら胸全体を消毒する。
それが終わったらいよいよ搾乳である。
女性はストッパーリングを外し、搾乳器を乳首に装着し好きな体勢でリラックスして搾乳できる。
テレビを見ながら。マッサージを受けながら。本を読みながら。などなど。
ストレスをあまり感じさせないようにすることが母乳の生産量を増やすコツなのだ。
休憩をはさみつつ6時間ほど搾乳を受け、終了となる。
建物から出るときはもう一度体を洗ってから出る。
【乳出し】は出した母乳の量の分お金を貰う完全歩合制だ。
母乳を出せば出すほどお金が貰えるので、女子学生がなりたい職業1位である。

電車を破壊した女性が職場から複雑な顔で出てくる。
今朝の大噴乳はとても気持ちが良かったが、そのせいで今日の仕事で出す母乳がいつもの半分程度しか無かったのだ。
そのおかげでいつもは母乳量No.1の彼女が今日は3位だ。
胸が大きく、通常よりも母乳を大量に作る体質で人よりも何倍もの乳腺を持つ彼女は、いつもは2位以下をぶっちぎって1位なのだ。
朝に母乳を200万リットル近く出しておきながらその直後に数百人の【乳出し】の中で3位に食い込むのだから、いつもの彼女の噴乳量が窺い知れる。

彼女は少し肩を落とし、家へと帰っていった。



次は学校を覗いてみよう。
思春期を迎えた子どもたちのいる学校も超乳まみれだ。

近くの高校に目を移す。
共学の高校だ。
一クラス40人で男女比は半々くらいだ。
休憩時間のようで、教室内で生徒が思い思いに過ごしている。
基本的に建物は広く大きく設計されているが、バスト400〜1000cmほどの女子生徒が20人近く居るせいで窮屈に感じる。
学校でも女性は胸をすべて曝け出したままだ。
制服のチェック柄のプリーツスカートに、上は胸の部分だけ生地がないワイシャツを着ている。
その上から紺のブレザーを羽織っている。
女子生徒たちの胸は若いだけあって肌にハリとツヤがあり、鎖骨の少し下から大きく砲弾のように前へ突き出していた。
立ったまま下乳が地面に付いているもの、いないものに関わらず、その胸は美しい曲線を描いていた。
乳首には校則に反しない程度で思い思いのカラフルなストッパーリングを付けている。
ブラジャーという概念は、この世界には無かった。


廊下の方へ出ると、廊下には女子生徒の長蛇の列ができていた。
これは搾乳機が空くのを待っている列だ。
定期的に搾乳が必要なので、女子トイレとは別に搾乳室が設けられているが、一度に生徒全員が搾乳できるほどの搾乳機は設置されていないので、休み時間の度にこのような行列が見られる。
学生の間はホルモンバランスが不安定なので、バストサイズから想定される母乳量よりも多く母乳が出ることもある。
また、思春期に搾乳の刺激を多く受けることで乳腺が活性化し胸が大きくなることもわかっているので皆念入りに搾乳するのだ。
それでも、授業中に突然母乳が乳首から爆発的に噴射されて教室中が母乳まみれになることが一月に1,2度はある。
搾乳室の前で自分の番を待っている間に我慢できなくなって廊下で母乳をぶちまけてしまう、なんてことなら1日に2,3回は起こっている。
そのとき同じく順番待ちをしている女子生徒がもらい噴乳してしまい、廊下だけでなく、フロア全体が母乳まみれになってしまうこともある。


それ以外は普通な学校だが、異なる点は学校に水筒を持ってくる人物は皆無ということだ。
なぜなら喉が渇いたら近くの女子に母乳を貰えば良いのだ。
女性のマナーとして、よほどのことがない限り自分の母乳は皆に分け与えるべし、というものがあり、どんな女性も母乳は頼めば飲ませてくれる。
乳首から直に吸われてもいいという女子もいれば、やはり恥ずかしいので何か容れ物に入れて欲しいという女子もいる。
教室を覗くとちょうど2人の男子生徒が1人の女子生徒から母乳を飲んでいるところだ。
女子生徒のバストは600cmほどだろうか。
男子生徒は握りこぶしよりも少し大きめの乳首に口をつけて母乳を美味しそうに飲んでいる。
喉の動きから察するに結構多い量が出ているようだ。
口の端からは、飲みきれなかったのだろうか、少量の母乳が零れており、床にぴちゃぴちゃと小さな母乳溜まりを作っていた。
母乳を与えている女子生徒は顔を赤らめているが、目を細め、気持ちよさそうな表情で2人の男子生徒を眺めていてた。
周囲の生徒たちはその風景を見慣れているので、わざわざそちらを見ている者はいなかった。

女子生徒にとって同級生に母乳を飲ませるのは至って普通のことであった。

夏になって暑くなってくると休み時間が始まるや否や女子生徒の胸に喉を渇かせた男子生徒が群がるのである。
暑くて喉が渇いたからか、母乳のせいか、母乳を前にした思春期の男子というのは少し乱暴になってしまうので誰かが乳首から直接母乳を飲んでいても力づくで奪い取ろうとする、ということもしばしば起こる。
するとそのいざこざで母乳が飛び散り、教室は母乳の匂いで充満するのだ。

男子生徒にとっても、同級生の母乳を飲むことは蛇口から出る水を飲むことのように普通の行動なのだ。
これは乳球では日常の風景である。

さて、街のなかを見ていこう。
お昼の少し前、牛丼屋を見つけた。
中を覗いてみる。
中には男性客が4人ほどカウンターで牛丼を食べていた。特に変わった様子は無い。
新しい客が1人入店してきた。

男性はカウンターに座る。するとすかさず男性店員が1リットルくらいはありそうな大きなコップに並々と注がれた白い液体を持ってきた。

そう、母乳である。

店内を見返すと、どの客のテーブルにも大きなコップがあり、中には母乳が入っていたことが分かる。
この店だけのサービスではない。
地球では普通飲食店に入るとお冷が出て来るが、乳球では搾りたてほやほやの母乳が出て来る。
たいていの飲食店の奥には、ミルクサーバー担当の女性が一人か複数人常駐していて、客に出すミルクをその都度その都度搾っているのだ。
なのでおかわりもすぐに出て来る。

店によっては、貧乳の女性がバイトとしている場合、目の前で直接自分の乳首からコップに母乳を注いでくれることもある。
直接目の前で搾乳してくれるアルバイトがいる店は男性客に人気だが、働ける年齢でバストが200〜300cm程度か、それ以下という貧乳の女性は非常に少ないので、見つけるのはなかなかの一苦労である。