午後の授業
篠本さんは普通に授業を受けていた
昼休みに起こった篠本さんの胸が膨らむという出来事
それが全く無かったことのように
僕は昼休みのことを振り返る
プチ、プチ、プチ
篠本さんの制服のボタンが膨大な質量に耐えられず弾け飛ぶ
しかし、それは僕が思っていたモノよりは小さかった
世間一般的にいう爆乳のレベルだった
蔀よりは多少大きいその胸は乳首が小さく、乳肉だけを増やしただけのようだった
「ふぅ〜」
「あの〜、大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ和希、いつものことだから気にしないで」
篠本さんの青かった顔が元に戻る
そして先ほどのことが嘘のように明るく言った
「そ、私って液状の乳製品とかを飲むと大きくなっちゃうんだ」
「でも制服大丈夫なの?」
「大丈夫大丈夫、トイレに行けばすぐ縮むしボタンは付け直せば済むことだろ」
そして篠本さんはトイレに行った
個室から出てきた時はもう胸が萎んでほとんど平らになっていた
制服のボタンも付けて渡した
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「和希〜起きなさい!」
「え、蔀・・・?」
「私以外の何に見えるの?」
僕はいつの間にか眠ってしまったらしい
もう放課後だった
蔀は不機嫌そうな顔をして篠本さんからの伝言を伝えてくれた
「双恵が“地図は蔀ちゃんに渡してあるから18時頃に家に来て”だって」
「それじゃ沙耶香さんも誘おうか、僕たち2人じゃちょっと心細いし」
「そうね、あんなのでも居ないよりはマシね」
何だか酷い言われようだ
たしかに恋人関係の僕と蔀の間に入ってくるのはあの人くらいだけど{奴隷}は言わないからな〜
「それじゃ一旦家に帰って叔母さんと沙耶香さんに聞いてくるよ」
「いいわ、じゃあ17時30分頃に行くから」
僕は途中まで蔀と帰る
そしてレストランに行き茜叔母さんに事情を話した
「う〜ん、しょうがないわね沙耶香にも今日は休みを与えましょう。けどミルクの補充はしていってよ」
「ありがとう叔母さん!」
「・・・“叔母さん”!」
(しまった)
僕は後悔していた
すっかり忘れて本人の前で叔母さんと呼んでしまった
茜叔母さんは○○才で年齢のことに関して敏感だったのだ
「うふふ、和希くん、私のことは何て呼ぶのか忘れたの?」
優しい声なのに目は笑ってなくて怖かった
「茜・・・お姉さん」
「よろしい、それじゃ罰はオマケして給料1割減で許してあげる」
「え〜ん・・・」
給料が少ないと徒でさえ高くつく特注の下着や洋服が買えないのだ
続く