「・・・さてと、これからどうしましょうか?」
陽が傾き、下校時刻も近くなる。
運動系の部活も少なからず存在するこの学校。それらに属する女生徒達も、皆一様に帰る準備を始め、校庭は一時喧騒に包まれた。
けれど、普段から人の出入りが少ない東館の最上階にまでその喧騒が届く事は無かった。
「あーあー。あんなに走り回って・・・あ、あの子のおっぱい大きい。G?いや、Hはあるわね。ねぇ?綾菜?」
「・・・・・はい。」
生徒会室の窓際に置かれたパイプ椅子に座り、主人然として振る舞う私に綾菜は感情も抑揚もない声で返事をした。
「もー、なによその返事。面白くないわね。」
「・・・・・・・」
返事のしようが無い言葉には、反応すら示さない。
確かに忠誠を誓うよう命令したが、これではただの操り人形だ。私の求めたのはこんなものではない。
「そうねぇ・・・もっとこう、何て言うの?妄信?心酔?そういうのが欲しいのよねぇ・・・」
命令をこなして貰うのも当たり前だが、その時に嫌々では無く嬉々としてやってもらう方が命令を下す側としても気分が良い。
「・・・じゃあ、綾菜?こっちに来なさい?」
「・・・・・はい。」
封印されていた書物を手に取り、力を得た私の元へ真っ平らな胸をした女性が無表情のまま歩いてきた。
なんと命令したものか悩んだが、せっかくだからやれるだけの事はやっておきたい。
「綾菜、よく聞いて?」
話しかけ、彼女の顔を覗き込むと、そこには無表情ながらもこちらを気丈に非難するような視線も感じ取れた。
口にしていないだけで、彼女の中で私の行動はひどく糾弾され、今すぐにでも止めるよう罵っている事だろう。
実際、今ならばまだいくらでも止めようがある。彼女の目が訴えるように、今すぐにでも心を入れ替えることも可能だろう。それを理解したうえで彼女はこうやって私を無言で睨め付けているに違いない。
それは今の・・・まさに『今』の私にとっては最後の助けであると同時に
(・・・余計なお世話よ。)
ひどく煩わしい、自分本位の腹の立つ要求でしかなかった。
「・・・綾菜。あなたはこれより世界の何物よりも私の事が・・・そうね。『好き』・・・になるの。」
私の言葉にピクッと肩を震わせる綾菜。
無表情な顔の奥には、非難と共に怯えの様子も感じ取れた。それがなぜか堪らなく楽しく、手ずから彼女を隷属させている気がしてどこか愉快に感じる。
「私に触れるだけで、私に名前を呼ばれるだけで、私に見られるだけでこの世のものとは思えない幸せを感じるようになるの・・・私の事が好きだから、褒められたいから。あなたはその一心で私のどんな命令もこなそうとするの・・・」
あの本に触れて、私の心も変わってしまったのだろうか。言葉が次々に現れ、彼女の存在を根本から変えていく。
「私以外の人間・・・あなたのように、私の物になっていない人間・・・あぁ、なんて可哀想なの?私の傍にいればこんなに幸せなのに・・・ねぇ?綾菜?」
「・・・・・あ・・・・う・・・・」
と、ここで綾菜が最後の抵抗とばかりにゆっくりと口を開いた。
私は彼女に忠誠を誓うよう命じただけで、他の事は命じていない。
彼女の心は彼女の中に健在で、今の呻きはおそらくそこから溢れ出るものだったのだろう。
「・・・や・・・・・め・・・・・かお・・・・り・・・・」
「きっと私に逆らう者も出るかもね。そんな人を見て、あなたはどう思うかしら?」
大きな力そのものに罪は無い。問題はそれを使う者がどのような者かによる。
今回は偶々それが私だっただけ。ならばその力、最大限に使わなければ勿体無い。
「・・・それはね?愚かだと思うのよ。私以外の全てを見下していくの。大丈夫、そのための庇護は捧げてあげる。あなたはあなたの思うままに動けばいいの。」
「だ・・・め・・・・・や・・・・て! かお・・・・・」
何も映していない瞳から涙が零れ始めた。
彼女にとっては悲しみの涙、怒りの涙、愁いの涙・・・いろいろな意味があるだろう。自分が自分で無くなる恐怖は計り知れないものがある。
けれど、その涙は私にとって『喜びの涙』としか思えなかった。
「・・・さぁ、おいで?私に抱きしめられたその瞬間、あなたは私の物。生まれ変わるの。私のように・・・」
「あ、う・・・・・い・・・・やぁ・・・・!」
呻きながらも命令に逆らえず、一歩一歩歩みを進めてくる綾菜。
その顔は絶望に歪み、何も出来ないまま終わる自分への悔恨の念が込められていた。
加えて、私にあの本の在り処を教え、世界をガラリと変えてしまったこと。これが彼女の心をチクチクと刺す棘のように残り、着々と彼女の心を崩壊させていく。
「いいわ。許してあげる。あなたの全てを私は許してあげる。だからおいで?私の物になりなさい?」
傷ついた心を癒すように、甘い言葉を投げかける。
心の拠り所として私を置く事で、彼女の中はさらに私一色に染まり、全てを投げだしても私という拠り所へしがみつく事だろう。
「い、や・・・・・いや、いやっ!いやぁぁぁ!!!」
ここに来て大きな抵抗を見せる綾菜。
無表情な顔はいつしか悲痛なものに変わり、先程まで出てこなかったハッキリとした拒絶の言葉を口に出す。
けれど、足は止まらない。こうしている間にも着々と歩みは進められ、両手を広げる私の大きく膨らんだ胸へと迫る。
「大丈夫。何も怖がる事は無いわ。私が居るんだから・・・」
「ダメッ!と、まって!止まってよぉ!!」
進む足。止まらない歩み。
焦りが彼女を包む中、ついに体を倒せば私の胸に落ち着く位置まで足は進み、立ち止まった。
「・・・・・さぁ、一歩踏み出しなさい?そうすれば・・・」
そう言うと、綾菜はゆっくりと体を倒し
――――・・・ポスッ
「・・・最高の幸せが得られるわ。」
「ふぁぁっ・・・あはああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
慣れ親しんだ親友に、完全に隷属した。
「・・・で、どうしましょうか。」
窓の方に目線を移せば、すっかり運動部も後片付けを終わらせて下校時刻となっていた。
校舎の中に下校を知らせる音楽が響き、運動着姿の女生徒達が正門をくぐっていくのが遠くに見える。
「んっ・・・っふぅぁぁ・・・ピッ、チュゥ・・・」
「こらこら、綾菜?くすぐったいわ。」
首元に纏わりつき、離れない綾菜に注意したのも丁度その時だった。
熱にうなされたように頬を赤く染め、情欲に潤んだ瞳を浮かべながら、愛する主人への敬愛の印に抱きついた首元へと唇の雨を降らせていく。
私がいくら注意しようが止めようとせず、ただただ愛情を示そうと必死になり、獣のような求愛を繰り返す。その姿が何だか堪らなく可愛く思え、思わず彼女の頭へと手を伸ばすと「んぅっ・・・」という幸せそうな溜め息と共にニヘラぁ〜・・・と破顔していた。
「チュップゥ・・・ッピチャ、チュウ・・・んっ、はぁぁぁぁ・・・ 香織様の・・・香織様の味がしますぅ・・・」
「味?味って・・・ちょ、あはははっ!くすぐったいってば!」
唇を寄せ、吸いつき、舐めあげる。
ともすればマーキングのような淫靡な行為が自分のすぐ首元で行われ、その感触に思わず笑い声が上がってしまう。
けれど、綾菜は止めること無く口を動かし続け、狂ったように首元を舐めまわして来た。
「味ですぅ・・・香織様の・・・高貴で、主人たる者の立派な味・・・美味しいのぉ」
舐めるだけに飽き足らず、モゾモゾと体を動かす綾菜。
そして、その動きが一旦止まったかと思うと
「・・・ひゃぁっ! な、なに!?」
大きく膨らんだ乳房に、いきなりの刺激が走った。
「おっぱい・・・香織様の、大きくて美しいおっぱい・・・ふふっ、私のおっぱいをぜーんぶ吸って、こんなにパンパンに膨れちゃった・・・エッチで素敵なおっぱい・・・」
女性ならではの気持ち良いポイントをおさえたねちっこい愛撫が香織を襲う。
すっかり心酔しきった綾菜は、自らの乳房が奪われたことなどどこ吹く風。主人の力の象徴である乳房に触れることでなんとも言えない幸福を噛みしめる。
「あんっ!もうっ・・・そんなに私のおっぱいが気に入ったの?」
「はいぃ・・・香織様のおっぱい、素敵ですぅ こんなの、すぐメロメロになっちゃう・・・」
谷間に顔をうずめ、甘える綾菜を見下ろす香織。
そんな彼女の目が段々と細められ、妖艶なものへと変わっていくのに綾菜は気づかない。
「・・・ねぇ、綾菜?」
「はい、香織様・・・?」
見上げた先には主の顔。何かを企むような表情は、ともすれば怖いとまで思えるほどであった。
若干の怯えを見せる綾菜に小さく笑顔を見せると、香織は凛として言い放った。
「・・・あなたの好きなこのおっぱい、この程度の大きさで良いと思う?」
「えっ・・・・・」
思いもよらない発言に、綾菜の表情も固まってしまう。
けれど、香織は気にすることなく話を続けた。
「今でこそあなたのおっぱいを吸ってJカップよ?でもね、世の中には私より大きなおっぱいをしてる女がたくさんいるわ。K、L、M、N・・・まだまだアルファベットは残ってるのよ?」
「それは・・・そうですが・・・」
「知っての通り、世界は変わったわ。これを知っているのは私とあなただけじゃないの。偶々胸の大きい人が命令して、従っちゃって・・・勘のいい人なら気づいちゃうことだわ。」
その可能性は確かに考えられる。今この瞬間にも世界では変化が騒がれ、混乱が起きているかもしれない。
『支配』とは『力』である。『権力』である。それそのものに罪は無いが、使いようによっては善にも悪にもなるだろう。それが大きければ大きいほど度合いも広がっていく。
人間を支配する人間。それがどれほどのリスクを孕んでいるか、想像は容易い。しかも、この力は身体的な強制力を持つ。やろうと思えば世界の一方的な支配も可能であろう。
胸の大きい者はその力を使ってより大きくしようとし、小さい者は容赦なく虐げられる。乳房の無い男性は元より、今の綾菜ですら支配に対する防御は無いに等しい。
「・・・胸なんてそうそう早く大きくならないわ。小競り合いはあるにしても、ほぼ現状維持でしょうね。テレビに出てるグラビアアイドルとかは凄いでしょうね。なんでもありですもの。しかも、なかなかその上下関係に変化は訪れない・・・」
「・・・・・・・・・・」
沈黙する綾菜に聞かせるように、香織が小さく溜め息をつく。
「・・・けどね。」
腹の底から湧き上がるような低い声音に反応して綾菜が顔を上げると
「・・・私は、私だけは違うわ。どんなに相手が胸を大きくしようと、大きくした分だけ全部吸い取っちゃうんだから。上限なんてないの。世界中のおっぱいが私に向かって集まってくる・・・これがどういうことか分かる?」
そこには今まで一度も見たことが無かった、香織のひどく歪んだ、狂った、そして歓喜に震えた、そんな表情があった。
「・・・・・それは・・・」
「そう。言いにくいならハッキリ言ってあげる。『誰も私に逆らえない』ってことよ。強者。覇者。王者。なんでもいいわ・・・とにかく私がトップ。頂点なの。分かる?」
赤く染まった夕陽が、部屋の中を彩っていく。
逆光となった香織の表情は、果てしなく不気味であり、恐ろしいもの。
確かに、香織の言った事は正しい。先手を打たれない限りは負けは無いだろう。それは綾菜とて例外ではない。
言葉にしがたい恐怖を感じ、再び顔を俯かせる綾菜。
「・・・分かったら返事をして?綾菜。」
頭上からは香織の声が聞こえる。当然のごとく高圧的で、けれども逆らいようのない声。
既にそれを知ってしまった綾菜は、香織を前にして逃げる術を持っているはずもない。
「・・・香織様。」
「ん?何かしら?」
いや、一つだけあった。この状況にあっても、ただ一つだけ自分の身を確実に守る方法が。
「・・・・・どうか、どうかこの綾菜を・・・いつまでも香織様のお傍に置いて下さい・・・」
それは、妥協でも、諦めでも無い。
「・・・そう。よく言ったわね。」
『隷属』という、勝利であった。
「で、結局どうしましょうか。」
すっかり辺りも暗くなり、もはや校舎に残っている者は教師ぐらいであろう。
単純に考えれば帰宅が一番である。何事も無かったかのように帰宅し、次の日を迎える。
「・・・でもねぇ・・・・・」
だが、それは正直気が引けた。
こうしている間にも、皆が気づき始めているかもしれないのだ。出来る事なら、早いうちに力をつけておきたい。
そう考えると、のこのこと家に帰ることなど愚策としか思えないのだ。今ならまだ何か出来るはずである。それを模索し、行動する事が最優先であろう。
「とりあえず、学校で動けるだけ動きましょうか。ほら、綾菜?いつまで擦りつけてるの?」
「だってぇ・・・香織様に私を覚えてもらいたくて・・・」
精いっぱい媚びようと、香織の足に自分の頬を擦り続けていた綾菜が、主人の声に反応して渋々離れていく。
その姿に呆れ、溜め息をつきながらも、これから狙う標的の事を考えた。
「・・・この学校の教師の人数は?」
「へっ?えっと・・・確か、学園長先生を入れて・・・85人、だったような・・・」
「そんなに居るの!?まあ、各カップごとにクラスが分かれてたらそんなものね・・・」
仮に各クラスAからJカップまであったとしても中等部、高等部の6学年で60クラスも存在するのだ。ありえない話でもない。
「で、確か綾菜のクラスは・・・」
「松葉(マツバ)先生ですか?」
「そうそう。智子(トモコ)先生。何カップだったかしら?」
「確か・・・Jだったはずです。生徒が教師より胸が大きいクラスはそもそもありませんから。」
確かにその通りだ。校則からしてもヒエラルキーが崩れてしまうようなクラス経営は為されていないだろう。
「・・・で、彼女はまだ学校に居るかしら?」
「ここも・・・大丈夫ね。よし、戸締り確認終わり。」
高等部2年J組を受け持つ松葉 智子は一人校舎の戸締りの確認をしていた。
自分の教室の確認も終え、職員室へと戻る。もう生徒は皆校舎を出て、家へと帰っている事だろう。
「ふんふ〜ん♪・・・あら?」
鼻歌交じりに廊下を歩くと、懐中電灯で照らされた先に人影が映った。
「誰かしら・・・制服?ってことは生徒?・・・ねぇ、あなた。もうとっくに下校時間は過ぎて・・・」
「あっ・・・先生。」
声をかけ、振り返った少女に智子は見覚えがあった。
「・・・って、大本さん?こんなところでなにしてるの?生徒会の会議も今日は無いはずでしょ?」
「は、はい・・・それが、その・・・」
いつもハキハキと元気のいい綾菜にしては珍しく言い淀んでいる。
なにか言いにくい事、あるいは悩みでもあるのだろうか。だとしたら、担任として見過ごすわけにはいかない。
「なにかあったの?良かったら先生に相談して・・・」
「それじゃあ遠慮なく。」
「えっ・・・きゃあ!!」
智子は、視界の端に何か人影を認めると、次の瞬間自分の胸を襲う謎の解放感に驚きの声を上げた。
さらに
「はむっ。ッチュ、チュウ・・・チュウゥゥゥゥゥゥ〜〜〜!!」
「ひぐううぅぅぅぅぅぅぅ!!な、なにっ!?おっぱいが、熱く・・・な、なにか来るっ!!」
―――――ップシャアアアアアアアァァァァァ!!
混乱の中、いきなり自分の体を襲った快感に戸惑い、恐怖すら覚える。
得体の知れない感覚はなかなか受け入れられないもので、智子は早くも拒絶の反応を見せた。
「い、いやぁっ!!離れてっ!!」
身を捩り、自分の体を襲う『なにか』を振り払う。
すると、思いの外簡単に『それ』は振り払われ
「・・・っふぅぅぅ・・・・・ふふふっ、Kカップかなぁ・・・♪」
智子の目の前に、妖艶な笑みを浮かべた生徒が現れた。
「あ、あなたは・・・笹村さん?どうして・・・そ、それにその胸・・・」
智子は突如として姿を見せた女生徒の顔と体をしきりに見比べる。
その間も、豊満な乳房を露出させた少女は口の周りについた白い液体を美味しそうに舐めとっていた。
「笹村さん・・・それに、大本さんも・・・これは一体どういうことです!?もう下校時刻も過ぎてるんですよ!?それに、さっきの胸の感覚は・・・」
「黙りなさい。それと、動かないで。」
「・・・・・っ!?」
女生徒の横暴な口振りに怒りを覚えたが、なぜか体が動かない。
それどころか喋ろうにも声の出し方を忘れてしまったかのように声を出す事が出来ず、大きな混乱に陥る。
「・・・先生、ごめんなさい。でも・・・」
少し離れた所から、自分のクラスの生徒の声が聞こえる。
体が動かないため、目線だけ動かすと
「・・・香織様におっぱいを吸い取って頂けるんですから、光栄でしょ?ふふふふっ・・・」
数時間前に見た彼女とは全く別の、何かに狂ったかのような目をした大本 綾菜が立っていた。
(なに、なによっ!?これ、どういうことっ!?)
意味が分からないまま身柄を拘束され、様々な思惑が頭の中をグルグルと駆け巡る。
けれど、そんなこともお構いなしに、彼女を拘束したその人は再び近づいてきた。
「んっふふ・・・あなたのこの大きなおっぱい・・・ぜぇ〜んぶ私の物にしてあげる・・・」
そう言いながら、乳首へと顔を寄せ
「・・・いただきます。はぁむっ!」
一気にその中身を吸いあげた。
「・・・ぁ・・・・ぅぅ・・・・」
「ん、ジュゥ、ッチュ、ジュチュウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!」
―――――ップシャ、ップシュワアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!
滾々と湧き出る母乳を吸い、飲み、吸収する。
ドクドクと脈打つように膨らむ乳房は、既に持ち主の頭の大きさを優に超え、中腰になったせいか重たげにぶら下がる魅惑の果実へと成長していた。
先程まで手に余るほどの大きさだった智子の乳房。だがしかし、根こそぎ吸収される勢いで母乳を噴き出し続け、その膨らみは間もなく真っ平らへと変貌していた。
―――――ップシャ、ッシャ・・・
「・・・ふぅ。ッケプ。ごちそうさま。美味しかったわよ?あなたのJカップおっぱい・・・ま、今は真っ平らのAカップだけどね?あはははっ!」
香織の拘束が解かれたのか、力なくその場に倒れ込む智子を見下ろしながら、高らかに笑い声を上げる。
「・・・香織様。」
「ええ。お願い。」
すると、先程までに保健室か何かで拝借したのだろうか、綾菜が巻き尺を持って香織の背後へと立っていた。
両手を上げた香織の胸囲を背後から測る。アンダー、そしてトップバストを計測すると
「・・・アンダー65、トップ111・・・Oカップです。」
「そ。ありがと。」
一夜にして彼女は学校最大の乳房を手に入れた。