白崎葵

真と偽 作
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昨日の体が火照った原因が分かった。
全身の血管にほとばしる赤い液、即ち血液が一気に乳房へ集中し栄養が怒涛のごとく超乳へ流れ込んだ。
一気にその大爆乳が膨張したのだ。一夜のうちに5センチ、10センチ、20センチ…

本人はそれに一切気がつかなかった。途中まで。
成長中に、肥大化した乳房が地面を滑り、一気に冷感が走るとともに重量が床へ移動し、体がベッドの上から落っこちたのだ。

鈍い音とともに目覚めた。
「痛っ! って・・何これ・・・」
服は幸いなのか破けなかった、しかしながら、100センチ以上成長した超々乳は、大きく質量を増し、だらんと広がっているかと思えばそうでなく、普通だった。
形が少し悪くなりそうで怖い葵は、矯正用のブラを着けていたが、生憎前の部分が完全に切れてしまった。

これほどまでに肥大化したおっぱいを引きずり、何とか、布を何回か縫いつけ、それを無理矢理締め付けた。矯正用のブラジャーは何のためだったのかは分からない。

車に乗り込むにも、無理矢理押し込んでも入らないので、トランクとリア座席の間の壁を切り、トランクに膨大な質量を持つ乳房を押し込み、さらにそれでも有り余る乳房をリア座席に入れる。
これでも、何とか、と言うくらいで、外の窓から見ると不思議な光景。

何とか下着屋について、採寸してもらう。
「店長!メジャーの長さが足りないので、もう一本下さい!」
なんて生意気な。そんなことを店長が心で呟きながら、同じく3メートルのメジャーを渡す。
受け取った店員は、そのメジャーを合わせ、貼り付ける。そして、葵の体の周りを回り、口から漏れた。「足りません・・・」
そのとき葵のバストは、10メートルほどにもなっていたのだ。結果を言えば、9メートル半ほど。
胸板からはおおよそ、4メートル、大きくドガン!と突き出している。歩くのにも余りにも邪魔で、いつ人に衝突するかしれない。それこそ、凶器かもしれない。
「なにがあったの、このおっぱい! 最近どんどん大きくなっていくと思ったらこんなに・・・」

採寸を終え、下着屋でお支払いをするとき、以前より更に苦労が伴う。 4メートルも突き出したその砲丸は、周りの物を巻き込み、破壊していく。そんな勢いがあるおっぱいを、どうにかレジに近づけていく。
店員も、近づいてくる超巨大なおっぱいと巨大な乳首に驚き、後退る。
だが、前方の状況を殆ど把握できない彼女は、そのまま進む。レジに乳首がぶつかり、漸く、これ以上進むことの出来ないことを把握。財布を取り出して、お金を払おうとする。
が、無論届くわけもない。するとその超々乳を右へ曲げる。

メキメキッ!!

もう道幅に収まっていない超大爆乳を右に曲げると、非常にはりと弾力に富んだ乳房が、右側にある鉄製の棚を悉く破壊してしまったのだ。だが乳房には傷一つ無い。
あわてて元の位置に戻そうとする。が、これでは一向に脱出はおろか、支払いも不可能。そのまま棚を犠牲にし、レジを体の左にする。他の棚にまで被害が及んだ。
片方で前の乳房両方に値する、否、それ以上の乳が、奥の棚まで破壊した。片方だけで100キロを超しているため、地面には無論着いている。そのままぐいぐいと押していくと、重量負けした棚が押しつぶされた。構わず料金を払い、外へ出る。しかし一難去ってまた一難。

「ああん! これじゃどうしようもないじゃん!」

片方のおっぱいだけで、ドア全体を占領してしまったのだ。だが、あまりに重く、強い乳房はガラスを見事に打ち破ってそのまま店外へ。車に乗車する。

ブラジャーがあったため何とか車に収まった。超合金などで作られた頑丈なブラジャーは、もう既に軋んでいた。