ミルクライフ

シユシユ(物語)・めんどくさがり屋(挿し絵) 作
Copyright 2006 by Shiyushiyu (story)
Copyright 2008 by Mendokusagariya (picture)

家から学校までは駅まで歩いて20分、そこから電車で30分と約1時間の道のりだ。
姉ちゃんがのんびりしてたおかげで駅までは走っていかないと電車に乗り遅れてしまう。
 
「ほら、姉ちゃん!急がないと遅刻するぞ!!」
 
「ユウ待ってよ!お姉ちゃんそんなに早く走れないんだから!」
 
少し先に行ったところで、後ろから来る姉ちゃんを待った。
後ろからは爆乳を片手で押さえながら必死になって姉ちゃんが走ってきた。
しかし推定140センチ、いやそれ以上かもしれない爆乳だ。片手などで間に合うハズもなく手の周りからダップンダップンと爆乳が暴れまくっている。
しかも、姉ちゃんの頬はすこし赤くなっていた。時々「あぁん」と変な声まで出している。
 
《もしかして姉ちゃん感じてる?》
 
とこっちまで変なことを考えてしまった。
 
「ハア、ハア。ホントにこの胸邪魔よね。こんなに大きくなかったら、インターハイだって出れてかもしれないのよ?」
 
「はいはい、文句言ってないで走る走る!ホントに電車行っちゃうぞ?」
 
「あ〜ん、わかってるわよぉ」
 
 
こうして後半は俺もバテ始め、二人してヒイヒイ言いながらなんとかいつもの電車に間に合うことが出来た。
 
「ハア、ハア。な、なんとか間に合った。ギリギリセーフ。」
 
「ハア、ハア。あ〜疲れた。もう、汗でグチョグチョよ。あ!やだ!汗で服がくっつく!!」
 
まだ朝とはいえ、真夏の炎天下の中全力で走ってきたのだ。俺も姉ちゃんもすでに汗ダクだった。
体中汗まみれになった姉ちゃんはブラウスがうっすらと透けて体に張り付き、ブラのカップに入りきらずに溢れ掛かっている胸のラインをくっきりと浮かび上がらせていた。
なんとか指でつまんで肌と服に空間を持たせようとするが、元からピチピチだった服には無駄な抵抗だった。いつもならベストのセーターを上から着ているのでココまで胸が浮かび上がることは無いのだが、今日は慌てていたからか着てくるのを忘れてきたらしい。
 
「おお!すげぇ!!」
 
「む!見るな!エロガキ!!」べち!!
 
「いて!」
 
また、ビンタ。
 
「その、すぐ手を出す性格なんとかした方がいいよ。」
 
「いいのよ、ユウしか叩かないから。」
 
「ええ!なんだよそれ!」
 
こんな話をしてる間に満員の急行電車がホームに入ってきた。
 
 
 
「うわ〜相変わらずすごい人。みんなもうちょっと余裕もって出てきなさいよね。ユウもそう思わない?」
 
「ん?姉ちゃんが人のこと言える?」
 
「あはは!え〜と・・・わたしはいいのよ!みんなが早く出てくれば電車が空くじゃない。それで私たちは快適に学校まで行けるのよ?」
 
「うわ〜それすごい無茶苦茶。姉ちゃん自分が言ってることわかってる?」
 
「え!とにかくいいのよ!わたしは!ほら早く乗ろ!」
 
そして俺達は満員の電車の中に体を押し込んだ。
 
「ぐ、ぐるじい・・・姉ちゃん、大丈夫か〜」
 
「んん、なんとか大丈夫。きゃあ!!」
 
後ろからさらに人が押し寄せてくる。
 
『ドアが閉まりま〜す!無理なご乗車はおやめくださ〜い!!』
 
遠くの方から駅員の叫び声が聞こえる。閉まると言われてても人の波は止まることをしらない。
 
「うう!死ぬ〜」
 
『プシュ〜  バタン』
 
ようやく電車の扉が閉まり電車が動き出す。
 
『ガコン!』
 
「おっと!!」
 
電車が走り出した振動で俺はバランスを崩して前にもたれかかった。そして人の間をくぐり抜け柔らかい壁に顔をあずけた。
 
 
むにゅぅ
 
「あ!」
 
どこかで聞いたような一言、しかしとても気持ちいい感触、石鹸と女性の汗のにおい。ゆっくり顔を上げればそこには姉ちゃんの顔。
 
・・・
 
{うわ!!ごめん!コレは事故だよ!事故!決してわざとではありません!!どうかご勘弁を!}
 
俺は周りに迷惑にならない程度の小さい声で必死に弁解した。
 
{ちょっと!早く顔どけてよ! んんっ!}
 
俺はなんとか体勢を立て直し姉ちゃんと向かい合って立った。立ち上がるときまた姉ちゃんが変な声を出していた。

立ち上がったはいいが、相変わらず超満員の車内。周りから押されて姉ちゃんと体がぴったりくっつき、俺の胸を姉ちゃんの爆乳が包み込んでゆく。正直この世の物とは思えない気持ちよさだ。最高だぞ読者諸君!
あれ?俺は誰に話してるんだ?とにかく!こんな状態で電車が左右に揺れるもんだから、そのたびに姉ちゃんの胸もむにゅむにゅと自由にその形を変えてゆく。
 
{ん!ちょっと動かないでよユウ。アアン!}
 
{しかたないだろ、電車が揺れるんだから。}
 
{そりゃそうだけど・・・アアアン!!}
 
《さっきから何なんだ?変な声だして?》
 
俺は今日の姉ちゃんがいつもと様子が違うような気がした。
 
 
ようやく学校に着いた。
 
「ああ、なんか今日は誰かのおかげでいつも以上に疲れた気がする。」
 
「それはこっちのセリフよ!じゃあねユウ!」
 
「ん、じゃね。」
 
「あ!そうだ!今日は部活出るの?」
 
「いや、中等部は今日部活無しだってさ。」
 
「あ、そうなの?わかった!じゃね!!」
 
「じゃね〜!さて、今日もばっちり寝るとするかな!」
 
そう、そう。そういえば俺も水泳部員だってこと話すの忘れてたな。入部した理由?そんなの姉ちゃんの水着姿に決まってんじゃん!!
 
 
 
第3話へつづく