寺藩具国(じぱんぐこく)、そこは北海島(ほっかいとう)、東中島(とうちゅうとう)、死国島(しこくとう)、琉九島(りゅうきゅうとう)の四つの大きな島からなる国で、数多の武将達がその国の天下統一を賭けて血みどろの戦を繰り広げ、北海島は室郁子(むろむべ)氏、東中島は徳川(とくがわ)氏、死国島は鬼鮫(おにざめ)氏、琉九島は宗田(むねだ)氏が統一した頃、琉九島を治める宗田の殿様に力姫(りきひめ)という娘がいた。力姫は琉九島一の巨乳の持ち主ですが、男勝りな性格で弓の達人で民や他国の者達からは男姫(おのこひめ)と噂されていながらも父や兄、そして家臣らと共に宗田城で幸せに暮らしていた。
ところが、力姫が18歳の時、突如死国島を治める鬼鮫麦之進(おにざめむぎのしん)が自ら琉九島の人口の10倍の人数の兵を率いて攻め込んで来ました。鬼鮫の軍隊は情け容赦なく残忍な事で恐れられていてあっという間に琉九島各地にあった要塞を壊滅させ、年寄女子供問わず民を虐殺して町や村を焼野原にして遂に宗田城に迫ってまいりました。
ドドドド
ワーワー
ボーボー
宗田城や城下町は火の海と化し、このままでは民や宗田氏の一族郎党は鬼鮫の軍隊に皆殺しにされるのも時間の問題になった頃、宗田の殿様は力姫と彼女の兄と共に天守閣に立て籠もっていました。
「この城はもはやこれまでか・・・」
「父上、このままこの城と運命を共に致しましょう!」
「この力も武士の娘として生まれたからには、兄上と同様の意見でございます。」
「力よ、お前だけはだけはそんな事をしてはならぬ!せめてお前だけでも生きて・・・」
宗田の殿様が話をしている最中突然、槍が背後から飛んできて宗田の殿様の口を貫きました。
「父上!!」
二人が驚いて槍が飛んできた方角を見るとそこには、鎧を身にまとった人間と鬼と狼と蝙蝠を掛け合わせたような姿の怪物が空を飛んでいました。
「おのれ化け物!よくも父上を・・・」と力姫は父の仇を討とうと自慢の弓で怪物めがけて矢を放ち、矢は怪物の左胸に命中しましたがどういうわけかその怪物は心臓を射抜かれたにも関わらずピンピンしていました。そして怪物は、そのまま力姫の兄へ飛び掛かって首に噛みついてそのまま食い千切って力姫の兄を殺してしまってのであった。
「兄上!!」
そして怪物は力姫の目の前で頭に小さな角を生やした髪の短い人間の男の姿になると食い千切った力姫の兄の首を持って宗田の殿様の躯の傍に行き、宗田の殿様の首を切り落としてそれらを掲げながら外にいる鬼鮫の軍隊に向かって、「宗田の殿様とその御子息の首を打ち取ったぞ!」と叫びました。
そして力姫は男に白の外へ連れ出されると、晒し首にされた宗田の家臣の生首の傍で頭に角を生やし、血の付いた黄金の鎧を身にまとった鬼鮫麦之進が待ち構えていました。
「よくやったぞ万月(まんげつ)よ。我がせがれよ。」
「はあ、父上。この万月め宗田の殿様とその御子息を討ち取り、宗田の男姫を生け捕りにして参りました。」
「鬼鮫麦之進は人と鬼との間に産まれたと聞いていたが、この万月という男は麦之進のせがれという事か。」
「ならばこの城は本日よりお前のものじゃ。」
「はあ、ありがたき幸せ。この女はどういたしましょう・・・」
「殺すなら殺せ!この身たとえ引き裂かれようとお前のような外道のものになどならぬ!」
「殺すだと・・・男顔負けの弓の達人の男姫と噂されていたが、直接お会いしてみればこの国で一番乳がでかい女だったとは。二度とお目にかかれないようなべっぴんさんをそう簡単に殺すのは勿体ないぜ!」
「ならばわしに良い考えがあるぞ。この姫を九兵衛(きゅうべえ)への手土産にするのはどうじゃ。」
「そりゃ良い提案だ。丁度兄者に嫁が来ない事に心配していたところだったぜ。」
「ちっ、親も親ならせがれもせがれだ!」
力姫は鬼鮫父子や鬼鮫の兵達に連れられ、死国島へ連行された。島ではあちこちで元気のない人々や死人が沢山いて、万月の話によれば、いつ頃からか、息苦しくなったりした末に命を落とす訳の分からない疫病が流行っているのだという。
鬼鮫一族が住まう鬼鮫城に到着した頃、鬼鮫の家臣達が何やら慌てた様子で走り回っていた。
「ちっ、また兄者の発作が出ちまったか。」
「発作?」
「兄者は表向きは病で寝たきりという事にしていたが、本当はお前も見たように俺と同じように化け物に変身するんだが、どういうわけか俺のように制御できないんだよ。」
力姫と万月は家臣達が走っていた方角へ向かうと、そこには万月が力姫の父と兄を討ち取った時の姿と同じような姿の髪の長い着物をまとった怪物が暴れ回っていました。家臣達は縄で縛ったり薬を振りかけたりしてなんとか怪物を拘束しました。
しばらくすると麦之進の奥方、すなわち九兵衛と万月の母親がやって来ました。
「九兵衛や、またこんな事になって。とんでもない事にならなかったのはよかったが・・・万月や、誰じゃこの娘は?」
「兄者への手土産として連れて来た宗田の殿様の姫だぜ。」
「そうか、では皆の者、宗田の姫と九兵衛をこれから私が案内する部屋へ連れて参れ。」
そして麦之進の奥方は一同を大きな部屋に案内し、九兵衛を中に入れた後、自分は力姫と九兵衛と話がしたいと言って他の者達を帰させた。
「さて力姫よ、そなたは九兵衛と万月のあの化け物の姿になっているのを見たであろう・・・あれは元々は私の一族にかけられた呪いのせいなのじゃ。」
「呪い?」
「今から五百年前、人間と狼と蝙蝠を掛け合わせたような姿の怪物が南蛮から海を渡ってある山に住み着いたのじゃ。その怪物は、麓の村の畑の作物を食い荒らすのは勿論、家畜や人間の血を啜り、肉を食らい、村人達は夜も一睡も出来ずに震える日々を送っていたのじゃ。ある日、この村にたどり着いた旅の若侍がその惨状を目の当たりにし、これ以上犠牲を出すまいと立ち上がったのじゃ。若侍は相手は怪物であるから神々の力を借りようと思い、その山の神々の住む里へ行き、山の神々と話し合った末に山の神々の一柱である女の子のような姿の美少年をお供にし、激しい死闘の末に若侍は左腕を失う重傷を負いながらも怪物を退治したのじゃ。しかし、その怪物には、その怪物に噛まれたり引っかかれたりした者はその怪物と同じ姿の怪物になってしまうという恐ろしい言い伝えがあり、その怪物に散々噛まれたり引っかかれたりした若侍は、言い伝え通りその怪物と同じ姿の怪物になってしまったが、本来なら人間として理性を完全に失って血に飢えた野獣と化してしまうのであったが、若侍と美少年は男同士でありながら相思相愛の関係となっていたおかげで理性を失わずに済み、美少年は男の身でありながら自分が愛した男の子供を産みたいと思い、激しく交わりあった末に美少年は若侍との愛の結晶を孕んだのじゃ。ところが、男が子を身籠るなどという不埒旋盤な行為を神々は許さず、審議の末に美少年を呪い殺す事にしたのじゃ。結果、美少年は難産の末に男児を産み落として間もなく亡くなったのじゃ。なぜ男児は死なずに済んだかというと、父親である若侍から受け継いだ呪いに加えて母親である美少年が全ての力を男児に注ぎ込んだおかげであるからじゃ。そして男児に受け継がれた呪いは、母親である美少年を呪い殺した呪いの影響によって噛みついたり引っかいたりした人間にその呪いをうつす事はなくなったが、子供を作れる年頃になると怪物に変身してしまうが父親とは違って人間の姿に戻る事はでき、その後、男児は村の娘を妻にして村の長となったが、男児と村の娘との間に産まれた子供のうち男児には子供を作れる年頃になると怪物に変身してしまうという呪いが引き継がれ、それは子々孫々続いていき・・・」
「あなたがその末裔というわけですね。」
「そうじゃ、私の一族は先祖にあたる山の神々の一柱である美少年から受け継いだ力と若侍から受け継いだ呪いによってその村を治めていたが、鬼鮫に占領され、私が鬼鮫麦之進の奥方になれば村は助けると脅されて私は村を救う為にあの男の奥方となり、あの男に手籠めにされた末に九兵衛と万月を産んだのじゃ。そなたはもう分かっているじゃろうが、そなたには九兵衛の子を産んでもらうぞ。」
麦之進の奥方は九兵衛の拘束を解き、部屋を去って行った。
しばらくして九兵衛はまるで喉が渇いた人が水に群がるかのように力姫の巨乳に吸い付いた。
「ああ、やめて。そんなに吸い付いてもお乳なんか出ないわよ。」
力姫が抵抗していると、九兵衛の手が光り、力姫の巨乳がビクンと動いた。
「なっ!?熱いっ!胸が焼けてしまう!」
すると力姫の巨乳がまるで風船に空気を入れるかのようにムクムクと大きくなり、垂れる事無く大きくせり出た2m程もの超乳となった。
「わ・・・私の胸が!これが、山の神の力・・・」
力姫が驚いていると、九兵衛は再び吸い付いてきた。
「ん・・・はあ!何かが私の胸の中に溜まってきている。これ以上触ったら、何かくるぅぅ!」
ピュウッ、プシュア〜
「うう、出たぁ!お乳が出ちゃった〜!!」
九兵衛は待ちわびていた母乳が出ると早速ゴクゴクと飲み始めた。しばらくして母乳を飲むのを中断して九兵衛は座り込んだ。その目は、先程のような荒ぶる怪物の目ではなく、安心した優しい目であった。
「九兵衛殿、そなたは苦しんでいたのであったか。私のお乳のかげで楽になったか。そなたにはどうしても頼みたい事がある。そなたにお乳を飲んでもらったというのに胸がジンジンしてお乳が止まらないうえにあそこが熱くなってきてしょうがないのだ。そなたには、もっと私のお乳を飲んで私の処女を奪ってそなたの子種を私のあそこに注いで欲しいのだ。」
九兵衛は喜んだ様子で着物を脱ぎ棄てて全裸になり、マラを力姫のマンコに突っ込んで再び母乳を飲み始めた。力姫の表情には、相手がたとえ一族の仇の一族の者だろうと自分の運命の男と出会えた狂喜が浮かんでいた。
「もっと、もっと激しくマラを出し入れして。私は九兵衛様の妻に、あなた様専用の子産み女になります!」
そして遂に九兵衛が射精する瞬間に力姫は両腕と両脚で九兵衛に強くしがみ付いた。
びゅっ!どびゅ!ぶっびゅう〜
九兵衛の大量射精に力姫は噴乳しながら歓喜して意識を失った。
しばらく時間が経って夜明けになり、力姫が目覚めると力姫の超乳は先程よりも少し大きくなり、九兵衛は化け物の姿から頭に角を生やし、筋肉ムキムキで先程よりも巨根で髪の長い美青年の姿となっていた。
間もなくして九兵衛は目覚めた。
「うーん、良く寝た。そなたは力姫であったな。そなたのお乳は美味であったな。そなたのお乳とそなたとの愛の契りのおかげか私の身体が昨日よりも逞しくなっているうえに何だか私の中の何かが変わった気がして胸がスッキリしているぞ。」
「喜んでもらえて光栄です、九兵衛様。」
「そなたのお乳をまた飲んでも良いか?」
「はい、九兵衛様。私はもう九兵衛様のものです。不束者ですが、これからもよろしくお願い致します。」
九兵衛が再び母乳を飲み始め、力姫は幼子を愛でるかのように片方の手で九兵衛の頭を、もう片方の手で自らの超乳を撫で始めた。
「赤子もこのようにお乳を飲むのかの。父上、あの時あなた様が言おうとした言葉が分かりました。」
力姫は、自分の父親が万月に討ち取られた時の事を思い浮かべながら呟き始めた。
「あの時父上は私に、『生きて子孫を繋げよ!』と言おうとしたのですね。私の戦いは、これから始まるのですね・・・。私が、宗田の血と九兵衛様の呪いのを継いだどんな戦でも死ぬ事のない強い男児を私のお腹に宿らせ、私のこのお乳で育み、宗田の恨みと九兵衛様の呪いの跡取りと私のこの身で鬼鮫を・・・この領地(くに)を取り込んで見せましょう。」
後編に続く