ボインヶ島

S.I 作
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あんたが、わしのクソ息子の友人のミスター・ジョージィですな。フム、職業は小説家で、セガレの慰み物になる程度のクソ小説を書いていると・・・。

父さんのジョークは気にせんでいいよ、ジョージィ。どうも言葉遣いの汚い人でね・・・。
ちょっと待ってて、妻と息子達も呼んでくるから。

心配せんでもええ、ジョージィさんのお相手はちゃんとわしがしとるわい。

父さん、くれぐれもありもしないホラ話なんかしてジョージィの機嫌を損なわないようにしてくださいね・・・。

さっさと行っちまえ!このクソ息子め!!


キューバ産の高級葉巻はいかがですかな。ジョージィさん。

いいえ、私は酒や煙草はやらない主義でしてね。

えっ、そりゃいけませんな。この葉巻は庶民は滅多にありつけない高級品ですし、そんなんじゃ大物になれませんぞ。では失礼・・・。

それでは本題に移りましょう。実は、新作の成人向け小説のネタが全く思いつかなくて困っていまして、
そこで今日、長年生きてきて経験豊富なあなた様から特別にエロい話をお一つ伺ってそれを元ネタに小説を書こうと思いまして・・・。

なんじゃと、もしかしてあんたは原作料をよこせなんて申し上げるのですか?冗談じゃない!わしはそんなみみっちいこんたんは持っておらんぞ!!


これから話すお話は、確かにジョージィさんが飛びつきそうなとびっきりのエロい話ですが、わしの身の上に実際に起こった不思議な出来事じゃ。

あれは、わしがまだ若い頃、ちょうど第二次世界大戦も末期に差し掛かった頃でしたわい。わしは当時、海軍に入隊してインディアナポリスに乗っておりましたわい。
そうです。ジョージィさんもご存知の通り、広島と長崎に落っこちたピカドン(原子爆弾)を輸送したあの重巡洋艦じゃい。
もしピカドンの輸送に失敗してピカドンが落とされなかったら、あの黄色いサルどもは本土決戦をおっぱじめて絶滅していたかもしれませんな。

ちょうどピカドンの輸送を無事に終えて太平洋のど真ん中を航海中にあの黄色いサルどもの潜水艦から回天をお見舞いされました。
そうです、人間が魚雷の内部に乗り込んで特攻するやつじゃ。
まったくあの黄色いサルどもに自分の命をまるでゴミ箱に紙くずを捨てるかのようにあっさり投げ捨てるよう教え込んだのはどこのどいつでしょうな・・・。

艦は見事撃沈。わしはそのまま太平洋のど真ん中に投げ出されてこの身一つでボウフラみたいにプカプカと漂流しました。


それから何日かして・・・

ひょっとして無人島にでも漂着したのですか?

えっ、無人の島ではないのは少し惜しいですが、わしの目に島影が映りまして、煙が出ていたのも目に飛び込んできましたので人が住んでいると確信して、
わしは火事場の何とか力とやらで浜辺に辿り着き、そのまま力尽きて倒れて、鮫にパクリと食われなかっただけでも幸せだと思いながら人の足音を聞きながら意識を失いました。


わしが島で意識を取り戻して最初に言った言葉は、「ここどこ?天国?!」でした。
なぜって、そりゃ目覚めたら男だったらふるいつきたくなるようなボイン丸出しの半裸のべっぴんさんにぐるっと取り囲まれていましたからなぁ!

そのべっぴんさん達は、不思議な事に肌の色・髪の色・瞳の色はまちまちで一通り揃っていて、それも全員爆乳か超乳という程のボインな若い美女だらけなんですからなぁ!!
わしは最初言葉が通じないと思ってジェスチャーをまじえてべっぴんさん達に話しかけてみましたら、
不思議な事に金髪のべっぴんさんはわしの言葉がわかるようで、彼女の話から彼女達がこの島の先住民である事をなんとか知る事ができました。

しかもべっぴんさん達は全員そのボインから母乳がじゃんじゃん出てましてな、その母乳を浴びる程飲み、彼女達の愛情満点の看護のおかげで数日もすると島の中を満足に出歩けるまでになりました。
彼女達の案内で島を散策して彼女達はヤシの木などを用いて建てた掘っ立て小屋に住み、丸木舟や釣り竿で漁をしたり、弓矢と槍で狩りをしたり、
木の実や山菜を採ったりと原始人みたいな暮らしをしている事が分かりましたが、不思議な事に赤ん坊から年寄りに至るまでわし以外の男という男が一人もおらんかったのじゃ。

最初わしは、焼き討ちの痕跡などの証拠も無いのにあの野蛮な黄色いサルどもが島中の男達を殺したか連れ去ってしまったと思い、
あの金髪のべっぴんさんと崖の近くで二人きりになった時に、「この島中の男たちは、皆どこへ行ってしまったんだい?」と質問しました。
すると彼女は笑いながら、「この島に男というのは、島の外から流れ着いたお前さんただ一人だけだ。この島は、私達女だけの島だ」と答えました。
いや、なんとも不思議な島じゃったわい。ジョージィさんも行ってみたいと思ったじゃろう。


さてさらに数日が経ち、わしは完全に体力を回復しましたが、必然的にわしの自慢のセガレも元気になりました。ヘヘヘ。
何しろ、右を向いても左を向いても目に入るのはボインをブラブラさせた半裸のべっぴんさんばかり。
おまけにしごきまみれの長い海軍生活でそっちの方は、すっかりご無沙汰しておりましたからなあ。

すると待ってましたと言わんばかりにわしが住んでいた掘っ立て小屋に、べっぴんさん達が団体で押しかけて来て一日中ぶっ通しでSEXしまくったんじゃ。
いやあ、あの頃のわしも若かった。
一日中ぶっ通しで5・6人のべっぴんさんをとっかえひっかえ、やりにやりまくって、べっぴんさん達の母乳を浴びる程飲み、本気でべっぴんさんを孕ませたい一心で腰が抜けるかと思う程膣内射精しまくって、
その時わしは、「生きていて良かった」と快感にふけていました。


そんなハーレム生活が何日か続いたある日、わしはふと思ったのじゃ。
もしここが、あの金髪のべっぴんさんが言っていた通りに女だけの島だったら一体どうやって子孫を繋げていくのか?
なにしろ、わしみたいに船や飛行機の事故等で生きて孤島に漂着するような話は滅多にあるような事じゃありませんからな。

ある晩、わしはわしの掘っ立て小屋のSEXパーティーに参加しなかったべっぴんさんの何人かが夜の暗い森の奥に去って行くのを見まして、
そっと尾行してみる事にしました。
べっぴんさん達を尾行していくと、彼女達は以前わしが島を散策した際にべっぴんさん達から島の守り神様が住まう聖域としてわしのようなよそ者は立ち入り禁止だと言い聞かされていた島の中心部に向かっている事が分かりました。
次第に中心部に近づくにつれてべっぴんさん達は、恍惚とした表情を浮かべて身にまとった衣を脱ぎ捨てていきました。そりゃ美しい光景でしたわい。
やがてべっぴんさん達は島の中心のど真ん中にある巨大な1本の樹の周辺に集まりました。
その樹は、大木とミミズとイソギンチャクを掛け合わせたような見た事も聞いた事も無いグロテスクで滑稽で、そしてエロティックな化け物としか言いようのない姿の植物でした。
化け物植物は、そのわいせつな触手のような蔓を伸ばしてべっぴんさん達の体を愛撫し始め、べっぴんさん達は手慣れた様子でその身を触手に委ねました。
やがて、島中にべっぴんさん達の喘ぎ声が満ちました。
まったく、そりゃ刺激的な光景でしたわい!
なるほど・・・わしは合点がいきました。あの化け物植物がべっぴんさん達が言っていたこの島の守り神様で、島中のべっぴんさん達を孕ませておったんじゃ!!


さて、わしがこの島に流れ着いて数ヶ月経ち、向こうではわしは死んだ人間となっているだろうとわしがそう思うようになった頃、わしの身体に変化が表れ始めたのじゃ。

まず、わしの自慢のセガレが目に見えて小さくなりよったんじゃ。
わしは最初、べっぴんさんとSEXしまくったせいじゃろうと思いましたが、その縮み方はあまりにもおかしかったのじゃ!
わしが思った通りのおかし過ぎる事はそれだけではなく、体毛が無くなって身体全体が丸みを帯びてきて、胸や尻が膨らんできたんじゃ。

まっ、まさか・・・

そう、ジョージィさんが思うようなそのまさかと思った時は後の祭りでしたわい!ある朝、目が覚めると・・・
わしは完全に女になったうえに、母乳がじゃんじゃん出るようになっとったんじゃ!!

この時、この島がどんな島でこの島の先住民のべっぴんさんの肌の色・髪の色・瞳の色はまちまちで一通り揃っていた謎が解けました。
この島で生活しとると・・・男は皆、女になっちまって、わしがこの島の先住民と思っていたべっぴんさんの何人かは、
わしみたいに船や飛行機の事故等でこの島に漂着して長居し過ぎた男達の成れの果てである事だと。


まあ、こうなっちまったら仕方ないし、これも何かの運命だと思い、わしは諦めてこの島でべっぴんさん達と一緒に原始人みたいな暮らしをしました。
ジョージィさんには想像できませんが、女になったときのわしは、わしが見てきたべっぴんさんの中では一番の超乳としか言いようもない程のボインで
島中のべっぴんさんの中では一番母乳が大量に出るべっぴんさんじゃったぞ。
わしは、まんざらでもない気分でした。

無論、島中のべっぴんさん達が守り神様と崇めていたあの化け物植物も試してみましたわい。
いや、それはそれは素晴らしい体験でしたわい!女の体があんなに感じるものとは、思いもみませんでして、男だった頃がバカみたいなものに思えました。


そうやって気が遠くなる程の月日が流れ、わしは親兄弟の生死が気になり出しちまったんじゃ。要するにホームシックというやつじゃい。
でもその頃わしは、家族親戚友人知人はわしはあの日戦死したと思ってわしの事はすっかり諦めて忘れちまってんだろうと考えていましたし、
もとより、こんな変わり果てた姿では親に顔見せできませんが、生まれ故郷に戻って、そこで生涯の伴侶を見つけて所帯を持ち、遠くからわしの親兄弟を見守りながら幸せに暮らせたら・・・・と、
すっかり心まで女になっちまったわけですな。ハハハ。

わしは、べっぴんさん達の隙をついて丸木舟に食料をどっさり積み込んで丸木舟をこぎ出して島を後にしました。
それから数日後・・・舟の中でぐっすり眠っているところをわしは降伏文書調印のやつでお馴染みの戦艦ミズーリに拾い上げられました。
わしは仲間の水兵達の、「お前はオカマか!?」という大きな笑い声で目が覚めました。そうです、わしは気が付いたらいつの間にやら男に戻っていたんじゃ。
こうして、わしは無事に生まれ故郷に戻る事が出来たんじゃ。家に取材に来たラジオ局の人にわしの体験談を嘘偽り無く全て話したら、それがラジオで全国放送されて皆に笑い者にされてしまったがの・・・。
ところが・・・ところがじゃ。この話にはとんでもないオチが付いていたんじゃ。


わしの話がラジオで全国放送されてからしばらく経った後、わしの腹が風船に水を入れたかのように大きく膨らんでいったんじゃ。
わしは怖くなって医者に診せましたら、なんとわしは妊娠していたんじゃ。
そうです、家のクソ息子はあの化け物植物の落とし子なんですわい。

さて、そこで問題ですジョージィさん。わしは妊娠しておる・・・じゃが、わしの身体は既に男に戻っている。
となると、わしはあの「クソ息子」を「どこ」からひり出したと思いますか。ゲヘヘヘヘ。