竜神の姫

S.I 作
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黒い瘴気の風が吹き荒れ、黒い霧が立ち込める荒れ果てた土地、砂漠化が広がる世界。その荒廃した世界の一角に緑に囲まれた山林がある。強大な魔力に守られた竜神族の国、人間が足を踏み入れたら生きては帰れぬという禁足地。
そこに一人の黒髪の少年が自らの命を顧みず足を踏み入れた。
彼の名は、レオン・レガリアス。
彼は辺境の地のオアシスの村の遠い昔、天より現れた顔はライオンで身体は人間の半人半獅子の姿のライオン獣神が張った結界の番人の一族の出で、結界のお陰で砂漠化の進行や魔界からの魔物の侵攻に耐え抜き、作物や家畜を育て、貴重な水源である泉を守り、村は栄える事が出来たが、
結界の老朽化は、直す事も限界であるところまで達していて、石垣を造って砂漠化の進行や魔物の侵攻から村を守ろうにも材料が不足し、遠くにある大きな街へ材料を仕入れるようにも材料の購入費どころか旅費もかかってしまう。
そこでレオンは、最終手段として竜神族の力を借りようと自らの命を顧みず禁足地に足を踏み入れたのであった。

レオンは禁足地の難所である崖をよじ登っていると誤って足を滑らせて真っ逆さまに転落してしまった。
(…身体中が痛い。血が沢山出ている…。息も出来ない…。このまま死ぬのかな…?)

レオンが心の中で呟きながら気を失っているところに赤色の竜神族の美女と自分の身体よりも大きく膨れ上がった超乳ともいうべき乳房の持ち主で、不思議な事に全く垂れてないその超乳に相応しい露出度の高く、特に胸を強調し、宝石が散りばめられた服を着た金色の竜神族の美女が通りかかってレオンを発見した。
金色の竜神族の美女はレオンに近寄ると己の乳房を露出して乳首をレオンの口にくわえさせた。レオンは本能であるかのように彼女の乳首をチューチューと吸い始めた。
すると彼女の乳首から母乳がピュウッと噴出してレオンはそれをゴクゴクと飲み始めた。
(温かい…。何だ、身体の中で何かが大きくなるような感じがして熱い…)
するとどうだろうか、レオンは肉体が時間の流れを早めるかのごとく急成長していき、身体中の筋肉という筋肉は膨れ上がりながらゴツゴツ硬くなり、股間に存在する肉棒はビキビキと筋を出現させながら太く長くなっていき、根元に存在する玉袋は広がり大きくなり、
身長2mのマッチョで巨大なペニスと金玉を持ったライオンっぽいイケメン益荒男にへと変貌し、レオンはそこで意識を失った。

どのくらいの時間が経ったのか、レオンは故郷を旅立つ際に自分と同年代の幼馴染の少女との別れの言葉を交わしている際の夢を見て目覚めると、そこは華やかな装飾の家具が置かれた寝室であった。
「気が付いたか旅人よ」
レオンが眠っていたベッドの傍らにいた赤色の竜神族の美女が声をかけてきた。
「ここは…、あれ、声が変だ?」
「ここは我ら竜神族の宮殿の一室だ。お前は崖から落ちていた所を姫様に助けられたのだ。ああなっていたら普通の人間なら即死だったが、お前は獅子神の血を引いている事と姫様の魔力が含まれた聖なる母乳を飲ませてもらえた事で助かったのだ。
聖なる母乳の力でお前の中の獅子神の血が覚醒した影響でお前は大人にへと急成長したのだ。普通の人間だったら見殺しにしていたが、血の臭いでお前が獅子神の血を引いている事を見抜いた姫様の恩寵に感謝するのだな」
レオンはあの時自分が飲んだ物が竜神族の姫の魔力が含まれた聖なる母乳だと理解すると、近くにあった鏡に映った自分の姿を見て自分がマッチョで巨根と巨玉を持ったライオン獣神への変化の兆候が現れているイケメンで逞しい大人になっていて、それに比例して魔力が上昇しているのに気が付いた。
「これが…俺…」
「これほど驚いている様子だと人間との混血で血が薄れてお前の一族自体自分達がライオン獣神の末裔である事を忘れてしまっているようだな…」
「あの、お世話してもらってありがとうございます。俺の名前はレオン、あなたのお名前は…」
「私の名はワバネだ。もし動けるようなら直ぐに立ち去れ。もうすぐこの地で我々にとって重要な儀式が行う準備があるからな」
ワバネが部屋を去ると、それと入れ替わるように自分の身体よりも大きく膨れ上がった超乳ともいうべき乳房の持ち主で、不思議な事に全く垂れてないその超乳に相応しい露出度の高く、特に胸を強調し、宝石が散りばめられた服を着た金色の竜神族の美女が部屋に入って来た。

「こんにちは、ねえ、あなたが来た砂漠の向こうの世界の事教えて!」
レオンが突然の事に目が点になっていると、彼女は自己紹介を忘れていた事を思い出して、改めて自己紹介を始めた。
「初めて話し合う方には自己紹介をしなきゃ。私は竜神族の姫(プリンセス)であるミルキュリアと申します」
レオンは自己紹介をしていると、ミルキュリアが身動きをするだけで花のように香り立つオーラを感じていた。

レオンとミルキュリアが話をし始めてからしばらくするとミルキュリアはレオンに宮殿の中を案内すると言って連れ出そうとしたが、レオンは上手くベッドから立ち上がれずに転んでしまった。
「ごめんなさい、もう元気になったのかと…」
「はあ、はあ、何だかサイズの大きすぎる服と靴を身に付けているみたいで身体を上手く動かせない…」
「もしかして、私の母乳の影響で身体が急に大人になった事と獣神化の兆候に身体が馴染めていないのかも…」
するとミルキュリアは己の乳房を露出してレオンに飲んでと言ってきた。レオンはミルキュリアの乳房に見とれているうちに遠慮なく本能であるかのように彼女の乳首をチューチューと吸って母乳を飲み始めた。
「甘くて美味しくて良い香り…身体の中で何かが大きくなるような感じがまた…」
レオンが母乳をゴクゴクと飲んでいる間ミルキュリアは呪文を呟きながら乳房をマッサージをしていた。するとミルキュリアの自分の身体よりも大きく膨れ上がった超乳ともいうべき乳房は更に一回り大きくなり、母乳がジャンジャン出るようになった。
レオンがジャンジャン出る母乳を浴びる程飲むと身体が更に高身長でマッチョなっていきながら巨根と巨玉は大きく成長していき、体毛が濃くなって、尻尾が生えたりとライオン獣神化の兆候が進行していった。
「一段と逞しくなりましたね。変化後の身体に完全に慣れるまで毎日私の聖なる母乳を飲んで下さいね」

その日からレオンはミルキュリアの下でお世話になる事になり、ミルキュリアが毎日聖なる母乳を飲ませてくれたおかげで身長3mの何者にも負ける事が無いマッチョであり得ない程の巨根と巨玉を持ったイケメンな半人半獅子の大人の益荒男へと変貌し、それに比例するかのようにミルキュリアの乳房は魔乳といってもいい程のあり得ない大きさまで成長し、
胸は垂れもせずボンッと出ているが不思議な事に肩こりや痛みといった身体への負担は一切無く、母乳の量も多くなっていった。
レオンが故郷の村を旅立って半月位経った頃、レオンがミルキュリアの聖なる母乳を飲んでいるとミルキュリアは甘い声を上げながら感じていた。
「もしかして、俺に母乳を吸われるの気持ちいい?」
「うん、レオンに吸われると何だかゾクッと感じるの…」
ミルキュリアは、話をしている最中にレオンの額と巨根に王冠のような形の紋様が浮かんでいるのに気が付いた。
「レオン、あなたの額とオチンチンに浮かんでいる紋様を見ているとあなたに処女を捧げたいという気持ちになるの…」
ミルキュリアにそんな事を言われたレオンは、ミルキュリアに膣内射精をしたい気分になってミルキュリアのパンツを脱がせて本番行為を始めようとしたところ部屋に入って来たワバネに見られてしまい、「何をしているのだ貴様!!」と怒鳴られて突き飛ばされてミルキュリアと引き離されてしまった。
「姫様、明日の早朝から婚礼の儀でありますぞ。もうお部屋に戻ってお休みください」
そう言ってワバネはミルキュリアを部屋から連れ出し、しばらくしてワバネは部屋に戻って来た。
「明日の早朝、お前の故郷の村へ帰れ。十分力は付いただろう」
レオンは、初めてワバネと会話をした際にもうすぐこの地で重要な儀式が行われる事を思い出し、それがミルキュリアの婚礼の儀であるのだと見抜いた。
「お前達近隣の者達の事は哀れに思っている。元々我らの種族やお前の種族は人間達に神として崇められ、人間達に自然の恵みを与えていたが、自然の恵みを独占しようとする欲張りな輩とその中から現れた空も海も大地も自分だけの物にしようとする威張りん坊な人間どもが造った国家やまがい物の神を主神とした教団によって我らは「魔物」と呼ばれて迫害され、
なぶり殺しにされて数を減らされ、冬の時代を迎えさせられていったのだ」
「そんな事があったなんて…。よその事は知らないけど、世界が滅茶苦茶になったのは魔界から来た魔物のせいじゃないとしたら一体何が原因なの?」
「魔界と魔物は実在するのだよ。そこは人間達が「死後の世界」と呼んでいる所で、本来我らが「魔物」と呼んでいる存在は、人間達の中で自然の恵みを独占しようとする欲張りな輩、その中から現れた空も海も大地も自分だけの物にしようとする威張りん坊、そやつらが造った国家の民やまがい物の神を主神とした教団の信徒共の肉体が滅んだ後の成れの果てだ。
奴等は虎視眈々とこの世界を狙っていて、人間には姿は見えないから、短命種であるが故に目先に見える事しか信じられない人間が我らが姿が人間とは違うという理由だけで魔物だと誤解されるのは無理もないし、人間が作った武器ではかすり傷一つ負わせる事が出来ないから人間達は一たまりも無い」
「それで奴らはどうなるの?人間達は武器や魔法で魔物に抵抗していると聞いているけど…」
「いや、抵抗するどころかその逆だ。連中は人間の身体の中に入り込み、乗っ取って自分がなりすまして人間社会に溶け込んでいきながら己の目的を果たす為に暗躍していくのだ。そして大抵はろくでもない方法で自分達のしでかした罪を我らに擦り付け、なぶり殺しにして世界を滅茶苦茶にした末に破滅させるのだ」
「そんな、それじゃ僕達は泣いて喚いて死を待つしか無いのか…」
「いや、まだ我らや人間達に希望はある。それは、姫様が婚礼の儀で結ばれる相手との愛の契りで産まれる勇者だ。姫様は勇者を産み、育む為にこの世に誕生なされたのだ」
レオンが自分はミルキュリアと添い遂げられない運命なのだと悟っているとワバネは、「明日の夜明けには去れ」と忠告するのであった。

翌朝になり、レオンは故郷へ帰る支度を済ませ、婚礼の儀の最後の準備が執り行われているのを見届けながら、「素敵な男性と結ばれて元気な赤ちゃんを産んでね、ミルキュリア」と名残惜しそうに竜神族の国を去って行った。
故郷へ近づいて行くにつれてレオンの目に入って行ったのは信じられないような光景であった。
「一体どうなっているんだ、半月位で砂漠化がこんなに進行しているなんて…」
そして故郷の村は結界が崩壊寸前で荒廃していたのであった。
「レオン、あなたレオンなの?」
女性の声が突然響いて声のした方を向くとそこには大人の美女と化した幼馴染の少女が幼い少年と一緒にいたのであった。
レオンが驚いて幼馴染の少女の名を言うと彼女は、「この10年間どこほっつき歩いていたの?」と質問してきた。
そこでレオンは、実は竜神族の国は時間の流れが違っていて、外界では10年も経っていた事を知り、だから自分は大人になったのだと悟ったのであった。
「レオン、この子は私の息子なの。私は王都の兵士と結婚したの。今王都は大変な状況で夫は王都にいるの」
「大変な状況って?」
「魔王軍の大幹部の一人が魔王の代理として侵攻について説明を王様にしに来たの。途中で宰相であるグズデ・アヴァロの制止を振り切って一人で城の外に逃げ出して行方知れずになって捜索が続けばいいんだけど見つかれば即殺されるだろうし、でも万に一つの可能性だけどこのまま見つからなかったら、明日には他の大陸に侵攻してくるらしいの、
だから私の夫とこの子を連れて国外へ逃れようと思うの、レオンはどこか宛は無いの?もしあったら連れて行ってくれないかしら」
幼馴染は強い決意を抱いた瞳をしており、息子もまた自分を守ろうとしている母親の背中を見て勇気付けられているのを感じ取ったレオンは、この親子の為になんとかしようとしたが考えが全く思い浮かばなく、途方に暮れていた。
その時だった。何処からともなく不思議な波動が感じられてレオンはふと上を仰ぐと大きな光の玉がゆっくり降りてきて着地すると眩い光を発して中からミルキュリアが現れた。レオンが驚いた顔をしながら彼女の名前を呼ぶと娘は振り向いてから彼の元へ近寄り抱きしめるのであったが、ミルキュリアはレオンの名を言いながら気を失ってしまい、
レオンはミルキュリアを抱えて自分の家に向かい、ミルキュリアを寝かしつけた。

「どうして僕なんかを追いかけて来るなんて無茶な真似をしたの?」
「無茶な真似だと分かっています。私の身はもう私一人の身じゃないのですから…。だって…」
レオンは、何故彼女がここに現れたのか察していたのだ。それは、ミルキュリアと婚礼の儀で結ばれ、勇者の父親となる運命の相手というのは自分なのであり、あの日、ミルキュリアが自分の額とオチンチンに浮かんでいる紋様を見ていると自分に処女を捧げたいという気持ちになり、レオンは、ミルキュリアに膣内射精をしたい気分になっていたのはその為だと理解した。
「ミルキュリア!!僕が君の本当の生涯の伴侶だってやっと分かったよ!さあ早く僕の子供を産んで下さい!!」
「嬉しいわレオン、早く私の母乳を飲んで!」
ミルキュリアはそう言うと一糸まとわぬ姿となり、レオンは大喜びしてミルキュリアの乳首をチューチューと吸って母乳を飲み始めた。
ミルキュリアはマッサージをするかのように自分の胸を揉みながら呪文を唱えていると胸は神乳といってもいい程のあり得ない大きさにまで大きくなり、グラマラスな体型の大人の美女へと変わっていった。胸は垂れもせずボンッと出ているが不思議な事に肩こりや痛みといった身体への負担は一切無く、母乳の量も更に多くなっていった。
次にミルキュリアは、レオンの男性器をマッサージをするかのよう揉みながら呪文を唱えていて、レオンは量の増えた母乳を飲んでいると魔力が上昇し、更に高身長で何者にも負ける事が無いマッチョであり得ない程の巨根と巨玉を持ったイケメンな完全な獅子獣神の姿へと変化した。
「これで大丈夫よ、レオン。さあ、婚礼の儀を始めましょう」
すると二人の足元に魔法陣が現れた。
「はいっ、ミルキュリア、貴方を愛しています。ずっと一緒に居ます」
「はい、私ミルキュリアは、貴方の子を産みます」
(遂にこの時が来たんだ。俺達は夫婦なんだっ)
レオンは大きくなったペニスをミルキュリアの膣に挿入した。ずちゅ…………グチャリ……ビクン!ビクビクゥーーン!!ドビュビューン!!!ゴボォオオオオッ!! レオンの精液は射精と同時に一気に量が増加していき、みるみるとミルキュリアの子宮に溜まっていき、同時にミルキュリアは激しく痙攣し始めたが、次第に落ち着いてきて、二人は熱い抱擁を交わした後、唇を重ねていた。
レオンは、ミルキュリアのおっぱいを優しく撫でながら再び母乳を飲んでいると胸全体が肥大化し始めて母乳の量も増え出した。やがてレオンはミルキュリアの膣内にドビュビューンと大量射精し、ミルキュリアの腹は一目で妊婦だと分かる程にまで膨れ上がった。

その時、ミルキュリアの腹部が光り出し、腹部は更に膨れ上がったのであった。
ドクンッ、ドクン
「お腹が、やっと私達の赤ちゃんが…」
ミルキュリアの言葉と共に破水が始まった。これから出産するミルキュリアの顔は苦痛よりも悦びの表情となっていて、レオンは我が子を取り上げようと必死になって出産の手助けを始めた。
ぎゅるうぅ〜んっ、ごぼぉおおお〜
お、おあぁあああっ
赤子は自力で這い出るように無事に誕生し、オギャアア、オギャアと赤ん坊の泣き声が聞こえ、ミルキュリアは赤子が元気な男の子だという事をレオンから聞かされた事もあって嬉し涙をこぼしていた。
その後、レオンの子供が生まれたという話を聞いた村の村人達が集まって祝福し、宴会が始まった。レオンとミルキュリアの間に産まれた男の子はゼストと名付けられ、そして宴が終わった後、村の結界は完全な獅子獣神の姿となったレオンによって修復されて砂漠化の侵攻から救われたのであった。

それから10年後、ゼストは村を旅立ち、幾多の試練や魔界からの魔物の軍勢との死闘を乗り越え、真の勇者となり、世界を救ったのであった。