響子の不思議な話 その3

ソバ屋 作
Copyright 2003 by Sobaya all rights reserved.

10月 23日 晴

この日、響子は、風邪をひいて家で寝込んでいた。
「・・・うぅ・・・。
 今日は・・・体育祭だってのに・・・。」
ふと、響子の目にとある箱が映った。
・・・あの薬が入った箱だ。
響子は、ゆっくりと立ち上がり、
箱の側へ歩いていった。
歩く度に、響子の胸はブルンブルンと揺れる。
「え〜っと・・・。
 どうせ・・・風邪で休みだし・・・。
 ・・・五本飲んじゃえ!」
ガチャガチャと音を立てて五本の瓶を取り出した響子は、
そのままベッドに戻っていった。
「じゃぁ、早速・・・。」
ゴク、ゴク、ゴク・・・
響子は、豪快に五本の瓶を空にして、
眠ってしまった。
・・・・・そして・・・。
「・・・ん・・・。
 ・・・ん?
 ・・・って・・・きゃぁぁぁぁぁっ!」
響子は、その大きな胸に驚いた。
なんと、胸肉が、アゴと膝に触れていたのだ。
そして、高さはもう一mに達していた。
「・・・うそ・・・。」
・・・ムクムクムクッ!
「きゃっ!?
 まだ大きくなるの!?」
もう、パジャマは破れていた。
響子は、慌てて立ち上がった。
・・・だっぷん・・・
そのとてつもない肉が、大きく波打った。
「・・・いやぁ・・・っ!」
響子の顔は、もう真っ赤に染まっていた。
「誰か・・・元に戻して・・・。」
響子が、ベッドに戻ろうとすると・・・。
・・・ムクムクムクムクムク・・・
「い・・・いやぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」
響子は、急に大きくなっていく胸に耐えきれなくなり、
バランスを崩して転んでしまった。
ガチャ・・・
突然、部屋のドアが開いた。
「お姉ちゃん・・・。
 風邪・・・治った?」
部屋に入ってきたのは、
創立記念日で休みの小2の弟だった。
「お・・・お姉ちゃん!?
 大丈夫!?
 一体どうしたの!?」
「そ・・・そこの薬・・・。」
「この薬!?
 この薬を飲めば治るの!?」
(・・・え・・・?)
「はい、お姉ちゃん!」
響子の口の前に、瓶の口が差し出された。
「ち・・・違う・・・」
「え?何?」
響子は、もう人に聞こえる声が出せなくなっていた。
「いい?飲ませるよ!?
 口、開けて!」
薬は、無理矢理響子の口内に入っていった。
「これ、全部飲ませるからね!?」
所詮は小2、程を知らなかった。
ゴクゴクゴクゴクゴク・・・
そして、全ての薬が響子の体内へ・・・。
(・・・いやぁ・・・っ。
 膨らまないで・・・。)
・・・ムクッ!ムクムクムクムクムクムクムクッ!
(・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!)
・・・そして、響子の家の半径2qは、
響子の胸で埋もれたという・・・。