私、大鳥 燐(オオトリ リン)、十一歳!小学5年生!
今日はお姉ちゃんとペットショップに念願だったワンちゃんを買いに来ました。
姉「う〜ん、そうね〜、この子がいかな〜、ブルドッグ」
お姉ちゃんの名前は恋(レン)、写真家で放浪の旅に出ているママの代わりにパパと私の世話をしてくれています。
大学の2年生で美人だけど、かなりののんびり屋さんです。そしてお姉ちゃんの1番の特徴としてあの大きなお胸!
おへそぐらいまであって、街の男の人はみんな釘付けです。(・・・はぁ〜あ、私もちょっとわけて欲しいな〜)
燐「あっ、コーギーだ〜〜〜!!!私あの子がいい〜〜〜」
私は学校で映研(映像研究会略して映研)に所属していて、映画からTVアニメまで色々な映像を観ているですが、とあるアニメに出てきたウェルシュコーギーがとってもかわいくて、夢中になってしまいました。
恋「あらあら、あの子がいいの?じゃああの子にしましょうか。」
そして・・・数分後、自宅。
恋「この子に名前つけてあげないとね。」
燐「そりゃあ、勿論アイ・・・」
恋「スト〜〜〜ップ!!それ以上は色々問題あるからスト〜〜〜ップ!!」
お姉ちゃんはのんびり屋さんだけど、急にエンジンがかかる。けど、なんでダメなんだろう・・・、雑誌では同じ名前付けてる人多いのに・・・。
恋「よし、じゃあ私が名前つけてあげる・・・・ト、ト、ト、歳三!」
燐「それって、今お姉ちゃんがはまってる新撰組の人じゃない・・・」
恋「いいじゃない。歳様と同じ名前よ、この子もシッポ振って喜んでるみたいだし。」
たしかに歳三って呼ぶと喜んで反応してくれる・・・まあ私も嫌いじゃないし良しとしますか!
その頃宇宙では・・・
?1「ちっ!しつこい!宇宙幕府の犬めが・・・!」
?2「待て〜い!ん?あんなところにスペースデブリが・・・ぶ、ぶつかる!」
そして、また地球(東京多摩地区)
TV「え〜、たった今入ったニュースです。東京多摩地区方面に未確認飛行物体、UFOが2機墜落してくる模様です。これに対し日本政府は・・・」
燐「へー、こっちの方だ。たぶん見えないけどベランダ行って見てみようか?おいで歳三!」
歳三「ワン!」
燐「・・・って、山の方に墜落してきてるし!ぶ、ぶつかる!」
ド〜〜〜〜ン!!!!
大きさの割にはたいして被害も無かったようでした。
燐「あれ?もう1機は?・・・やば、こっち来た・・・」
次の瞬間!光が私の前で止まりました。
A「私の名前はエース、宇宙守護職の副長を勤めております。」
燐「・・・なんか前観た特撮ヒーローモノと一緒な展開・・・、もしかして私に変身して戦えって?」
A「よく、お分かりで。もう私の命も残りわずかです・・・どうかお願いできませんでしょうか?」
燐「うん、OK〜」
A「はや!そして軽!じゃあ早速、貴女に直接力を授けるにはまだ貴女は小さすぎる。よってそこの機械と貴女のパートナーに力を渡します」
燐「機械って、あのDVDプレイヤーのこと?パートナーって歳三!?」
A「すみません、もう力授けちゃいました。取り扱いは歳三さんが全部記憶してますんで、じゃあそういうことで〜〜」
燐「ちょ、ちょっと・・・消えちゃった。歳三大丈夫?」
歳三「応、大丈夫だ。御前さんの方こそ大丈夫かい?」
燐「私は平気・・・って、歳三、犬なのに喋った〜〜〜!!!」
恋「燐〜〜〜、騒がしいけどどうしたの〜〜〜?」
燐「何でもな〜い、TV、TV!(小声で)ってどういうこと?」
歳三「ああ、エースの野郎が御前さんを邪悪な敵と戦う立派な魔光義士にするために、俺っちに知恵を授けたんだ」
燐「邪悪な・・・敵?(軽くOKしちゃったけど、普通こうなるわよねー、展開的に・・・)」
TV「続報です、宇宙船の宇宙人から我々地球人に対し宣戦布告いたしました。その映像をご覧下さい」
?1「我々ハ頭ノ悪イ宇宙人ダ、頭ノ悪イナリニマズ、ココイラ一帯ヲ支配シテヤル」
TV「これに対し、日本政府は大変遺憾であるとだけ述べ、何も対策をねってない模様です・・・」
歳三「まずいな・・・確かにやつらが頭が悪い事は確かだが、一つの町ぐらいなら一日あれば支配できる力も持っている事も確かだぞ・・・」
燐「私はどうすればいいの?」
歳三「(ほう、切り替えが早いな)、よし変身の仕方を教えてやる。まず俺っちの背中に好きなディスクを一枚入れるんだ。」
燐「ディスクってDVDのこと?うんわかった」
歳三「よし、入れたな。そしたら、変身コードだ。DO・ビデオ・DOって唱えるんだ。」
燐「うん、DO!ビデオ!DO〜〜〜」
その時歳三から光が!
燐「む、胸が熱い・・・?胸がおっきくなってく?」
そして私は変身した。背は変わらないけど、お胸がお姉ちゃんみたいにおへそのあたりまである・・・。けど不思議と重くない、むしろ以前より体が軽くなったみたい・・・。・・・?なんだろうこの武器?どっかで見たような?
歳三「応、変身できたか。変身すると自分のあこがれや願望が強く出る、それがその乳房、つまりは御前さんの姉さんに対するあこがれが強く出たってわけだ。そして、衣装や武器は入れたディスクの内容によって変化するんだ。」
燐「えっと、DVDのタイトルは・・・士道剣士Zムシャン、本当だ、服もそれっぽいし、武器はビーム刀だ。」
一方、UFOの内部では。
幹部1「ここの空気では我々はあまりもたんようだな・・・」
幹部2「ではこの星の生物のデータを取り込んでトランスしましょう」
幹部3「こいつらなんていいんじゃねえか?」
幹部1「よし、じゃあそれで。せーのトランス!」
ぴち、ぴち、ぴちぴち
幹部2「い、息が苦しい・・・オマエ何を取り込んだんだ?」
幹部3「こ、これ・・」
それは、水族館のチラシであった・・・。
幹部1「このままでは死んでしまう!メカ戦士!我々を生命維持装置(水槽)に!早く!」
幹部2「これでは我々の動きは制限されてしまいますな〜、この星のトップの生物、人間とやらに幹部代理をやってもらいますかな」
幹部3「最初っからその人間とやらにトランスすれば良かったんじゃ・・・」
幹部1「お前が言うな!じゃあこの人間で・・・」
指差したのはたまたまコンビニまで買い物に出ていた燐の姉、恋であった。
恋「ふふ〜ん、んふふ〜ふ〜、さーて買い物も済んだし帰るとしますか!あらら?光が、!?きゃあ!」
?「さて、まずはこの店を乗っ取りましょうか。オ〜ホッホッホッ!」
次回予告
爆乳魔光少女に変身した燐、そしてその前に立ちふさがる謎の女幹部。その正体とは!?
次回「光の爆乳少女(後編)」に続く!