ーえっと、4だな。
エリス「(コクコク)」
エリスは金色のコマを4つ動かす。そして、鏡を見る。さあ、今度は何が書かれているんだ?
鏡には、『17歳まで急成長』と書かれている。
ーまたか。
ほっとしたのも、束の間。エリスの成長が始まる。また身長がぐぐっと伸び始める。
ー……って、おい!
忘れてた!さっきと違って、今は俺の膝に居るんだった!
俺は急いで、エリスを膝からどかそうとするが、エリスは全く動かない。
……くそっ!悪魔の力って、奴か!
エリス「あっ……!馬鹿……!どこ……触ってるの、隼人?」
ーどこって言われても……。
尻とか答えたら、完全にアウトだろうな。
そうこうしている間にも、エリスの成長は止まらない。
もう僕より頭1つ半くらい、身長が高くなっている。そして、胸や尻の成長が始まった。
エリス「あ……ちょっと……!ん……!」
ーお、おい!やめ……!
膝越しに伝わるエリスの尻の温かい感触が、ずんと圧し掛かる。
彩「うわー……。エリスちゃんの胸、スイカみたい……」
ース、スイカ?
お、おい。どこまでやる気なんだよ。この胸と尻大好き悪魔め。
1分くらいすると、やっと成長が止まった。
エリス「はあ、はあ……」
ー……疲れる。
主に精神的に。
ーと、とにかく俺の番だ。エリス、もう良いぞ。
俺の命令は、『次の自分の番まで女性一人を膝の上に乗せる』だったはずだ。
エリス「……むー」
エリスはなんか納得していない顔ながら、しぶしぶと従ってくれた。自分の椅子まで戻る。
離れてみると分かるのだが、もはやエリスは1つの芸術品と言えるくらい美しくなっていた。
顔は幼さを保ちながら、長身でウエストもしっかりとくびれている。胸と尻は化け物みたいに大きいのに関わらず、胸は垂れずにしっかりと上を向いている。元々着ていた服はもはや飾り程度にしかなっておらず、下乳とパンツは丸見えだ。……ってか、ノーブラかよ!
大して、彩部長も負けては居ない。
胸はエリスに負ける物の、美しく人並みはずれた大きさを誇っている。それにボタンを外しているため、ブラジャーから見える谷間がなんとも……!それになんか、色気と言うか女性ホルモンをむんむんと出している。
エリス「……?どうかした、隼人?」
彩「さては、私に見惚れてたなー!この、この!」
ー……ち、違いますよ!
これ以上、2人を見ていると可笑しな気分になりそうだと思った僕は、サイコロを投げる。サイコロは『6』を出す。
そして、僕は青いコマを6つ動かす。
ーえっと、何々……。は……!?
俺は鏡に書いてあった言葉を見て、びっくりした。
鏡には『臣キャラ、登場!』と書かれていたからであった。
ー臣キャラって……。そこは、新しいの新だろ?
僕はそう溜め息を吐いた。