恋愛悪魔の双六 3ターン目

帝国城摂政 作
Copyright 2011 by Teikokujosessyo All rights reserved.

ーえっと、4だな。


エリス「(コクコク)」


エリスは金色のコマを4つ動かす。そして、鏡を見る。さあ、今度は何が書かれているんだ?


鏡には、『17歳まで急成長』と書かれている。


ーまたか。


ほっとしたのも、束の間。エリスの成長が始まる。また身長がぐぐっと伸び始める。


ー……って、おい!


忘れてた!さっきと違って、今は俺の膝に居るんだった!
俺は急いで、エリスを膝からどかそうとするが、エリスは全く動かない。
……くそっ!悪魔の力って、奴か!


エリス「あっ……!馬鹿……!どこ……触ってるの、隼人?」


ーどこって言われても……。


尻とか答えたら、完全にアウトだろうな。
そうこうしている間にも、エリスの成長は止まらない。
もう僕より頭1つ半くらい、身長が高くなっている。そして、胸や尻の成長が始まった。


エリス「あ……ちょっと……!ん……!」


ーお、おい!やめ……!


膝越しに伝わるエリスの尻の温かい感触が、ずんと圧し掛かる。


彩「うわー……。エリスちゃんの胸、スイカみたい……」


ース、スイカ?


お、おい。どこまでやる気なんだよ。この胸と尻大好き悪魔め。
1分くらいすると、やっと成長が止まった。


エリス「はあ、はあ……」


ー……疲れる。


主に精神的に。


ーと、とにかく俺の番だ。エリス、もう良いぞ。


俺の命令は、『次の自分の番まで女性一人を膝の上に乗せる』だったはずだ。


エリス「……むー」


エリスはなんか納得していない顔ながら、しぶしぶと従ってくれた。自分の椅子まで戻る。
離れてみると分かるのだが、もはやエリスは1つの芸術品と言えるくらい美しくなっていた。
顔は幼さを保ちながら、長身でウエストもしっかりとくびれている。胸と尻は化け物みたいに大きいのに関わらず、胸は垂れずにしっかりと上を向いている。元々着ていた服はもはや飾り程度にしかなっておらず、下乳とパンツは丸見えだ。……ってか、ノーブラかよ!


大して、彩部長も負けては居ない。
胸はエリスに負ける物の、美しく人並みはずれた大きさを誇っている。それにボタンを外しているため、ブラジャーから見える谷間がなんとも……!それになんか、色気と言うか女性ホルモンをむんむんと出している。


エリス「……?どうかした、隼人?」


彩「さては、私に見惚れてたなー!この、この!」


ー……ち、違いますよ!


これ以上、2人を見ていると可笑しな気分になりそうだと思った僕は、サイコロを投げる。サイコロは『6』を出す。
そして、僕は青いコマを6つ動かす。


ーえっと、何々……。は……!?


俺は鏡に書いてあった言葉を見て、びっくりした。
鏡には『臣キャラ、登場!』と書かれていたからであった。


ー臣キャラって……。そこは、新しいの新だろ?


僕はそう溜め息を吐いた。