恋愛悪魔の双六 4回休み

帝国城摂政 作
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花見「ねぇ、兄上?私の胸も、姉上のように……お、大きくしてもらえませんか?」


赤面しながらも、僕にそう言ってくる妹の姿がそこにはあった。
ベッドで横になっていた妹が、起き上がると共に僕の腕を持ってそう言ってきたのである。


ーあの〜……花見?いや、今日は……。


僕が言葉に迷っていると、花見は途端に怒ったような顔をして、


花見「兄上?姉上にはやっておいて、私には無しですか?」


ーうっ……。それは……。


僕は何も言い返せずに、大人しく妹の言う事に従うことにした。


==
その日の夜。僕の部屋。
そこには僕、そして妹の遠藤月見。そして自称奴隷のハート・フォーカスが居た。


ハート「良いんですね、月見様」


月見「問題ありません。むしろ私の身体は兄上のためにあると言っても過言ではありません」


ーそこまで言うのかよ……。


いや、花見に好かれているのは知ってはいた。しかし、そこまで言われるほど愛されていたとは……。


ハート「分かりました。お手伝いします。では、このカードをどうぞ」


そう言って、ハートは1枚のカードを差し出す。
それを月見が取った瞬間、光が彼女の身体を包んだ。


ーな、なんだ?


もしかして、こう言う感じで月も猫耳を生やしたんじゃないだろうか?


ハート「準備は出来ましたので、私は失礼します。ではまた、マスター・隼人」

ーちょ……!


ハートはそう言って、扉を開けて外へと出て行った。
部屋に残されたのは、僕と花見の2人のみ。
すると花見は、何を思ったのかパジャマの上を脱いで、上半身裸になる。


ーおいっ、花見!


花見「で、ではよろしくお願いします」


そう言って、ベッドに花見は仰向けで横になる。
猫耳を生やした上半身裸の妹が、ベッドに横たわっている。そして、蟲惑的な瞳でこちらを見つめている。


そこで僕の理性は吹き飛んだ。


僕は花見の胸をゆっくりと胸を揉んでいく。


花見「あっ……!いやっ……!兄上が……私のを……!……っ!」


そんな中、僕が花見の胸を揉む中、彼女の胸はだんだんと大きく成長していく。
最初はつぼみのようであったが、だんだんと大きさと重量感を感じる。
今や、その大きさはめろんを通り越して、自分の顔を覆いつくす勢いで成長を続けていく。


花見「あっ……!駄目ッ……!そんなに……触らないで……!熱い……熱いです//////」


もう僕の手のひらには収まりならなくなった胸は、さらに成長を続けて両手でも収まりきらないほどの大きさになってしまった。


ー(もうこれくらいで良いだろう)


もうこれはあまりにも大きすぎて、彼女の身体にあまりにも不釣合い。
これ以上は揉まない方が良いだろう、と思って僕は手を離した。


花見「……あっん!兄上様……。兄上様……。あにうえさまぁぁ//////!」


僕が胸から手を離したが、彼女の成長は未だ続いていた。
胸、ではなく身体全体の成長が始まった。


両腕は細く刻々と伸びて行く。そして、両脚も同様に成長を続ける。
まるで身体全体が陽を目指す植物のように、大きく成長を続ける。
顔も可愛らしい人形らしい顔から、綺麗な大人っぽい顔へと変わっていく。髪も伸び続け、身体の大きさに合わせるようにその黒髪は伸びて、最終的には最初の肩を越えて腰の辺りまで伸びていた。


花見「凄かった//////」


そう言う花見の胸がぷるん、と揺れて、僕はすぐさま眼をそらす。


花見「……?どうかしましたか?兄上?」


ーいや、だって……!とにかく服、着ろよ!


そう。彼女は上半身裸のまま、急成長を遂げたので大きすぎる胸がこちらに向いているのである。


花見「は、恥ずかしい……」


花見は顔を赤らめながら、布団を抱きかかえて身体を隠そうとする。しかし、残念ながら完璧には隠れきれずに、胸の一部が飛び出ているが。


ーじゃ、じゃあ僕は今日はソファーで寝るから花見はここで寝とけな。


まぁ、今ソファーは暫定的なハートの寝床になっているが。
今言ったのは、あくまでもこの場から離れるための言葉である。


しかし、花見はどうやらそうは思わなかったらしく


花見「むっ〜……」


と言ったかと思うと、彼女は僕の腕を掴んだままベッドに押し倒した。


ーちょ……!


花見「今日くらいは……私だけを見てください」


そして、花見は僕の頭を掴んでその胸に載せた。


ーお、おい!花見!


花見「今日はこのままで……」


そして、そのまま寝息を立てて眠りについてしまった。
すやすやと眠る妹を見ていると、どうも起こす気になれない。


ーはぁ……。仕方ないな。


今日はここで、この乳枕ーいや、花見の上で眠るしかないか。
そう諦めた僕は、そのまま眠りについた。


花見「……いつまでも……お慕え……しています……兄上……」


そんな小さな呟きが、僕の部屋で僕の耳に届いていた。