魅惑のBカップ

帝国城摂政 作
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胸は男のロマンだと思う。僕、悠木葵はそう思う。胸無き女は女では無く、胸大きい女は男にとって女神に等しい存在である。だから昔から僕は巨乳好きだった。小学生の時には既に僕は巨乳好きだったから、女の子には優しくした。どの女の子が巨乳に成長するか分からなかったから。ともかく女の子には優しく、そしていやらしい事を考えているのが分からないように、僕は男にも優しくした。
 勉強も運動もした。流石に顔だけはどうしようもないからファッションに気を付けるくらいにしていたんだけど。


 そうして中学生になる時、僕は彼女を作る事にした。目標はDやEの巨乳になる女を彼女にする事。だから最低でもC、いやDカップの女性を女にする事。巨乳な女を妻にするのが目標な僕にとってそれは譲れないラインだった。


 けど、現実は甘くは無い。
 DとかEの女性は天然だったり腹黒だったりして、とても彼女にしづらい。逆に僕に告白して来るのはAカップやBカップの女性ばかり。勿論、断る。


 けれども遂に年貢の納め時は来る物だ。中学1年生の秋、僕は同級生の少女、姉崎いろはに告白された。
 姉崎いろは。淡い茶色の髪を肩の辺りまで伸ばした少女。クラスのアイドル的存在だが、僕にとってはどうでも良かった。彼女はBカップ。そんなに大きくないのだ。他の人にってはアイドルかも知れないが、僕にとってはただの普通の胸の女。断る気でいた。


 けど、彼女はいままでのどの女性よりも本気だった。あまりにも本気すぎて、僕は断りきれなかった。だから、仕方なく僕はいろはの恋人になった。


 彼女は良い女性だった。料理も完璧、成績優秀、人付き合いも良い。まさしく天女のような女だった。ただ一つ、どことなく見せる大人びた、どことなくヤンデレ気質な雰囲気を漂わせるのは止めて頂きたい。


 最近、可笑しな事が起こってる。
 彼女の胸が成長しているんだ。


 ……いきなり何を話しているんだと笑うかもしれない。けど本当の話なんだ。
 彼女の胸は1週間過ぎるごとに、1、2カップ成長しているんだ。そして彼女は自分の胸をずっと、【Bカップ】って言い張るんだ。


 Bカップなのに僕が胸で窒息しそうになったり。
 Bカップなのに僕の頭が彼女のブラジャーの中に余裕で入ったり。
 Bカップなのに肩がやけに凝るとか言い出したり。
 Bカップなのに乳枕が出来たり。
 Bカップなのに、僕の姉のDカップより明らかに大きかったり。


 ……可笑しいんだ。


 今も僕の横で歩く彼女は約1mほどのスイカ並み、いやスイカ以上の胸を持ちながらBカップと言い張るんだ。今、僕はいろはの家へ向かっている。彼氏になって初めて行く彼女の家だ。最初は抵抗していたんだけど、結局流されてしまった。
 ……いや、全身で感じる柔らかい彼女の胸に籠絡されたとかじゃないよ。絶対。


「そう言えば、葵くんは巨乳が好きだったよね」


「あっ、うん」


 今はあなたの爆乳、または超乳サイズのBカップの方が頭がいっぱいですけれども、僕は巨乳が好きだ。それは彼女も良く知っている。けど、どうしてそんな話を今、家に向かう所で言うのだろう。
 そして彼女はそのあからさまにBカップじゃない、1m越えのおっぱいをぶるんと揺らしながら柔らかく微笑んだ。


「じゃあ、私のお母さんを気に入ると思うわ。
 私のお母さん、私より大きい――――――――Dカップなの」