恋愛悪魔のシンデレラ 第3夜

帝国城摂政 作
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「ふむ……。まさかこう言う事とはね。運命とは皮肉だと言うべきか」


 僕の持って帰ってきた一宮海月の乳が入ったアンプを見て、ゲーム・H・ラブリーはそう答えた。


「ど、どう言う意味ですか!」


「いや、これは数日中に解決する案件だ。君は2人目、そうだな。十条さんにでも復讐すれば良いのでは?」


「あ、あぁ。分かった」


 そう言って、僕は再び復讐するために外へ出た。
 次に狙うは、車を用意して処分した十条家の娘、十条火花(とじょうひばな)。











 十条火花は名を体で表すような、そんな女性であった。19歳ではちきれんばかりのIカップを持ち、いつもバスケやサッカー、ソフトボールなどのスポーツに打ち込むお嬢様と言うよりはスポーツウーマンと言った方が相応しい。
 褐色の肌と170p位の身長、そしてきらきらと輝く青い瞳が特徴の美女。運動場に咲く大輪の花とでも呼ぶべき彼女だが、僕には彼女の瞳は曇って見える。


 彼女が車を処分した理由は、別に自社の製品で怪我した事を憂いての物じゃない。彼女の将来に関するものだ。彼女は既に交際している男性がおり、その男性は彼女の許嫁で結婚の約束を交わしていた。彼女はその男性を心より愛していた。そんな自分が車で少女を轢いた事、無免許運転した事、さらには自社の製品を使ったと言う事がバレれば、彼女の会社の信用はがた落ち、その男性の親も別の相手との結納の準備を始めるかもしれない。
 それが嫌だからこそ、彼女は車を内密に家との関係がばれないように処分した。


 大雑把な性格をしているようにみえて、小心者で乙女な彼女。そんな彼女の復讐は既に考えてあった。僕はタイミングを見計らう。この前は途中で効果が切れそうになったからだ。同じミスは繰り返さない。


「お疲れ様でしたー!」


「お疲れー」


 今日はテニスをやっていて、さっぱりとした生き生きとした顔で十条は水洗い場に皆で向かった。チャンスである。一宮が前に話していた。


『十条は一際他の人と比べて、着替えるのが遅いんですよ』


 って。恐らくあの前に突き出したどでかい胸が原因だろう。他のスポーツしていた人達もあそこまではしてなかったし。着替えに入って、着替えが終わったのかどんどんと人数がどんどん減って行き、遂に彼女1人だけ着替え終わってるのを見計らい、僕は『恋愛悪魔のシンデレラ』の薬を飲んだ。
 またしても来る身体が焼けるような感覚。しかし、不思議と痛みは無く、返って高揚感が僕を包み込む。


 さて、ゲーム開始よ。十条火花。


 無意味な音を立てず、かと言って無駄にゆっくりとせずに敢えて堂々とした感じで、私は女子更衣室へと入った。男子だから気まずいと言う気分は感じられない、むしろこれが当然だと身体が告げているような感じがする。
 彼女はテニスウェアを脱ごうとして、胸でつっかえていた。なるほど、これが遅れる理由と言う事ね。


「……? おい、誰か居るのか? 居るのなら、手伝ってくれないか?」


 仲間が帰って手伝いに来たと思った十条はそう言う。OK、分かった。手伝ってあげるわ。私は彼女の後ろへと回り込み、彼女のテニスウェアを脱がせてあげた。


「ぷはぁ! ありがとな! ……あれ、お前、誰だ?」


「我が名は――――――――赤城日和の亡霊なり。今、貴様に復讐を行う」


「亡霊? いったい、何を……むぐっ!」


 私は彼女のぽかんと開いた口に『恋愛悪魔のホルスタイン』を流し込む。


「むぐっ! て、てめえは何を飲ませた! そ、それに赤城日和の亡霊って……」


「良いわ。教えてあ・げ・る」


 そう言って、私は腰が抜けて立てないでいる彼女のアソコにローターを突っ込んだ。


「な、何を……」


「あなたは自分の保身のために、いいえ、愛する男のために車を処分したのよね。可愛いわ、その心。けど、私はそんなあなたの純真さを奪ってあげる」


 そう言って、ローターのスイッチを手にする私。それを見て十条さんは顔を青ざめる。


「や、やめてくだ……さい。わ、私、まだ処女で……あの人のために処女を……」


 やはり、処女膜を取っていたの。体育会系な彼女も、やっぱりお嬢様で恋する乙女と言う事ね。でもね、妹を助けようとする前に自らの保身に走ったあなたを許す訳にいかないわ。


「処女をあの人に捧ぐ、献身的な乙女心ね。でもね、あなたのその夢はここで費えるわ」


 そして遠慮なく、ローターのスイッチを入れる。勿論、ローターの速度はMAX、下手したら処女膜を破るんじゃないかと言う勢いの物だ。


「……! い、痛い! 痛い痛い痛い痛い痛い!」


「処女膜を彼氏さんに破ってもらうなら、それも快感に変わったのかも知れないけど今のあなただと絶望しかないわよね。さて、私はあなたの胸でも揉んでおきましょう」


 ブラジャーを外して私は彼女の胸を上下左右に激しく揺らす。彼女の胸はたゆん、たゆんと豪快に揺れる。スポーツでどうやって鍛えたのか分からないけど、全く垂れようとしない素晴らしい胸。そして褐色の部分と日の当たっていない部分のコントラストが見事なまでに健康美を見せている。



「だ、ダメ……! も、もうやめて……。あ、謝るから……。日和さんに土下座でもなんでもするから、許して……」


「良いわ、特別に許してあげる」


 そう言って、私はローターのスイッチを切る。元々、あんなローターに処女膜を突き破るほどの威力は無い。MAXと言っても、彼女の中で彼女の快感を得られる意味でのMAXスピードで私はローターを使ったのだから。


「あ……ありがとうございます……」


 安心したのか、十条さんはへなへなと腰が抜けた感じ。そして彼女の胸からはたくさんの母乳が出て来た。白く、それでいて美味しそうとさえ思える彼女の母乳。私はこれが欲しかったのだ。すかさずアンプに入れる私。


「ど、どうして母乳が……」


「言い忘れてたけど、あなたはこれから快感や興奮を覚える事で母乳が出る体質になったわ。しかもこれはその場限りじゃなくて、永遠よ♪」


「えっ……。こ、こんなのって……」


「赤城日和よりも彼氏を取った自分を恨むのね。
 彼氏が処女膜を破っても無いのに、どうして妊娠した女性から出るはずの母乳が出るのかを説明する方法を考えらがらね」


「い、いやー!」


 彼女は悲鳴をあげて倒れた。いや、彼女自身が出した母乳の水たまりに倒れたと言うべきか。しかし、凄い量。彼女の量は一宮よりも遥かに出ている。
 母乳も健康的で大変よろしい。


「さて、復讐も2人目成功だわね。早速、ゲームさんに渡しに帰りましょう」


 私はそう言って、自分の家へ帰って行った。







「やぁ、凌くん。お帰り。良かった、今問題が片付く目途が立って、どうしようかと悩んでいた所だよ」


 十条火花からの母乳を得た僕が家へと帰ると、玄関でゲームさんが楽しそうな目でこちらをニコリと微笑む。それはまるで天使のような笑顔。そして――――――――


「どうし家にこんな女性がいらっしゃるんですか、凌お兄ちゃん?」


 と、そこには笑顔ながら目が笑っていないように見える美少女、僕が一番最初に乳を搾った相手、一宮海月が玄関で待ち構えていました。


「ごめんね、凌くん。君のしている事、全部彼女に話しちゃった、テヘ♪」


「さて、凌お兄ちゃん? 凌お兄ちゃんの口からも説明してくれますか?」


 僕は今、大変な境地に立たされていた。