恋愛悪魔のシンデレラ 最終夜後篇

帝国城摂政 作
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 アンプルを飲んだ一宮海月の身体が変わって行く。いや、これは進化していくと言うべきだろうか。それもエ
ロい方向性に進化して言っていると言うべきだろう。彼女の身体は明らかに高校生とは思えないような歪んだ性
長を遂げている。まず彼女の胸がたゆんと揺れて、そしてその胸がどんどんと大きくなっていく。小柄な身体に
似合わないサイズだった胸は胸に身体が付いていると言う感じになるくらい大きくなっている。そして今度は身
体自体も大きくなっていく。女性にしては小柄だった彼女の身体は僕と同じくらいかと思っていたらその瞬間に
はもう既に頭1つ分以上大きくなっていた。そしてもう既に2mは超えようかと言うくらいに大きくなっていた。
そして大人びた顔になったかと思ったら、抱擁力溢れる大人びた顔になっていて、顔が赤く染まっていた。そし
て彼女の身体からぶわっとした大人びた香りが、フェロモンが溢れていた。溢れたそのフェロモンは明らかに男
を誘惑していた。


「……お兄ちゃん、今からしよっか。大人の遊びと言う物を、ね」

そう言う彼女は大人びた声と仕草で、僕を誘惑してそのまま僕の身体を掴んで僕を床に押し倒した。何故、ベ
ッドではなく床なのかと言えばそれは妹が寝ているからなのだが、僕はそれを床に押し倒されてベッドの上を見
るまで気付かなかった。妹を優先して考えていた僕にとってはそれは凄く不思議な事であり、どうしてそんな事
に気付かなかったのか自分自身ですら不思議と思ってしまっている自分が居た。これが彼女、今の一宮海月のフ
ェロモンの力なのだろうと僕は確信した。いや、確信せざるを得なかった。恐らくあのアンプルには僕が押し倒
した、いや母乳を頂戴した6人分の良い所が凝縮されており、その良い所が彼女に飲む事によって得た。彼女の
胸に触れるとまず確かな弾力感があり、そしてすぐに僕の手を飲み込みながら柔らかさを得ていく。彼女がビク
リとしたかと思った時にはもう興奮状態にあり、彼女はフェロモンを出している。今までの特徴は弾力感、抱擁
力、興奮症、敏感肌、そしてフェロモン。この5つはそれぞれ一宮海月、百城水穂、千街莉木、万門美金、億階
堂土岐のそれぞれ5人の特徴を捉えており、そして最後の1人の特徴もまた今の彼女に現れていた。
「さぁ、お兄ちゃん。さっきは私ばかりが興奮してイッちゃったけれども今度はお兄ちゃんが行く番だよ? 覚
悟は勿論、出来てるよね?」


 十城火花の健康的な美しさ、つまり回復力とでも言うべき物が第2ラウンドの到来を僕の頭に告げていた。も
うそこには僕の知る、妹の友達だった一宮海月の姿はなく、そこに居るのはただただ僕を求めて誘惑する2mを
超える体格と、その身長に負けないくらい大きく成長を遂げてしまった胸と尻だった。僕は彼女の放つフェロモ
ンに逆らえず、そのまま快楽の海に沈んで行く。僕は自身の陰茎を肥大化させて、その海月が露出させた局部に
その陰茎を突っ込んだ。彼女の顔が卑猥に歪む。

「あぁ、良いよ……お兄ちゃん。今の私は天にも昇るような、最高の気持ちだよ。お兄ちゃんとのセックスで今
の私は最高の絶頂状態にあるよ。好き、大好き、愛してる! この世の全ての愛を意味する言葉を使っても、抑
えきれなくて表現しきれないほどの愛を今のお兄ちゃんにあげたい! 大好きだよ! お兄ちゃん!」
 そして僕は彼女の求めに答えるようにしてそのまま彼女の身体を揺らして、僕はそのまま彼女の喘ぎ声を浴び
ながらそのまま彼女の膣内に射精をした。彼女の回復力と言うのは凄まじく、僕はその後約3時間に渡った彼女
の声に答えていた。


その後、妹は目を覚まして、運命の再会を果たした僕と日和に向けて大人化した海月はぶったまげた言葉を浴
びせた。


「お兄ちゃんは今から私のお婿さんです。これからよろしくお願いします、義妹の日和ちゃん♪」
 これが世にも珍しいかもしれない、クラスメイトがいきなり兄の嫁になっていると言う構図であり、日和はそ
の光景に頭を悩ます事になった。その後、僕は彼女の高校卒業を待って結婚をした。ありていに言えば、押し付
けられたというべきか、何せ一宮家にして見れば一夜にしてアダルトに性長した娘を見せられて、さらには膣内
を射精されてしまったのだ。怒らないはずがない。こうして僕は責任を取らされる形で海月を娶る事になった。
あれから他の、海月以外の『桁上がりの六名家』にはほとんど顔を合わせていない。風の噂ではそれぞれ自分の
ハンディに悩まされつつ、ひっそりと暮らしているらしい。いや、1人だけ水穂はその研究によって、この母乳
に含まれる成分の一部が人体にとって万能薬になる事を突き止めて、その最初の成功例である日和を連れて、ノ
ーベル医学賞を貰っていた。母乳の成分がまさか万能薬になるとは世間の人達も思ってもみなかっただろうが。
そして僕はと言うと、


「こーら、凌くん? 手が止まってるよー。早くしないと娘達が帰って来ちゃて大変な事になるんだから。だか
ら早くして―」


「はいはい、分かっているさ。海月」


 今、僕と海月は相変わらず爛れた性活を送っています。海月は身長208cm、バストサイズは200cmでPカップと言
う、人体としてはありえないような数値になっています。今では執筆活動とセックス、そして家事を行っている
と言う形で毎日を過ごしている。僕はと言うと、彼女の強烈すぎるセックスに着いていけずに外に出て働く事が
出来ないため、今では海月のように執筆活動で飯を食うために日々過ごしている。ちなみに海月がベストセラー
作家なのに対して僕はしがない二流小説家と言う、ここでも既に劣等感を覚えるが、夫婦としてそれは仕方ない
と思っている。そう言えば、僕の子供の話をしていなかった。あの日、そう妹の病室でセックスをしたあの日、既に子供を身ごもっている事が判明した。恐
らくはあのアンプルのせいかと思うが、そうは言ってられない。しかも双子で、それにどちらも女の子だと聞い
た時は驚いたけれども。それ以上に金が要るのだった。一宮家から少ないお金を、そして百城水穂から少し多め
のお金を貰って彼女達が6歳を迎えるまでは過ごしていた。そう、海月の遺伝子を受け継いだ彼女達は物凄い美
形に成長したのだ。それも小学1年生を間近に控えた6歳とは思えないくらい、淫靡な姿へと。今ではそんな彼
女達はモデルとして働きつつ、家計の半分を負担してくれている。最もどうやら妻の好みが娘にまで遺伝したよ
うで僕は大変なんだけれども……。


「お父さーん! マナだよー。いつものように親娘どんぶりで遊ぼうよー。マナ、あれが一番好きー」
「そうです! 私も! 私もそれが好き! お父さん、身体が疼いて仕方がないよー。Hな事、しようよー」
 どう考えても、7歳を迎えつつある娘の台詞とは思えない。そしてそんな娘の母親である海月は、ニコリと笑
いながらいつものように淫靡な顔を僕に向けて来るのであった。