乳タント 金色

帝国城摂政 作
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 この間の『576プロダクション』のアイドル面接。俺、木崎優斗は事務所の父親の代わりに面接を行った。勿論、俺以外にも本物の面接官が居たし、あくまでも俺はおまけ的な扱いではあったんだが。
それによって新しく、男性アイドルが1名、女性アイドルが2名、そして乳タントと乳メイタントがそれぞれ1名ずつ『576プロダクション』の仲間入りを果たしたのである。面接や適性審査などによって選りすぐった人間であったために、彼女達はきっと優れたアイドルになれるだろう。

そして今日は、その面接によって合格したアイドル、乳メイタントの小堺山吹(こさかいやまぶき)さんのマネージャーをしている。小堺山吹さんはこのアイドル業界に入って1月くらいしか経っていないが、既に山吹さんは他のアイドルとなんら遜色のない一級品のアイドルになっていた。

「さぁ、小堺さん。今日も頑張ろうね」

 と、俺は優しく小堺さんに声をかけた。
 左側だけ伸ばして髪留めで留めているさらさらのプラチナブロンドのショートヘアースタイル、黒いサングラスの下に潜む人を魅了する金色の瞳。スタイルも服の上からでも分かるボンッ、キュッ、ボンッのナイスバディである。そんな彼女はマフラーで口元を隠しながら、「は、はいっ!」と答えた。

「きょ、今日もお仕事頑張らさせていただきますです。はいっ」

 そう言いつつ、彼女は俺の横に立つと、そのままこそこそと隠れるようにして俺の後ろに隠れた。そして俺の手をぎゅーっと握りしめていた。

「きょ、今日もよろしくお願いします」

「まぁ、車の中までですけどね」

 それは彼女の乳タントとしての能力に関係している。それ故に新人アイドルにしては異例である、外出時は常に変装を義務付けられています。こそこそと隠れつつ、俺達はタクシーへと乗り込んだ。

 そして、そのまま俺と小堺さんはタクシーを走らせて、テレビ局へと向かっていた。

「い、いつもすいません。マネージャーさん。私が未熟的なばっかりに……」

「いや、それもまた個性だよ。実際、うちにも似たようなのが居るし」

 と、俺がそう言うと、彼女は「それでもです」と答えた。

「マネージャーさんは優しいですから。私、いつも甘えてしまいます。他の皆は既に一人でテレビ局に行けるのに、私は出来ないだなんて……」

「焦らなくても良いさ。きっと、そのうちなんとかなると思う」

「マネージャー……」

 そう言って、うるうると感動した風に見る小堺さん。そんな視線を受けながら、俺はポリポリと頬をかきながら、

「え、えっと……小堺さん」

「や、山吹で良いですよ。マネージャー……様」

「様とか良いし。言いにくいんだが、ちょっと手を放してくれないか?」

 と、俺がそう言うと、彼女がゆっくりと視線を下に逸らしていき、眼を見開いた。そこには先程からずっと握られている俺と小堺さんの手があった。逃げる際に手を組んで以来、ずっとそのままだったのを今思い出したのだ。それを見て小堺さんは、

「だ、大丈夫です。ま、マネージャー様ならばこの先も……構いません!」

 そう言って、彼女はゆっくりと俺の手をそのたゆんたゆんと揺れる胸の方へと俺の手を動かしていく。それを俺は必死の形相で止める。

「だ、ダメだ! そんな事をしてはいけない!」

「で、でも先輩アイドルのほとんどはマネージャー様に胸を触らせたと聞きました! そ、それに私も別にやぶさかでは……」

 そう顔を赤らめつつ、じわじわと動かそうとする彼女。俺は動かそうとせずに頑張ってる。元々、普通の少女の力で動かないし、大丈夫だろうと思っていると、むにゅん! と、俺の手に彼女の乳が当たった。

「あ、あれ?」

 当たらない所まで手をどけていたのに、どうして彼女の柔らかい乳が当たっている?

「ま、まさか……」

 俺はそう思い、首を動かして周りを見る。そこにはタクシーの中で乳繰り合う2人をじっと見つめる観衆の姿があった。

「や、やっぱり……」

 ちなみに彼女、小堺山吹の乳タントとしての特徴、それは【直視乳】。彼女が多くの人から見られる、注目されることによって彼女の胸は膨乳してしまうのだ。だからこそ、外で注目され過ぎて膨乳する危機を避けるために、こうしてやったのにこれじゃあ駄目じゃないか。

「ま、マネージャーさん……。私の胸、気持ち良いですか?」

 そう言いながら、自分の胸が多くの人に注目されて大きくなっている事を気付かないで居る彼女に、俺はどうやってこの危機を脱しようか考えるのであった。

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乳タントアイドルNo.9
名前;小堺山吹(こさかいやまぶき)
年齢;16歳
身長;162cm
3サイズ;B94(G)→(直視される人数によって大きくなるため測定不能)、W62、H84
乳タントの特徴;直視乳。直視されて見られる人数によって大きくなる。
イメージカラー;金色
売り;才能あふれる期待大の、新人モデルアイドル
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【おまけ】白色と青色
 乳タントや乳メイタントの中には、他人に対して能力を使う事が出来る者も数少ないが居る。どんなに乳が大きくなろうとも、決して服が伸びたりしない服を作り上げる白銀彩雲がその例に当たる。
 さて、うちの『576プロダクション』には、カメラマンアイドルと言う一風変わったアイドルが居るのであるが、今回はそのお話である。

 俺、木崎優斗が事務所へと帰って来ると、人懐こい顔を浮かべた白髪の少女が事務所の扉の前に立っていた。

「何をしている、このは?」

 俺はそう白髪の少女、うちのカメラマン兼アイドルの白夢このはにそう尋ねると、このははそのメートル級のおっぱいを俺の腕に当てて、

「イヤー、本当にいい天気ですねー」

 と答えた。

「いや、今日の天候は曇りだが」

「カメラマンをやっている私にとっては、曇りは良い天気ですよ! 自然光を気にせずに外で撮れるって良いじゃないですか! まぁ、他の天候にもそれなりの良さがあるんですけれども。
 ……まぁ、今の私はちょっとカメラマン的な用事です。撮影を頼まれまして、ね。いつもとは違う撮影もしてみたいと」

 そう。彼女は乳メイタントであり、能力は【変乳】。乳の大きさだけは変える事が出来ないが、他のサイズを自由に変える事が出来ると言う能力である。彼女が撮影する写真は、ロリっ娘なアイドルを美人にしたり、逆に大人っぽいアイドルを少女にしたりとかなりの人気がある。最も乳の大きさが変える事が出来ないために、ロリだといつもよりもサイズが大きく、逆に高身長だとサイズが小さくなると言う欠点もあるが。

「まぁ、撮影は良いが、ちゃんと片付けて置けよ」

「そ、それは勿論ですよ、マネージャーさん。この白夢このは、後片付けはきちんと行う良い子ですから!」

「それなら良いがな」

 俺はそう言って、事務所の扉を開ける。すると、そこにはありえないサイズの大きさの胸を持った、小学生くらいの少女がランドセルを持って、乳の上に乗っかりながらこっちを涙目で見ていた。

「ま、マネージャー……」

【そこの子に騙されちゃったよ〜♪ 助けて〜♪】

 その涙目でこちらを見る姿と乳に浮かんだ文字を見て、一瞬で状況を理解した。そして俺は後ろを振り向かないまま、ガチッと逃げようとする彼女の身体を掴む。

「このは、何か言う事は?」

「顔は止めてね♪」

 その日、1人のアイドルの悲しげな悲鳴が、『576プロダクション』から響いていた。

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乳タントアイドルNo.10
名前;白夢このは(しらゆめこのは)
年齢;20歳
身長;168cm
3サイズ;B104(H)、W68、H92
乳タントの特徴;変乳。乳の大きさだけは変える事が出来ないが、他のサイズを自由に変える事が出来る。
イメージカラー;白色
売り;プロポーションも、プロモーションもお任せのカメラマン兼アイドル

乳タントアイドルNo.1
名前;凍空吹雪
年齢;17歳(高校2年生)
身長;174cm→133cm
3サイズ;B110(R)、W53、H74
乳タントの特徴;乳に文字が出て来る乳文字。それが本音か別人格かは不明
イメージカラー;青
売り;クールとエロさを兼ね備えた歌も踊りも行う本格派
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