乳タント 白濁色

帝国城摂政 作
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 アイドルの中には、一定の人気を常に維持するアイドルと言うのが居る。それは赤嶺比叡や凍空吹雪のようなトップアイドル達の他にも、不破朱里のようなツンデレが好みの男性達、所謂そう言った属性の層からの人気が根強いアイドル達の事だ。彼女達は他のアイドル達のように大幅なファン離れと言う事も少なく、かと言って大幅なファンの増加も少ない。所謂、優良物件ならぬ優良アイドルと言っても良いだろう。
 最も他のアイドル達も様々な事でファン離れを防ぎ、ファン増加を狙っている。空山十香はスポーツをしている自分をグラビアの写真集として出したり、佐倉八重は新しいジャンルに挑戦しようと張り切っている。雲雀稲妻はテクノポップに挑戦し、白金彩雲はロックに挑戦し、2人でお互いに教えあっている。悠木紫苑はカタカナ語を覚えたり、不破巡は司会をやってみたり。まぁ、どのアイドルも新しい事に挑戦して、人気を保ち、増やそうとしている。
 勿論、赤嶺比叡、凍空吹雪、不破朱里もこちらからのちゃんとしたフォローや宣伝があってこそ、今の人気を保っていられているのだが。
 人気と言うのは目に見えない怪物のようなもので、管理と維持がとても大変なのである。

 とまぁ、そのような感じで、アイドル業と言うのは思ったよりも難しく、そして維持するのが大変なのだ。そんな俺は今、休暇と称して温泉に入っていた。
 硫黄の香りと仄かに香る花の香りが心地よく、さらにさらさらの温泉が俺の身体を癒していく。まさに理想の温泉である。

「疲れを吹っ飛ばすのはここが一番だなー」

「はぁ……。それでマネージャーさんは疲れてこちらにやって来たのでございますね」

 と、彼女はそう答えた。
 茶色い髪を長すぎず短すぎずの長さまで伸ばし、茶色い瞳がじっとこちらを見つめている。はっきり言えば地味すぎる印象のこちらの彼女は、元『576プロダクション』のアイドル、乳メイタントの温泉津泉(ゆのついずみ)さんである。

「まぁ、マネージャーさんの事は気に入ってますし、入ってくれるのは嬉しいんですがね」

 と、彼女は大きな身体でくすくすと笑いながらそう言っていた。そう、彼女は実は巨人なのである。
 身長172m。簡単に言えば普通の女性の100倍の大きさを持つ。とある宇宙の巨大な身体を持つ遺伝子を組み込むことによって、彼女は常人の100倍の大きさになってしまったのだ。今は引退しているが、当時はその大きさと彼女の乳メイタントとしての特徴からかなりの話題になった物だ。

「でもまぁ、私の身体で癒せるのなら幸いですが、それを超える所まで溜めこまないでくださいね? 私以外にもあなたの事を心配する人は大勢居るのですから」

「あぁ、勿論さ」

 俺はそう言って、彼女の肌を撫でた。

 ちなみに俺が入っている温泉、どこにあるかと言うとなんと彼女の胸の谷間の中である。
 【温泉乳】。胸の中に汗が溜まりやすい女性は聞いた事があるだろうが、宇宙広しと言えども、胸の谷間の奥から本物の温泉が湧いているのは彼女くらいだろう。

 俺が今入っているのは、彼女の胸の谷間の中に出来た泉温泉。名前と能力がぴったしの場所である。

「しっかし、この肌。いつ触っても柔らかいなぁ」

 と俺は彼女の肌、つまりは床を撫でる。

「あぁん♪ そこはぁ♪」

 彼女の肌を撫でると、彼女が快感を覚えてしまったのか、揺れ動く。それと同時に俺が入っている温泉も動き、俺は地震に襲われる。

「う、うわぁぁぁぁぁ!」

「あ、危ない!」

 彼女がそう言って、慌てて体勢を立て直すと、重力に促されるように俺は温泉の水と共にそのまま、彼女の谷間にドバァーと落ちる。

「い、いたたたた……」

「ごめんなさいね、マネージャーさん。けれども、あんまり触りすぎないようにね」

「はいはい。そうさせてもらうよ」

「け、けど触らないのもダメなんだからね」

「どうすれば良いって言うのか……」

 はぁー、と溜息を吐きつつ、俺は癒しの温泉でゆっくりと過ごすのであった。

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乳タントアイドルNo.13
名前;温泉津泉(ゆのついずみ)
年齢;26歳
身長;172m
3サイズ;B100(I)、W60、H96
乳タントの特徴;温泉乳。胸の谷間から温泉が湧いている。
イメージカラー;白濁色
売り;いつでも入れる魅惑の温泉が決め手です。
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