俺こと猛(たけし)…というより、俺の妹、敦子(あつこ)にはある体質?はっきり言っていいか分から
ない。まあ、体質でいいかな。
話はそれたけど、敦子は…
《ドンドンドンッ!》
おっと、誰かが俺の部屋の扉を叩いている。
「入っていいぞー」
「お兄ちゃん、助けてっ!」
栗毛のふわふわしたロングヘアの小学生くらいの子が叫びながら入ってくる。言わずもがな、俺の妹だ。
「(ああ、またやったのか…)」
敦子の服のサイズが合っていない。
「お兄ちゃん、体がどんどん大きくなってきてるの!」
「気のせいだろ」
「気のせいじゃないよぉっ」
俺は知らんぷりをする。このまま見ていたほうが面白いし、どうせ今起こっていることは敦子の記憶には
残らない。
おっと、説明が遅れたけど、敦子は、自分の体に圧迫感を感じると大きくなるという体質がある。もとは
胸はぺったんこな小さい女の子だが、行くところまで行くと、デカパイを通り越した大きさのお姉さんに
変身する。そこから先はまだわかんないけど。それに、なぜか変身後は…
「お兄ちゃん!どうにかしてっ!」
敦子が苦しそうだ。助けを全く貸す気配のない俺に憤っている。いつの間にか、ぺったんこだった敦子
に、プルプルのおっぱいが出来上がって、シャツにその形が浮き出ている。締め付けが強くなって、
成長スピードが上がっているような気がする。そろそろ、あいつが出てくるかな…
「あ…あ…」
お、表情がまた変わり始めた。怒っているのが、だんだん楽しそうにというか、気持ちよさそうな表情
になっている。
「あぁん…お…お兄…たけし…くぅん…」
「どうした?」
敦子はこちらに目を向けて、ニヤッとした。そして、苦しさに耐えようと体に回していた腕を解き、メロン
サイズのおっぱいを下からさすり始めた。シャツはほぼ限界に近づいている。
「あはぁん…猛…お姉さんにっ…そんな口聞くなんてぇっ…お仕置きしなくちゃね」
快楽に満ちていても圧迫感からくる苦しさはあるのか、言葉があまり続かない。それはともかく、少なく
とも敦子の中では今は俺のお姉さんという認識らしい。
「ごめん、姉さん」
「ちゃんと謝れる、お利口さんね…私のおっぱいで、楽しませてあげちゃう…」
敦子は、自分の力で服をビリッビリッと一着ずつ破っていった。そして、小さかった敦子からは想像も
できないような、俺と同じくらいの身長の艶かしい肢体と、この状態の敦子でしか見たことがない大きさ
の双丘がさらけ出された。この敦子は圧迫感で成長するのを知っていて、俺にねだってきた。
「猛ぃ…締め付けが足りないと、すぐに戻っちゃう…体が折れちゃうくらい、抱きしめてぇっ」
俺は無言で、全力で抱きついた。おっぱいが俺の服に当たって、ムギュッと潰れた。これくらい圧迫
していれば…
「あっ…!」
案の定、抱きしめている敦子の体が、さらにギュッギュッと大きくなり、全力で抱きついている俺の体
が持ち上がり始めた。胸から来る圧力も大きくなっている気がする。
「猛ったら、ちっちゃな子みたいに甘えちゃって…でも、重すぎだわぁ」
敦子は、そう言うと前に倒れこんだ。俺の背中が床に当たり、大きな衝撃が走った。思わずむせて
しまう。
「げほぉっ!」
「あららぁ…ごめんねぇ?今度は、私が、下になってあげる」
俺は倒れこまれてからも、全身の力を込めて敦子に抱きついていた。敦子は、今や俺より20cmくらい
は大きくなった体を使って、俺の体ごとグルッと一回転した。そして、俺が敦子に乗っかっている状態に
なった。
「これで、おあいこねっ」
もはや抱きついている必要はない。体重だけで、敦子の体型を保てるからだ。俺は、目の前にある
スイカサイズのおっぱいを躊躇なく揉み始めた。
「あぁん、そんなに激しくしないでぇ…」
「姉さんが誘ってきたんだろ?」
「うふふっ」
兄妹なのでそれ以上のことはしようとは思わないし、敦子は性格が変わっても、そこまでは強要して
こなかった。いまでこそ慣れっこなこの状況も、最初はびっくりしたもんだ。それは、こんな風の話だった。
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玄関での事だった。小学生の敦子は俺よりも家をでるのが早い。それが、その日だけ時間が被った。
「いってきまーす」
俺は、いつものようにテキトーに足に靴をかぶせて飛び出して行こう、と思ったんだが…
「あ、お兄ちゃん、ごめん、靴紐がうまく結べなくって…」
敦子がいて、邪魔になっていた。
「仕方ないな、俺がやってやるよ」
「あ、ありがとう」
俺はさっさと蝶結びをした。だが、結び方を強くしすぎたようで、敦子が痛がった。
「お兄ちゃん、靴、キツイよぉ」
「お、ごめんな、力加減が…あれ?」
靴紐を解こうとして靴を見ていたんだが、それが徐々に形を変えている。
「靴が小さくなって…痛いよっ!」
そう、敦子の足底が大きくなっていた。
「今、解いてやるからな!」
蝶結びが異様に硬くなっていたけど、すぐに解くことが出来た。だけど、もう紐なしでも靴自体が敦子の
足を締め付けていた。
「脱がして、敦子の足が潰れちゃうよっ!」
「お、おう!」
俺は敦子の足が脱臼しないように、脛を掴んで靴のかかとを下に引っ張った。俺の手の中で脛がじわ
じわと伸びているのを感じつつ、何とか片方の靴を脱がせられた。脱がせた方の足は、よくこの小さな
靴に入ってたな、と思うほど大きくなっていた。
「よし、次は、もう片足を…」
だが、敦子の悲鳴はいつの間にか止んでいて、脱がせようとした靴は、敦子が自分で引っこ抜いた。
「な…」
「びっくりしちゃった?」
妙に落ち着いた、それでいてなにかを嘲笑うような声に、敦子の顔を見ると、幼い顔はその跡を残さず、
俺と同年代のそれになっている。変化した場に居合わせなければ、敦子とは信じられない、キリッと
したお姉さんの顔に。その服の胸部をピチピチに押し上げているのは、間違いなくおっぱいだった。
「あ、敦子?」
「あつこ…ですって?」
「え?」
これまで敦子のことを「敦子」としか呼んだことがない。今も同じように呼んだのに、なぜか癪に障った
ような顔をしている。
「私は、あなたのお姉さん…なのよ…っ!服が、きついっ!」
「は…?」
敦子が俺の「お姉さん」…?なんだそれは…とりあえず、服がどんどんきつくなっているみたいで、
苦しげな表情をしている…でもなんだか、気持ちよさそうでもある。妹が、こんな表情するなんて…妹?
こんなにお色気たっぷりの妹がいてたまるか…でもこれは…
「ちょっと…なんとか…してよぉ…」
「え、えっ…」
敦子が悩ましげな口調で喋りかけてくる。俺くらいの体格があれば、自分で何とか…?あれ、何だ、
今は敦子のほうが大きい?考えてみれば、靴がきついと言った瞬間から、敦子はずっと成長していた
んだ。でもなんで…
「ねえったらぁ…」
服がビリビリと音を立て始めた。そりゃそうだ、小学生向けにあつらえてある服が、大学生以上の体を
包み込めるわけがない。ここまでくれば、服が自分で…
「猛…」
「ひぃっ!」
敦子の目が、俺を睨んでいる。これまでの敦子からは考えられないほどの、怒りを感じる。なんで、
怒られているのかわからないが…とにかく、服を脱がせないと、殺される…仕方なく、胸に顔を近づけ、
脇からビリビリと服をやぶ…
「そこじゃなくてぇ…」
ココ、ココというように自分の胸の谷間をさす敦子。えっ、そこから破るの…?
「はやくぅ…」
「はいっ」
裾を掴もうとすると、そこからはみ出してきている胸の肉に手が当たる。簡単にフニャッと潰れるそれ
に、頭が真っ白になる。服の中に指を滑り込ませると、中では指が圧迫されつつも、柔らかい感触に
包まれる。
「いいでしょ…私のおっぱい…」
「あ…は…」
段々俺の思考が混濁してくる。気持ちいい。こんなに気持ちいいものが中にあるなら、服なんてすぐに
破ってやる。
《ビリリーッ!》
脳のリミッターが外れたように俺の腕が信じられないような力を発し、破れにくいはずの裾から、服が
一気に破れ、俺の目当ての柔らかいものがバルンッと現れた。その存在感と言ったら、一生目に焼き
付いて離れないだろうと思うほどだった。
「ああんっ!本当に、破っちゃうなんてぇ」
俺は顔を近づけ、乳房にくっつけた。だが、服が破れるとともに、それはしぼみ始めた。
「ど、どういうことだっ」
「あのねぇ、私の体、締め付けられると大きくなるの。それがなくなると…ま、分かるわよね?」
「じゃあ、抱きつけば!」
「こっちから仕掛けたのに悪いけどねぇ、私そろそろ学校に行かなくちゃいけないから…」
「…」
「続きは後でねっ!」
敦子はそう言うと、バタンと倒れ、体はシューッと空気が抜ける風船のように元に戻った。
「敦子?」
「…あ…お兄ちゃん?」
「後で、っていうのは、帰ってからのこと?」
「…へ…後…?あ、私の服!ビリビリに破れちゃってる!」
「えっ…」
俺の勘が囁いた。敦子は元に戻った。今服が破れている理由を考えないと、一生嫌われ者だ。
「あっ、そう、わ、悪い虫が服の中に入っちゃったから…」
「えっ!虫さんっ!?」
「だ、大丈夫、もうやっつけたから…服を破っちゃって、ごめんな」
「ううん、いいの!敦子、虫さんだいっきらいだからっ!」
「そ、そうか、じゃあ、母さんに言ってすぐに着替えて、な?」
「分かった!ありがとう、お兄ちゃん!」
敦子は家の中に走っていった。俺は今起こった出来事が全く飲み込めていなかった。俺はいわれの
ない罪悪感を感じつつ、その場を後にし、学校に行った。
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とまあ、こんな感じだった。俺が成長した敦子に翻弄されたのは最初だけじゃなかったけど…まあ、色気
たっぷり、性欲たっぷりの姉さんが、時間制限つきでいるようなものだ。呼びだそうと思った時は、
ちょっと抱きしめて大きくして、後は服に任せて締め付けさせるだけで…
「ちょっとぉ、何考えてるの?」
「ああ、やっぱり姉さんのおっぱいは最高だって」
「うふふ…でしょう?私に敵う人なんて、いるはずないわ…」
まったく、この自信はどこから来るんだか…でも、許可なしで揉ませてくれるのは今のところ敦子だけだ。
際限なく大きくできるし、どんな大きさでも極上の肌触り、柔らかさと暖かさが俺を待っている。俺に
とって、最高のおっぱいであることは、間違いない。
「今日は、私が部屋いっぱいになるまで遊んじゃいましょ?」
まったく、困った姉さんだ。姉さん?妹?まあ、どっちでもいいか。