女の子って、何で出来てる?
可愛くて。
優しくて。
ふわふわで。
食べたら、皆が優しい気持ちになれる。
―――――――――甘くて、美味しい、ふわふわのお菓子で出来てるんだと思う。
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乳メイタント、甘川林檎はアイドルである。
薄い茶味がかったウエーブがかかった柔らかそうな髪、頬っぺたも柔らかそうな童顔、吸い込まれそうになる大きな瞳と赤い唇。ちょっと低めの身長と、かなり大きめな胸。いつもニコニコと笑顔で笑っている、まるで女の子らしい所を集めた結果、産まれたような彼女、甘川林檎は自分のマネージャー、木崎優斗さんに日々の感謝の気持ちを込めてお菓子作りに励んでいた。
「プリンに、カステラ、パンケーキ♪ クリームいっぱい盛り付けて、お砂糖たっぷりまぶしたら、美味しいお菓子が出来上がり♪ 真心入れるの、忘れずに♪ 美味しくなれ―♪ 美味しくなーれ♪」
林檎はそうニコニコと、いつものように笑顔で料理をしていた。彼女にとって、お菓子作りとは趣味であり、人生そのものだ。故に、いつも笑顔だから分かりづらいが今日は特に笑顔だった。
彼女が作っているのは、土台となるスポンジもしっかりと焼き、チョコレートを湯煎してチョコレートクリームも用意して。後から乗せるための板チョコ(ホワイトチョコ)も、別に用意して溶かしていた。そんな作業を1人、プロの犯行と思わせるくらいのクオリティで、笑顔で行う彼女。
「あっ♪ そうだ♪ 結構、染み込んだと思うけれども、もう少しインパクトが大切だよね♪」
林檎もまた乳メイタントであるため、彼女にも能力がある。彼女の能力は【砂糖乳】。血や汗などの彼女の身体に流れる全ての水分は、砂糖汁のように甘いのである。しかも極上の甘さとして、評判である。
また、同じ【砂糖乳】の乳タントは、子供を産んで母乳を与える際に練乳が出て来たと言われている。勿論、林檎はまだ子供なんて居ないので、出ないけれども。
林檎は自分の身体から出る、その甘い汗をスポンジにしっかりと染み込ませていた。しかし、クリーム用に溶かして置いたチョコレートと、後で載せるための板チョコ用に溶かして置いたホワイトチョコレートを見て、「うーん♪」と頭を悩ませていた。
「汗を入れても、真心は伝わらないよね♪ よだれ、はバッチいし、入れられない♪ マネージャーは、私、だい、だい、だいだい、大好きだしー♪ ちょっと張り切って入れちゃおうかな♪」
そう言ったかと思うと、彼女はエプロンも、その下のカジュアルそうな服も脱いで裸になる。そして、まるで当然のように溶かしたチョコレートを自分の大きな胸の谷間に流し込んだ。
「あぁん♪ 私の中に、あったかーいチョコが染み込んでくる―♪ あぁ、私の大好きと言う気持ちが、胸の谷間の中で溢れ出してくるー♪」
胸の谷間と言うのは汗をかきやすい。それ故に入れた、なんて説明では納得出来ないだろう。しかし、彼女にとっては当然なのだ。
真心を伝えるために彼女はその大きくて、柔らかい胸の谷間にチョコを流し込み、しっかりと自らの汗をチョコレートにあげた。その後、しっかりと一滴も残さずに回収した後、今度はホワイトチョコレートも同様に行う。
「あぁん♪ 大好き♪ 大好き♪ 優斗さん、大好きですー♪」
そして回収した後、最後の仕上げとばかりに、
「さーって、思う存分甘くなってください♪」
自身の手首をリストカットした。だらだらと流れる彼女の血液、その血液がぽつりぽつりと、チョコレートとホワイトチョコレートに伝わって行く。
「フフフ♪ 待っててね、優斗さん♪ 私の、本当に心がこもった、ハートのチョコレートケーキをあなたにあげるから♪」
彼女はそう言って、絆創膏を貼って血を止めて、ウェディングケーキ並みのチョコレートケーキ製作を再開した。
心から嬉しそうな顔で、その大きくて豊満な胸に詰まった熱い思いをその胸に抱いて。
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乳タントアイドルNo.17
名前;甘川林檎(あまかわりんご)
年齢;17歳(高校2年生)
身長;162cm
3サイズ;B110(M)、W62、H94
乳タントの特徴;砂糖乳。体中の水分全てが甘い。
イメージカラー;茶色
売り;甘くて可愛い、ほんわかスイーツガール♪
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