乳タント 蟹座

帝国城摂政 作
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 『天の川ミルキーウェイ』の星座の中には役割分担が決まっている物がある。
 獅子座はリーダー、天秤座はまとめ役、乙女座はファッションリーダー、蠍座はメディカルサポーター。
 その中でも私、甘川四海(あまかわしうみ)がなりたくなかったのは、蟹座。炊事担当を兼ねる、蟹座にはなりたくはなかった。

 そしてその成りたくなかった、『天の川ミルキーウェイ』の蟹座のアイドルとなってしまった私。
私は蟹が嫌いである。と言うか、数ある星座の中でも蟹座が嫌いなのである。
 星座の元となった蟹は、女神同士の陰険な嫌がらせに使われた物であって、『女性の陰湿な悪戯や嫉妬』のシンボルとなっている。そんな蟹座を引き受けるのが私は嫌だった。
なにせ今もこうやって、朝に皆の料理を作らないといけないと言う面倒な事をしないといけないのだから。

「全く酷いもの、サー……」

 そもそも、私はこれまで一生懸命頑張って来た。
 乳タントと言うと、その乳タントとしての能力によって将来の半分近くが決まって来ると思うのだが、私の能力は乳タントとしてはあまり役に立たない能力であった。
胸から汗ではなくて、味噌が出る味噌乳、それが私の乳タントとしての能力であり、全て。身体から塩分ではなくて味噌が出るのである。身体から味噌を出すのをどうアイドル活動に活かすと言うのだろうか?

 まぁ、私はそれをどうアイドル活動に活かせれば良いか、結局は分からなかった。だから他を物凄い勢いで頑張った。
 歌は人一倍努力した。
 踊りは誰よりも長く練習した。
 ファッションだって誰よりも勉強したと自負しているし、スタイルだって自分で出来ると思われる事は全部やったつもりである。

 そして私はトップアイドルの仲間入りをしたんだけれども、その結果が私の大嫌いな蟹座とは……。

「全く本当になんで『天の川ミルキーウェイ』の蟹座、所謂炊事担当に選ばれるだなんてサー……」

 私は胸の下からいつものように味噌を取り出して、お湯の中に入れる。最初はなれなかったが、うっかりお鍋の中に入れてしまった時にあいつに褒められたから仕方なくいれているだけだ。そう、味わうんだったらむしろこっちの胸の方が……。

「うん、こっちの方が……」

 私はそう言って、自身の大きな胸を揉む。私の手どころか、あいつの手でさえもすっぽりと入りそうなその大きな胸を揉みし抱くようにして……そしてあいつの手を思い浮かべ……

「……ってバカ―! 何考えてんのよ、私!」

 私はそう思いながら、慌てて料理を作り始めていた。

「あいつ、喜んでくれるかなー……」

【喜ばなかったら殺そうかな?】

 あ、あれ? 今、頭の中に物騒な言葉が聞こえてきたような……。

「ち、違う! 私はお姉ちゃんの……林檎お姉ちゃんのようなヤンデレじゃないんだからね!」

 私はそう思いつつ、慌てて炊事を再開するのであった。

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乳タントアイドルNo.21
名前;甘川四海(あまかわしうみ)
年齢;16歳(高校1年生)
所属グループ;『天の川ミルキーウェイ』
身長;159cm
3サイズ;B103(J)、W63、H92
乳タントの特徴;味噌乳。胸から味噌が出て来る。
イメージ;蟹座
売り;炊事ならばなんでもお任せ♪ 若妻系アイドル
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