乳タント 獅子座

帝国城摂政 作
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 『天の川ミルキーウェイ』は十二星座をモチーフにする、12人のアイドルプロジェクトとして発表された。それがどういう訳か、個性的な12人の乳タントアイドルが選ばれてしまった。そしてその12人の中で、他の11人を率いるリーダー的な役割を任されている存在、それが『天の川ミルキーウェイ』の獅子座を担当している飯島礼央(いいじまれお)である。

 白く荒ぶるような髪、釣り目のような切れ長の瞳。女性にしても高い高身長と、威風堂々と言った言葉が似合うオーラを持つ彼女こそ、トップアイドルグループ『天の川ミルキーウェイ』のリーダー、飯島礼央である。既に数々のアイドル大会、ファッションコンテストなどで賞を総舐めしすぎてしまっているせいで、あらゆるコンテストから殿堂入りになってしまった、乳タント界、いやアイドル界の『生きる伝説』とさえ言われている礼央は、アイドル事務所にて携帯を片手にメンバーに指示を出していた。

「……そうよ、牡羊座の入江。そのコンテストではいつものイメージとは違う、アダルトな服装をしなさい。そのコンテストではそう言った服の方が審査員受けは良い。
 牡牛座の牛飼、4品目と7品目に出て来るスイーツを特にベタ褒めしなさい。その2つが特に美味しく、なおかつ権力を持っている人との繋がりが出るわ。
 双子座の浅宮は持ち前の頭脳と運動神経を活かしなさい。あなた達ならそれくらい出来るわ。
 それと蟹座の甘川は……っと」

 と、的確な指示をメールにて出す礼央。その礼央のメロンよりも大きな、豊満な胸が白く光っていた。
どうしてここまで的確な指示を出せるのか、それは彼女の乳タントとしての能力が関係していた。

 『本能乳』。彼女は、本能でどうすれば良いかが分かると言う、ある意味絶対的な能力を持っていた。とは言っても、それは二択にて良い方を選び取るくらいの能力なのである。
勿論、それには彼女自身の経験や知識も必要となって来るのだが。それが使われている際、神経細胞が強く刺激されて光を発するのである。

「ふむふむ。まぁ、メンバーへの連絡はここまでで大丈夫でしょう」

 とそう言って、マナーモードにして携帯を閉じる礼央。そして息を吐き深呼吸をして、ドレッサーからメイク道具と、クローゼットからドレスを取り出して用意する礼央。

「よ、よし! 木崎優斗とのデートのためにも最高の物を選ばないと……」

 そう言って彼女はたゆやかで大きく、そして白く光る胸を揺らしながら、自身の本能のまま完璧で完全な美しさをメイクとドレスを施していく。

「え、えっと……明るめなメイクが良いかなー? それともアダルトな方が良いなー?」

 頭の中に良い組み合わせは、いくらでも思いつくけれどもそれが本当に最良かどうか。いつもだったらすぐに思いついて決断出来る彼女が、それには確かだと確実には言い切れなかったのだった。
 それが彼女の乙女らしさを表していた。

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乳タントアイドルNo.22
名前;飯島礼央(いいじまれお)
年齢;19歳
所属グループ;『天の川ミルキーウェイ』
身長;190cm
3サイズ;B120(L)、W74、H105
乳タントの特徴;本能乳
イメージ;獅子座
売り;本能で全てを掴み取る、アイドルリーダー!
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