超乳戦隊ギガレンジャー 第6パイ

帝国城摂政 作
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「第6パイ」
「マスカラー姫とヒキトリマキーズ! 冥に未練はありマスカラー!?」

 新たにギガレンジャーの仲間となった緑木冥(みどりきめい)。望、七海、それからメアリーの3人と一緒の高校1年生であり、3人の通う紫峰学園へと転入する事になっていた。

「緑木冥、です。よろしくお願いします」
「はい、皆拍手、拍手!」

 気の良い担任教師の拍手を求める声に、クラスの人達も拍手をして新しい仲間を迎え入れる。そんな全員が全員新しいクラスメイトを歓迎する中、その中でも群を抜いて無愛想な女と言っても過言ではない少女、六条帆夏は携帯でLIMEをしながら幼馴染の望の相手をしていた。

「『なんで帆夏ちゃんのクラスに冥ちゃんが来てるの!』と言われても、私にもどうすれば良いか分からないんだけれども……」


 昼休み。冥の居るクラスへと望、七海、メアリーの3人がやって来る。

「冥ちゃん、転校おめでとう!」

 と、望がそう言って、冥ちゃんの方を見て嬉しそうに言う。

「分からない事がありましたら、なんでも相談してくださいね」

 七海がそう言いながら、冥にメモ帳を見せてこの学校について説明していく。

「オー! 冥が来て、これで4人とも学園にビルドアップデース!」

 「めでたいのデース! めでたいのデース!」とそう言いながら、嬉しそうな顔を見せるメアリー。

 ホッとしたような望に、冷静に対処する七海。そして全身で喜びを表現するメアリー。
三者三様で、それぞれ騒がしく冥が学園に来たのを喜んでいた。そして、それに対して冥は「アハハ……」と気のない返事をしていた。

「ほら、3人とも。……あんまりやっても困るだけ、ですよ」

 帆夏が3人をなだめるように言うと、3人とも「そうだね」と了承して、「また放課後ね」とそう言いながら元のクラスへと帰って行った。帆夏は冥に「……良かったね」とそう言って自分の席へと戻って行く。

「ありがとうございます。……状況をグリーンにしてくれてありがとうございます」
「……グリーン?」
「安全にして貰えてありがとう、と言う意味です。あの子達は……陸上部を引退した私には眩しすぎます」

 そう言って窓の外から一生懸命に汗を流す人達や遊ぶ人達を見つめる冥。

「……そう」

 そっけない返事をして、帆夏はLIMEを操作する時間へと戻る。

「……この状況的に、何があったかを聞くのがグリーンな対応だと思いますが?」
「聞けとは言われてなかったのでLIMEを見てたのですが……で、何があったか言えば良いじゃないですか」

 そう聞くと、冥は静かに顔を伏せる。

「……私は陸上部でそれなりの成績を維持していました。けれどもあのマリーと名乗った怪人が母と妹、それに私の身体に何らかの力を残して去って行きました。それ以来、私は長時間は活動出来ない身体に――――――」
「時間の無駄ですね」

 とバッサリ切り捨てる帆夏に、冥が「もう少し慰めて欲しいです」と答える。それに対して帆夏は

「……何かに言い訳する人は嫌いなんですよ。私は、諦めない人の側でずっと見てきましたから。だから、私の身体に染みついているんです。彼女の執念深さが」
「それって……」

 それを詳しく聞こうとする冥だったが、変身装置から着信音が鳴り始める。

「……行った方が良いのでは?」
「あー! 知りたくてイエローです!」

 そう言って、冥は教室を走って飛び出して行った。

「……イエローは、危険と言う意味かな?」


 一方その頃、紫峰町のビル街では人々が悲鳴をあげていた。

 頭に金色のウイッグを載せた、キラキラの瞳を持つドレスを着た女性が、細身の女性の身体をガシッと掴む。

「では、奥様。あなたの胸とお尻を、今からわたくしの力で大きくしマスカラー」
「や、やめて頂戴!」
「遠慮しなくて良いでございマスカラー!」

 そう言って、ドレスを着た女性は人外である事を証明するクジャクのように広がっている背中のマスカラボックスから、1本を取り出す。そして細身の女性の胸とお尻にマスカラで塗り塗と塗りたくる。

「ワン! ツー! スリーでマスカラー!」
「い、嫌ー!」

 そして細身の女性はいきなり胸がボンっとまるで大きなバランスボールのように大きくなり、お尻もそれに負けないくらいにまで大きくなってしまう。動けなくなった女性は「たすけてー」と言うが、周りにいる同じような体型にされてしまった人達には助ける事が出来なかった。

「オッホホホ! 絶景でございマスカラー!」
「「流石です、姫!」」

 と、そう言ってドレスを着た女性、マスカラー姫の後ろから2人の女性が現れる。1人は線引きのペンのような物を頭に載せた小柄な女性、もう1人は巻尺のような物を身体に巻き付けた長身の女性である。ペンを載せた小柄な女性は懐から桜吹雪を出して、姫にかけ始め、巻尺のような物を巻き付けた長身の女性は扇子を取り出して姫を仰ぎ始める。

「流石、姫! 見事な手腕です! ねっ、リマキ!」「全くですわ、私感動いたしまして涙が止まりません! ねっ、ヒキ!」
「それほどでも……ありマスカラー! オッホホホホ!」

 2人の女性に褒められて上機嫌の扇面のマスカラボックスを持ったドレスの姫。

「そこまでよ! シーボモンスター!」

 と、そんな3人の前に1人の女性が現れる。誰あろう、3人よりも先に現場に到着した緑木冥ことギガグリーンである。

「あなた達の好きにはさせないわ!」
「まぁ、生意気でございマスカラー! 良いわ、こっちも自己紹介をさせて貰いマスカラー!」

 と、そう言って3人の女性が並び立つ。背中にマスカラの箱を付けた女性が声を出す。

「わたくしはあらゆる物を美しく増加させるマスカラの姫! シーボ・マスカラー姫!」

 ペンを頭に載せた小柄な女性と、巻尺を巻き付けた長身女性も続いて自己紹介を始める。

「マスカラー姫の忠実なる僕(しもべ)、ヒキと!」「同じく、マスカラー姫に忠義を誓う下僕、リマキ!」「「2人揃って、シーボ・ヒキトリマキーズ!」」

「「「我ら、3人揃ってマスカラー姫とヒキトリマキーズ!」」」

 と、そう言って嬉しそうに言う3人組。

「「ナイチチ達、やりなさい!」」

 シーボ・ヒキトリマキーズの合図で、ナイチチ達がギガグリーンへと襲い掛かる。それに対して、ギガグリーンは武器のグリーントンファーを持って、ナイチチ達をバッタバッタと蹴散らしていく。

「「姫、さぁ、お力をお見せくださいませ!」」
「分かっていマスカラー! さぁ、ギガグリーン。わたくしの目の前に現れた事を後悔させてあげマスカラー!」

 マスカラー姫はそう言いながら、マスカラの箱から新しいマスカラを取り出していた。


 それから約10分後。遅れながら望、七海、そしてメアリーの3人が現場へとやってくる。遅れた理由は担任への報告があったりするのだが、その辺りは今は些細な事である。それよりも重要な事が起きていた。

「何してんの……グリーン」

 そう言いながら私はグリーンにそう問いかけていた。グリーンは何故か、シーボモンスターの側についてこちらを睨みつけていた。さらにはトンファーの銃口までこちらに向けている。

「フフフ! ようやくおでましでございマスカラー!」
「「ヒキトリマキーズも待ちかねていたぞー!」」
『ナイチチ! ナイチチ!』

 そして3体のシーボモンスターと何体ものナイチチ達と共に、ギガグリーンが正気を失った瞳でこちらを見つめていた。

「フフフ! ギガレンジャーよ! 早く変身すれば良いでございマスカラー!」
「「そうよ! そうよ! さもないとこうなっちゃいますよ!」」

 頭にペンを載せた小柄な女性と巻尺を巻き付けた長身女性の2人組が揃って、そう口にすると共にグリーンがこちらにトンファーを向ける。そしてトンファーから銃弾を放ってくる。

「く、くっ!」
「こうなったら、早く変身しないと!」
「早くトランスするのデース!」

 そう言って3人は変身を始める。

「「「スピリチュアル・DEKAエネルギーアップ!」」」

 そして3人はギガレンジャーへとなり、ギガグリーンのトンファー攻撃を避けていた。そしてそのままギガグリーンはトンファーで攻撃し続ける。

「オホホホホ! ギガグリーンはシーボモンスターに恨みがありマスカラー! なので私の力でその恨みを増やしマスカラー! あらゆる物を増やす怪人、それがシーボ・マスカラー姫!」
「「理性とか、慈悲とか、判断力とか……あらゆる物を減らして操りやすくする怪人!」」「ヒキと」「リマキの」「「シーボ・ヒキトリマキーズ!」」

「つまり……今、グリーンは恨みでほとんど周りが見えていないと言う状況……と言う訳ですか」

「「「あっ、せっかくの説明を! ナイチチ達行きなさい!」」」「でマスカラー!」

 ブルーの説明に気を悪くした3人のシーボモンスターが、ナイチチとギガグリーンがギガレンジャーの3人へと向かって行く。

「あの……増加をしているモンスターを倒せば!」

 そう言ってギガブルーがいつものように、ギガアローにその大きな胸を揺らしてエネルギーを溜めて、敵であるマスカラー姫へと放つ。

「ギガアロー!」

 そして向かって行った弓を、横に居たヒキが掴んで、リマキへと渡す。

「引き取って!」「巻き付けます!」「「はい、マスカラー姫!」」
「マスカラー姫の……お嬢様サーブ!」

 ヒキが引き取った弓を、リマキが巻尺を巻き付けて丸いボールにした物を、マスカラー姫がどこから出したテニスラケットで打つ。そして放たれたボールは威力を増しながら、ギガレッドへと向かって

「きゃっ!」

 ギガレッドは飛ばされ、ギガグリーンに追撃される。

「レッド!」
「サービスエース……。決まりマスカラー」
「「流石です、マスカラー姫!」」

 シーボ・マスカラー姫がギガレッドを吹っ飛ばしたのを見て、横でヒキトリマキーズが嬉しそうに褒め称える。

「私も居るのデース!」

 そう言って、ギガイエローがイエローリボンを使い、ヒキトリマキーズへと襲い掛かるが、今度はリマキが前に出てリボンを巻き取って、それをヒキに渡す。

「巻き取って!」「引き剥がす!」「「さぁ、どうぞ! マスカラー姫!」」
「マスカラー姫の……お嬢様バレエ!」

 そして、マスカラー姫が渡されたイエローリボンでギガイエローを巻き付け、そしてそのまま地面へと落とす。

「ぐふっ!」
「お嬢様の嗜みでございマスカラー」
「「流石です、マスカラー姫!」」
「それほどでも……ありマスカラー! オホホホホ!」

 倒れたギガイエローを見て、さらに笑うマスカラー姫。それでもブルーとイエローは諦めずに攻撃を続けていた。


「グリーン! 戻ってよ!」

 そんな中、ギガレッドはギガグリーンの説得をし続けていた。

「…………」
「ギガグリーン! 憎しみに囚われないで! 私達、仲間でしょ!」

 ギガレッドはギガグリーンの攻撃に一切反撃をせずに、ただただ攻撃を受け流して説得を続けていた。

「ギガグリーンは言ってたよね! 倒したいシーボモンスターが居るって!」
「マリー……マリマリマリマリマリマリマリマリマリマリー!」
「じゃあ、こんな所で立ち止まったりしないでくださいよ! 恨みに囚われないでください! 囚われすぎたら、本当に大切な物が見えてきませんよ!」
「大切な物……」

 そう言われて、ギガグリーンの目に正気の色が見え始める。

「グリーン!」

 そうやって何度もレッドはグリーンは呼びかける。そうやって呼びかけられているうちにグリーンの意識の底から、1人の少女の言葉が思い出される。

『……何かに言い訳する人は嫌いなんですよ。私は、諦めない人の側でずっと見てきましたから。だから、私の身体に染みついているんです。彼女の執念深さが』
(なるほど……。これが彼女の言っていた事か)

 と納得したグリーンの瞳には確かな輝きが宿っており、そして元の輝きを取り戻していた。

「確かに……これは執念深いですね」
「グリーン!」

 と、ギガレッドはギガグリーンの瞳に色が戻ったのを嬉しそうに見て、そして2人はこれをしでかした奴らの元へと向かった。


「行くよ、グリーン!」
「状況的にグリーンだから始めるぞ、レッド!」

 そしてレッドとグリーンはナイチチ達を倒しながら、マスカラー姫とヒキトリマキーズの3人に向き合っていた。

「うわっ! 目に光が戻ってマスカラー! ヤバい雰囲気がしてございマスカラー!」
「「大丈夫です、姫! さっさとやりましょう!」」

 そして合流したレッド、ブルー、イエローの3人はそれぞれの武器を合体させて銀色のバズーカ砲を作り出す。そして作り出した銀色のバズーカ砲を放って、マスカラー姫へと放っていた。

「そんな技も引いて!」「巻きまーす!」

そう言いながらヒキがまたしてもバズーカから放たれた物を一つにして、マキがそれを武器にする。武器にしたそれをマスカラー姫が持つ。

「マスカラー姫の……お嬢様サーブ! サービスエース!」

 そう言って、マスカラー姫がそのバズーカの攻撃をまとめた物を放つ。そしてそれに対して、イエローがバズーカ砲から手を離して、エレメンタルリボンを取り出す。

「ファイヤーリボン・リターン!」

 そしてそのままイエローはバズーカ砲の攻撃を跳ね返して、ヒキはそのバズーカ砲の攻撃を受けていた。

「ぎ、ぎゃああああああ! や、やられました!」
「グリーントンファー・ショット!」

 そしてグリーンがトンファーから放った攻撃は、ヒキがやられてびっくりしているリマキへとぶつかる。そしてリマキは爆発する。

「ぎ、ぎゃああああああ! た、たおされました!」

 ヒキとリマキが倒されて、動揺するマスカラー姫。

「こ、これは一大事でございマスカラー……。撤退すべきなので、ございマスカラー?」

 そろり、そろりと逃げようとするマスカラー姫。

「逃げるのは……レッド、許せません!」

 そしてそれに対してグリーンが自分のトンファーを銀のバズーカ砲を一体化させて、金色のバズーカ砲へと変えて、マスカラー姫に狙いを定める。

「「「「完成、ギガフォーメーション! ギガウエポン・ファイナル! 必殺、ギガフォース!」」」」
「や、やばいでございマスカラー! こ、これはありえないでございマスカラー!?」

 そして放たれた金色のバズーカ砲から放たれた攻撃は、マスカラー姫にぶつかった。そしてマスカラー姫は全身にバズーカの衝撃を受けて倒れていた。

「……こ、こんなの、ありえないで、ござい……マスカラ……」

 そしてそのまま、マスカラー姫はそのまま爆死した。


 次の日、席に座ってLIMEを見ていた帆夏の前に、緑木冥が現れる。

「帆夏さん♪」
「……音符交じりに言わないでください」

 その中、嬉しそうに帆夏を見る冥。

「帆夏ちゃんの言っていた事、分かった気がします。これからもクラスメイトとして、よろしくお願いしますね。グリーンな関係を築きましょう!」
「……安全な関係をネット検索して良いですか?」

 なんだかんだで、仲が良さそうな2人であった。

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シーボモンスターNo.17
○シーボ・マスカラー姫
作成者;圧迫教官ツメンセ
作戦;線を引いて大きさを変えれば大きくなると言う作戦
使用素材;『増加』、『マスカラ』、『姫』
概要;ツメンセが作り出したシーボモンスター。頭に金色のウイッグを載せた、キラキラの瞳を持つドレスを着た女性であり、背中にはクジャクのように広がっている背中のマスカラボックスを持つ。彼女のマスカラで引かれた物は概念であろうとも増加させることが出きて、それを使って作戦を遂行しようとしていた。お嬢様っぽさがチャームポイントで、バレエやテニスはお手の物。ヒキトリマキーズは自分を良く見せる引き立て役と考えている。

シーボモンスターNo.18,19
○シーボ・ヒキトリマキーズ
作成者;圧迫教官ツメンセ
作戦;線を引いて細くすれば胸を大きく見せられると言う作戦
使用素材;『減少』、『引き取り』、『引き取り』
概要;ツメンセが作り出したシーボモンスターの2人組。小柄で頭にペンを載せている女性がヒキ、長身で巻尺を身体に巻き付けている女性がリマキ。ヒキが線を引いてリマキが取り、逆にリマキが値を取りヒキが引くと言った風に、2人で減少と言う概念を行う。マスカラー姫の補佐であり、2人揃ってマスカラー姫を取り巻いている。ちなみに本名はヒキ・デモノ・デスカーラとリマキ・モノデ・デスカーネ。
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次回予告!
スクリの作戦により、日本の研究所の研究成果が盗まれていくと言う事件が発生! そしてその犯人は、デカパイ博士の研究所にも及ぶ! 果たしてスクリは何を考えているのか!
次回、超乳戦隊ギガレンジャー、第7パイ!
「悪意変身! 超乳変身・ギガブラック!」
次回も期待して胸を揺らせ!