女帝建国

帝国城摂政 作
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「ふふ……やはりこの法案が通りましたか。まっ、計画通りよね」

 わたくし、溶解使徒ホムラは文明者エージェント・パンク様のお墨付きをいただいた書類を見ていた。作戦の立案書が通ったから、これでユウとマリネの2人はわたくしの計画を止める事は出来ない。まっ、ユウはこの前の伝導猫娘コヤンイ・チョジンカスムが倒された事に対してどう埋め合わせるのかを考えている最中だし、マリネは副官であるモーウ・ボイーネと共に膨乳作戦の立案書の8枚目が却下した事に落ち込んでいる最中だし、どちらもわたくしの計画を止める事は出来ない。

「ラスラー! 居る?」

「はい、ここに!」

 130センチ代というロリっ娘という可愛らしさと相対するIカップと言う巨乳のアンバランスな魅力を持った彼女が、頼りにしている副官の名を呼ぶと共に6本の剣を背負った大きな胸が印象的な傭兵が天井から降り立つようにして現れていた。

「ラスラー、私達の表の存在意義は?」

「はい、ホムラ様。『タイラ様のためにタイラ様のおっぱいを全ての女性達が羨むほどの巨大な物とする』、そのための三幹部の1人が私達なのです」

「えぇ、そうよね。それがわたくし達の表の存在意義よね」

 乳房帝国ネームネーム。それは企業ではなく、悪の組織。全ての者に幸福を与える企業とは違う、たった1人の創始者の願いを叶えるための悪の組織。たった1人の支配者のためだけに酷使されているブラック企業なのである。

「……そう、よね。では、ラスラー? わたくし達の真の存在意義は?」

 と、ニヤリと笑いながら言うホムラ。それに対してラスラーも同じように底意地の悪そうな笑みを浮かべていた。

「えぇ。表の存在意義とほとんど同じだけど、けれども『タイラ様』の部分を『ホムラ様』に変えたのが、私達の存在意義であり、目的なのだから」

 タイラのためではなく、ホムラが女帝として君臨するため。それが2人が隠れて行っている真の目的なのである。

「タイラなんていう女よりも、このわたくしが女帝として君臨する! それがわたくしなのだから!
 全ての関心が別に向けられている今この瞬間こそ、私達が真の意味でこの組織の頂点に君臨するのよ!」

「えぇ、ラスラー様! あなたの考えに賛同してくださる怪人も、今ここに」

 嬉しそうにホムラを褒め称えてるラスラーの声に従って、3人のユシーモンスターが顔を出す。

「物を巨大化させるレンズシェイド! ホムラ様のために大きな世界を披露します」
「フードシェイド♪ ホムラ様のために美味の料理を調理しましょう」
「エックスシェイド、命を救われたホムラ様のために尽力いたします」

 無限の眼鏡を顔につけた青いセーラー服とLカップの爆乳のレンズシェイド、顔は分厚いフードで覆い隠されていて強力な装甲で覆われている胴体というIカップの巨乳のフードシェイド、正面にXと赤で書かれた黒いシルクハットを被っている黒マントを纏ったGカップの巨乳のエックスシェイド。
 3人のユシーモンスターはタイラではなく、ホムラのためにと尽力するその姿を見て、ホムラは嬉しそうな恍惚の笑みを浮かべていた。

「あぁ♥ 良いよねぇ♥ さぁ、世界を手に入れるために、ホムラ組の行動を開始致しましょう!」

 溶解使徒ホムラ。
 彼女の反逆は今ここに、静かに始まろうとしていた。




「……反逆ケッテイ」

 そんなホムラ達を監視するようにして、Sカップの軍人の格好の美少女は自身の胸の谷間から出したチェックシートにペンを入れつつ、静かにホムラ達の事を見守っているのであった。