爆乳ライダーL&M 第0話

帝国城摂政 作
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《前回までのあらすじ〜!》
 爆乳戦隊ニュウ・ギガレンジャー達は乳房帝国ネームネーム界外支部と名乗る連中と戦い、文化者エージェント・ナッノの力を借りて文明者エージェント・パンクを初めとした界外支部の連中全てを倒す事に成功する。ニュウ・ギガレッドこと沖杉留子はナッノに残るように告げるも、ナッノはまだ倒さなければならない相手が1人残っていると告げた。
 《完璧皇帝ネクロ・ノミコンデ》。ナッノもどういう人物なのか詳しくは知らないらしいが、けれども乳房帝国ネームネームの名を継ぐ幹部の1人らしく、彼女を倒さない事にはナッノはいけないとそう語っていた。手伝うといったニュウ・ギガレンジャーの皆から離れ、ナッノはネクロ・ノミコンデのいる世界へと辿り着く。
 そこにはネームネームの名を語る2人組の怪盗、女怪盗アリエーヌ・ルパンと相棒ニコラ・ツクルノラの2人が、3つ揃えれば何でも願いが叶うという宝石《デカイ・ジュエル》を探して怪盗家業を行っていた。ナッノは『N(ナイト)』のメモリを用いて戦うのだが……。



「これでも喰らえ、アリエーヌ! 我が最強のナイトメモリの力を!」

 そう言って、ナッノは夜を思わせる黒い騎士の格好に身を包み、手に持った黒い剣で一刀両断に仮面を被ったRカップというメートルサイズの胸を持つ女、女怪盗アリエーヌ・ルパンに斬りかかる。
 彼女の身体にすんなりと落とされた剣、しかしその剣が彼女の身体を貫く事はなかった。

 何故なら、その剣が彼女の身体をすり抜けてしまったのだから。

「……っ! 『N』のメモリはあらゆるエネルギーを、全て斬り落とす能力のメモリ! それなのにどうして、『N』の剣が効かないなの!? こんな事はあり得ないはずなの!」

 ナッノはそう言って頭を抱えているが、斬られたはずのアリエーヌは不気味に笑っていた。

「クフゥフ、あり得ない!? だってアリエーヌですものぉ! ですよね、ニコラ?」

 頭に黒のシルクハット、胸や恥部のみが隠されている黒いひも状の服を着ている。Rカップという大きな胸、人目を十分に惹きつけられる格好をして華麗なポーズを見せていた。その横で黒縁眼鏡に白衣を着たOカップという、科学者を前面に押し出した彼女……ツクルノラは「そうですねぇ! そうですねぇ!」とおべっかを使っていた。

「完璧・完美・完全勝利を体現した彼女、それこそがアリエーヌ・ルパン様なのですからね。そうですね、アリエーヌ様!」

「えぇ、そう! そしてデカイ・ジュエルを手に入れて、私は神を越えた人物になって見せるわ!
 ――――そんな私が、そんな棒切れなんかで殺されるわけがないじゃないですか! くふふぅ! まぁ、ここであなたを倒さないと、後々厄介になりそうだから、アリエーヌはあなたを倒しますわ! ――――ツクルノラ!」

「はいはいっ! さぁ、皆さんご一緒に! メカイジン発進、たゆんっとな!」

 白衣の懐から黒いリモコンを取り出したツクルノラは、ボタンを押すと地面から巨大な女性が現れる。その女性は両腕が音叉になっており、胸には音のボリュームを指し示すメーターが取り付けられている。背中には巨大な2枚の翼、そしてJカップと言う大きな胸を持つ、50mサイズの巨大な女性だった。そして胸の真ん中が開いて、2人は入り口の中へと入って行く。

「身長54.9m、バストサイズはJカップの24m! メカと偉人でメカイジン!
 メカイジンシリーズ第1弾は《織田信長》をモチーフとした、《オンサダ・ノーブナガ》メカよーっ! このメカであの科学者をぶっ殺しますなーのっ、なの! では手始めに音叉波状攻撃で、ポチッとな!」

 ツクルノラはコントロールルームにて、機械のボタンを押すと両腕の音叉から波状の光線が出て、ナッノへと襲い掛かる。

「……くっ!」

 苦しみの顔の中、ナッノは黒い剣を振るって光線を引き裂くが、その背後から別の光線がナッノへとぶつかっていた。

「当たったわね、ツクルノラ! 今のはなにかしら?」

「はいはい、お応えいたします! アリエーヌ様!
 このメカはかの有名な戦国武将である《織田信長》をモチーフとしており、この音叉攻撃は織田信長の有名な長篠の戦い、鉄砲組を三組に分けて戦ったのが有名でして、それをモチーフとして三段階攻撃してますです! 一度波状攻撃を発射すると同時に、3つの波状攻撃を可能としてるのです! 当たったのは同時に発射された残り2つのうちの1つが当たったのです!」

「流石ね、ツクルノラ! 彼女も大分応えたんじゃないかしら?」

 ウフフ、と笑うアリエーヌ。それに対してナッノはゆっくりと後ろへと後ずさる。

「(今、ここで倒される訳にはいかないわ。
 ……アリエーヌとツクルノラ、ネームネームの名を持つ以上は私が引き受けるしかありませんなの。それこそがネームネームの責任を背負うべき者の責務なのだから)」

 『N』のメモリを取るとナッノはそのまま巨大メカから背を向けてそのまま走り抜けていく。

「あっ! ツクルノラ! あの女が逃げるわよ! さっさと次の波状攻撃を仕掛けなさい! さっきの波状攻撃を10発くらい当てれば、倒せるんじゃない!?」

「……いえ〜、そのあの音叉攻撃は織田信長の火縄銃をモチーフにしてまして〜。なので、火縄銃と同じように次弾装填には少しお時間がかかるのでして――――」

「……っ!? は、はやくしなさい! ツクルノラ、早くしなさいってば!?」

 ――――わいわいがやがや。

 そんな事を言っているアリエーヌとツクルノラ、2人が言い争っている内に、ナッノは逃げ出していた。


 これはアリエーヌとツクルノラ、2人のネームネームの者。
 それと対抗するためにナッノから力を得た、LカップとMカップの2人の爆乳ライダーとの戦いの記録である。


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メカイジン第1弾;オンサダ・ノーブナガ
偉人モチーフ;織田信長
身長;54.9m
バストサイズ;24.0m
バストカップ;Jカップ
外見;両腕が音叉になっており、胸には音のボリュームを指し示すメーターが取り付けられている。背中には巨大な2枚の翼、そしてJカップと言う大きな胸を持つ、50mサイズの巨大な女性メカ
説明;ツクルノラが《織田信長》をモチーフとして作った巨大メカイジンの1体。音叉による音波攻撃を得意としており、『《織田信長》の三組による火縄銃攻撃』にインスパイアして3回同時攻撃を可能としてある。胸にある音のボリュームはツクルノラのテンションの高さによって針が左右に触れる。
欠点;音叉の攻撃に次弾装填の時間が必要な点
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