『完成っ! プリキュア・サイバー!』
女神のような美しさを誇る彼女、それが5人のプリキュアの合体したプリキュア・サイバーという姿であった。
『いっくよぉ〜! フレンズ・ブレーカー!』
プリキュア・サイバーの大きく揺れ動く谷間、それから出た大きな白い液体。
胸から出ただけあって、それはまさしく母乳のようであった。その母乳には乳濁色の、沢山の動物達が混ざっており、混ざった動物達はウメタリアの新しいロボ――――スナドケイクワガタロボを泡ごと包み込み、そして大きな球体となって、弾ける。
弾けると共に、スナドケイクワガタロボがそのままゆっくりと消え始めていく。
「ちっくしょー、であ〜る! 今はなきサエスディに捧げる、砂時計のマチガウイルスとしての変化体がぁ!
ここは一旦、退却するであ〜るよ! 覚えていろであ〜る、プリキュア!」
ウメタリアが逃げたのを見て、プリキュアの4人は喜んでいた。
「やったぁぁぁぁぁぁ! 今日も快勝、絶好調だよぉぉぉぉぉぉ!」
「ウチら、本当に絶好調やねぇ!」
「自信満々! 順風満帆! 生徒会長の私としても、順調なのは良い事です」
「むしろ怖い位ですよね。私達、世界電脳防衛協会でも噂は好調です」
イスカ、ミズホ、スバル、タマエの4人がそう言い、ナノピコとカナエの2人も順調に、難なく戦えることが嬉しそうだった。
「ほんっとぉに良い感じ、なの!」
「ほんとうほんとう。良い感じ感じ」
「……これがなにかのフラグにならなければ、良いんですが」
口ではそんな事を言いながらも、嬉しそうに胸を揺らしているクラスタの顔は案外嬉しそうだった。
プリキュアの5人が帰った頃、1人の少女が現場へと現れる。
くすんだ銀色の、小さめのツインテールが特徴の美少女。紫がかった紅色の瞳の170cmくらいのJカップ美少女。紅色のドレス型のワンピースを着た彼女は、地面に落ちていた砂時計を手に取る。
砂時計を拾ったその手は、カチカチっと、どことなくモザイクがかっていたり、あるいは解析に失敗したかのように、その手に大きな乱れがあった。
いや、手というよりかは、その変異は身体全体に回っていた。手、左足、そして顔の左部分。その全体が、バクがかかったように姿がぶれていた。
「これが砂時計……。これが欲しかったんですよね。
さぁ、プリキュア。今度の戦いはビビッ、と来るよ? 覚悟してよね、"お姉ちゃん"?」
第13話《超絶望級のプリキュア?! 新幹部は江ノ島妹》
ウメタリアの、スナドケイクワガタロボを退けた次の日。
教室で授業を静かに受けていたタマエは、届いていたメールを神妙そうな顔で見つめていた。
「……昨日のウメタリアが出て来た場所で、別の反応が?
どういう事、なのかしら?」
サエスディの、マチガウイルス。
チュンドラの、マチガウイルス。
ウメタリアの、マチガウイルス。
3人のマチガウイルスは見かけも大分違うが、その性質もだいぶ違う。それ故に観測することによって、どの幹部が出て来るのかが分かるのである。
しかし、今回のパターンは3人の幹部のどれとも違うのである。
同じ場所に現れるのも、今までにないパターン。
観測班が気になるのも分からなくもないので、タマエは他のプリキュアの4人を呼ぶ事にした。
「……新しい幹部。どんな相手なんでしょう?」
☆
砂漠、現場に辿り着いたプリキュアの5人が感じたのはそういう印象だった。
前に来た際はビジネスビル街という印象だったのだが、ビルがあった場所には突如として出来た砂漠がその場所に生まれていた。砂漠が現れたというよりかは、ビルが突如として砂漠に変わったようである。
「これは、いったい……」
「すっごぉぉぃ……けど、ビルさんはどこに?」
「いやいやっ! 可笑しいやろ、なんでビルが砂漠になってんのやねん!」
慌てている3人。そしてスバルとタマエはと言うと、その原因だろうマチガウイルスの怪物を見つけていた。
「どうやら、あれが例の怪物みたいですね」
「えぇ、ビルを砂に変えた化け物、という感じかしら」
プリキュア達の眼前には、全身砂で出来た人型のバケモノだった。
顔も、身体も、なにかもが砂で出来たずんぐりむっくりなそのバケモノが、ビルに触れる度に大量の砂となって消えていくのである。
「……あのバケモノを倒さないと、ビルは元に戻らないみたいですね」
「よっしゃあ! ぜひぜひ、早速倒そうやないけ!」
5人はバケモノを見ながら、変身の準備を始めていた。
「キュアライゼーション! ワクチンっ!
救済を、今ここに! レッツ・プリキュアチェンジ!」
クラスタが叫ぶと共に、彼女の姿が真っ白な光に包まれる。
まず、彼女の銀色の髪が桃色の、鮮やかな色に変わると共に、背中の方まで長くさらーっと伸びる。服は真っ白なドレス、かと思いきやその上にピンク色のワンピースが着けられる。ワンピースに押し潰さられ、ただでさえ大きな彼女の胸がさらに大きく見える。
靴もカジュアルなピンクの動きやすそうなシューズに、両手には殺菌のためかピンク色の手袋がはめられる。
右手に持つ大きな注射器、そして背中の白い翼。
それはまるで、白衣の天使の言葉が相応しい姿である。
「世界の浄化の、救世主! キュアワクチン!
スーパープレイ、見せちゃうよっ!」
「うんっ! すっごーいの、やっちゃうよ!」
力強く、クラスタが宣言して、スマホの電源をいれる。スマホにはカードスキャンの画面が映し出されており、クラスタはそこに持っていたカードをスキャンする。
「キュアライゼーション! オオカミっ!
愛を、今ここに! レッツ・プリキュアチェンジ!」
イスカが叫ぶと共に、彼女の姿が真っ白な光に包まれる。
まず、彼女の髪が動きやすいように整えられると、大きなIカップの谷間から1匹の白い獣が出てくる。それはネコだった。可愛らしいワンちゃんがイスカの周りを駆けまわり、それと同時に彼女の姿が変わって行く。
赤を基調としたエプロン風の洋装に姿を変え、靴も動きやすそうな黒いシューズへと履き変わる。そしてワンちゃんはクルリとイスカの前で一回転すると、彼女の中へと消えていく。
髪の上には犬耳、そして長い白の犬の尻尾。
世に言う、アニマルコスプレはまさにこれだろう。
「人の愛の、救世主! キュアフレンズ!
すごーい、力を、見せちゃうよっ!」
「ウチも、やったるで!」
勢い込むミズホは、スマホにカードをタッチする。
「キュアライゼーション! スプラッシュっ!
美しさを、今ここに! レッツ・プリキュアチェンジ!」
ミズホが叫ぶと共に、彼女の姿が真っ白な光に包まれる。
彼女の前に大きくてオシャレな洋服箪笥が出て来て、ミズホが開けるとそこからリブ生地で作られた胸を強調する白いセーター、足のラインを強調する赤いスカートを手に取る。
ミズホはセーターとスカートを手に取り、着替えを始める。セーターを着る際にKカップの、特大の大きさを誇るおっぱいが大きく揺れ動いていた。そしてそのおっぱいから高貴な魔法の杖が出て来て、それとは別に幻想的なランプが出てきていた。おっぱいから出る際に、少しだけ頬が赤くなって恥ずかしそうだった。
頭に被る、魔女が被るような円錐型の帽子。
帽子と髪にリボンがついた、オシャレな魔女の姿となっていた。
「輝く星の、救世主! キュアスパークル!
私の美しさは、弾けるわよ!」
「プリキュアとして戦う、それが私の決定事項!」
絶対に達成する、そんな勢いの元、スバルはスマホにカードをかざす。
「キュアライゼーション! アイギスっ!
安らぎを、今ここに! レッツ・プリキュアチェンジ!」
まず、彼女の髪がきららかな艶のある緑色になり、鮮やかな色に変わると共に、足元まで長々と伸びるとそれはゆったりと膨れ上がっていた。緑色の薄い布の上に、胸当てだけの甲冑。腕と脚に緑色の手袋と靴。青い、スカートをはくと、そこに騎士団のマークが刻まれる。
両手に一瞬盾と扇が生まれると、それは緑色の光となって消えていく。
騎士団の甲冑と服装。一瞬だけ見えた盾。
それはまるで、あらゆるものを防ぐ騎士の言葉が相応しい姿である。
「安らぐ樹木の、救世主! キュアアイギス!
安心して、私が着いてるわ」
「キュアライゼーション! カナエ!
愛を、今ここに! レッツ・プリキュアチェンジ!」
スマホから現れた、大量の液体。それは彼女の前と後ろから大きな棺のようにして立ち上がり、ガチャッと両側からタマエを挟んでいた。
そして棺から水蒸気が立ち昇り、棺が開くとそこには青く、そして大きな銃を持ったプリキュアの姿があった。
藍色の髪はツインテールになっており、右の髪には星が、そして左の髪にはボールの髪飾りを着けていた。青いワンピースの背中には巨大なブースターパックが取り付けられており、腕には大きな銃が取り付けられており、もう片方の手には大きなベルを手に持っていた。
「2人で知性高き最高峰の、救世主! キュアスマートVer.2!
――――今度こそ、正しい選択を為して見せる」
《クォォォォォォォッ!》
プリキュアの5人が変身終わると同時、"攻撃を受ける前に、風に吹き飛ばされるようにかき消えてしまっていた"。
「……なっ?!」
「ウっ、ウチらはなにもして変で?!」
プリキュア達が困惑していると、パチパチパチッと拍手をしながらビルの陰から1人の人物が現れる。
くすんだ銀色の、小さめのツインテールが特徴の美少女。紫がかった紅色の瞳の170cmくらいのJカップ美少女。その少女は拍手をしながら、どことなく底意地の悪そうな笑みを浮かべていた。
その彼女の格好は、どことなくクラスタの姿に良く似ていた。
彼女の姿は時代遅れのビデオみたいに、どことなく乱れていた。その手には小さな、砂時計が握られていた。
「久しぶりだねぇ、あまりにも久々だからビビッと来たよっ。
そうだよねぇ、"お姉ちゃん"?」
くすんだ髪の、クラスタに良く似た少女は、クラスタの顔を見て、嬉しそうに笑っていた。
一方で、お姉ちゃんと呼ばれた方のクラスタは、あり得ないモノでも見たかのように、驚きのあまり、少し後ずさりしていた。
「……なんで、あなたが? どうして、ここに?」
お姉ちゃんと呼んだ、クラスタに良く似た彼女はと言うと、まずはクラスタを見ると、その後他のプリキュア4人をしっかりと見ていた。
「初めまして、プリキュアの4人さん。久しぶりですね、クラスタのお姉ちゃん。
私の名前は、【江ノ島アトリ】。《電脳王国》の第2王女にして、江ノ島クラスタのお姉ちゃんの妹。
その上で"《ヌルリス》の新幹部"、という事かしら?」
嬉しそうに、"新幹部"と名乗るアトリと名乗る彼女の背後からは、先程ビルを砂の塊としていた怪物を従えていた。
☆
「「「「《ヌルリス》の新幹部?!」」」」
「アトリ……。あなた、《ヌルリス》に?!」
プリキュアの5人がアトリを見ていると、クラスタのスマホの中からナノピコが現れていた。
「あっ、アトリ姫?! どうして、《ヌルリス》の新幹部なんかになってるなの!?
あなた様は聡明で、世界を平和へと導こうとする、そういう崇高な夢をお持ちだったはずなの!」
「――――マキャヴェリズム、ってご存知かしら? ナノピコ?」
パチンっとアトリが指を鳴らすと共に、彼女の胸がたゆゆんっと揺れる。そして背後の砂の塊もまた、ただの塊となって消えていた。
「マキャヴェリズム、崇高な目的のためならばなにをしても良い。どんな手段や非道徳的な行為も、結果として国家の利益を増進させるのであれば許されるという考え方です。
私はね、ナノピコ。それにクラスタのお姉ちゃんに、プリキュアのみなみなさま。世界を平和にしたいんですよ。そのためにはこの世界を掌握するのですよ。
民衆とは誰しもが、支配されたがっている。自由を求めつつも、1本の指針という誰かが指し示す道筋の中で、幸せな方へと行かれる方が良いんですよ。国王や大統領、当主、総理大臣……誰しも絶対的な上位者を求めている。
――――ならば、私はそれを目指しましょう。絶対的な上位者として、全ての人間を支配して、幸せにしましょう」
"幸せにする"。
その方法が狂っている事はプリキュアの5人、そしてナノピコは理解していた。
けれどもアトリはそれで良いと思っており、それこそが正しいと思っているようだった。
「私の行為は正しい、だって崇高な目的のためなのですから。
それに、その証拠もここにあります」
そういうアトリの手には――――プリキュア達と同じ、漆黒のスマホが握られていた。
「崇高な目的のためなら、なにをしてもビビッと許される」
力強く、アトリが宣言して、スマホの電源をいれる。スマホにはカードスキャンの画面が映し出されており、アトリはそこに持っていたカードをスキャンする。
「ブラッディ・キュアライゼーション! メモリっ!
空白を、今ここに! レッツ・プリキュアチェンジ!」
アトリがそう叫ぶと共に、彼女の姿が真っ黒な色に包まれる。
着ている服が一瞬にして霧のように消え、胸元におっぱいを強調するビキニ水着のような服。そしてセーラー服型の短いスカート。足は大人っぽい黒の靴下と、同じように大人っぽい靴を履いていた。
両手は肘の辺りまで銀色の手袋を着けており、手元は真っ黒い手袋となっていた。背中からは藍色と琥珀色のメタリックな機械の翼を出していた。
頭の髪色はすっかり抜け落ち、クリーム色となって、小さなお団子型のツインテール。そして首元にかかるような巻き髪が特徴的であり、変身し終わると共にニコリと笑っていた。
「世界の完璧なる、支配者! キュアメモリ!
最終的に幸せにしてあげましょう。この私の名に賭けて」
変身してキュアメモリと名乗った彼女が両手を構えると、その両手に機械質な2本のブレードを手にしていた。
「プリキュアへと変身する事が出来た。つまりあなた方と同じく伝説の戦士、これこそが私の行いが正しい証明。プリキュアの正しい歴史は、私の行為も正当化させる。
――――キュアメモリの武器、《メモリアルブレード》。さてさて、あなた達も倒しておきませんと、ねっ!」
バンッと地面を蹴って、真っ先にキュアワクチンを倒そうと、踏み込むキュアメモリ。その2本のブレードに、キュアワクチンは背中の注射器を手に持ち替えて、防いでいた。
「クラスタちゃん! 今、助けるよっ!」
「ウチもいっくでぇ!」
キュアワクチンを助けようと、キュアフレンズは沢山の動物達を、そしてキュアスパークルは泡で、キュアメモリをぶつけていた。たくさんの動物達と泡はブレードを吹き飛ばし、キュアメモリはあっさりと2本のブレードを手放していた。
新たに6本のブレードを構えると、それをプリキュア達に投げていた。
「――――アイギス・シールド!」
「スマート・ショット!」
6本のブレードの半分をシールドで防ぎ、もう半分をキュアスマートが拳銃で撃ち落としていた。
それに対して、キュアメモリは「……やっぱり、ね」と納得していた。
「や・は・り、この私のキュアメモリの戦闘力はあまり高くないですね。
まぁ、それでも今からのは、ビビッと来るよ?」
5人のプリキュアに対して、自分の攻撃が通じないのに対してもさして嬉しそうにしており、彼女は自分の持っていた砂時計を構えていた。
「私のマチガウイルスは少しばかり、違いますよ?」
彼女の手から砂時計がふわりと浮かび上がり、その砂時計になにか強大な力が注ぎこまれていた。
「――――砂時計よっ、マチガウイルスの力によって新たな姿へと"仕立て直せ"」
ぞくりとするような瞬間の後、キュアメモリの手にあった砂時計は霧のように消えていく。そして彼女の背後に仮面を被った何者かが4本の手で霧のようになった砂時計を糸にして束ね、そして一着のドレスへと仕立てて行く。
仕立て終わったかと思うと、キュアメモリは灰色の布地の砂時計が描かれたコートを羽織っており、その左肩には砂時計をモチーフとしたモニュメント付きのものを乗せていた。
「完成っ! キュアメモリ・モード『砂時計』、って感じかな?
ビビッと来るよ、この力は」
キュアメモリがパチンっと指を鳴らすと共に、彼女の手から大量の砂がプリキュアめがけて発射される。それはキュアフレンズとキュアスパークルの目の前まで来ると、それは砂から"ビル"へと、その姿を変えていた。
「「ビル?!」」
いきなり砂からビルに変わった事に対応できず、2人のプリキュアはビルによって吹っ飛ばされていた。
「……あのビルは、さっきの怪物が砂に変えていたビル?」
「正解だよ、スマートのプリキュア。
この『砂時計』の力は、物体を砂にして、砂にした物体を保存する力ですよ。どう、ビビッと来るでしょ?」
そう言いながら、キュアメモリが次に出した砂は空中へと飛びあがると共に、大量の棘つきの鉄球へと変わる。
「――――メモリ・アンサンブルスターズ!」
大量の棘つき鉄球、それは盾でガードしていたキュアアイギスと銃で撃ち落としていたキュアスマートを吹き飛ばす。
「……っ!!」
「なに、一人だけ大丈夫みたいな顔してるの? クラスタのお姉ちゃん?
――――ビビッとくる、本番はここからだよ?」
キュアメモリの身体から大量のデータが飛び出て、キュアワクチンを包み込む。そしてデータ同士が干渉し合い、それは大きなエネルギーとなってキュアワクチンを焼き尽くす。
「キュアメモリ! メモリ・ブレイクっ!」
「おえいwふぃおをふぉwkふぉkをfrをっ!」
声にならないような悲鳴、その直後キュアワクチンの変身は解け、元の姿と戻ったクラスタ。
そんなクラスタの身体を大量の砂が纏わりつく。
「……っ! アトリ! あなた、なにを?!」
「クラスタのお姉ちゃん、私はビビッとくるような完璧な存在になりたいんですよ。
だからキュアメモリへと変身する能力を得て、"データを吸収する"砂時計の力を得たんですよ、ねっ!」
クラスタの身体は砂の中に溶けて行き、そのままキュアメモリの身体の中へと溶け込んでいく。
メモリの身体はどんどん大きさを増して行き、とりわけ大きく揺れ動くおっぱいの変化は顕著だった。
数秒後、完全にクラスタの姿が消えた頃――――キュアメモリの身体はさらに変化していた。
身長は2mを優にこえ、風や振動だけでかぶりつきたくなるように揺れ動くおっぱいは目測でNカップと言う、大胆な大きさに。
しかし、本人は顔、そして足を触って嬉しそうにしていた。
「データ破損、修復完了っ!
……クラスタのお姉ちゃん、あなたのおかげで私の破損個所は全部無くなりました。これで、さらなる計画を進められる」
キュアメモリの変身を解いたアトリは、4人となったプリキュア達の姿を一瞥したまま、独り言と共に消えていく。
「さぁ、《ヌルリス》の新時代は、ビビッとくるこの私が作りましょう」
【次回予告っ!】
「ビビッときたよね? データ破損はクラスタのお姉ちゃんのおかげでなくなった、江ノ島アトリちゃん♪」
「マキャヴェリズムの元、完全なる世界のために作戦を行う私の前に、4人のプリキュアが……」
「えっ、クラスタのお姉ちゃんを返せ? それはビビッと来ないなぁ。欲しければ奪って見れば? 出来るならね?」
次回、電乳戦士サイバープリキュア!
「砂時計をぶち壊せ」
「出来るものなら、ビビッとやってみたら?」