従姉妹との日々

時雨鴇音 作
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「……」

「……」

「……」

各々ソファーに座った俺達はこれからについて話そうとテーブルを挟んで向かい合ったまま、結局誰も話し始める事ができずに黙り込んでいた。

あの後、二人を案内してお茶だけでもと出してから俺は母親から改めて詳しい話を聞いてみた、聞いてみたのだが……。

(まぁ忘れてたって時点で何となくの予想はしてたけどよ、まさか現状ほぼ独り暮らしみたいな状況のこっちに何の相談もなくこんなん引き受けちまうとか、いくら何でも、なぁ……)

どうやら母親も詳しい話は聞かずに二つ返事で引き受けたらしく……相変わらずの適当さ加減に頭痛がしてきそうだった。

(叔母さんも叔母さんで、俺が居る事くらい知ってそうなもんなのになぁ……いや別に一緒に暮らしたからって何かするつもりは勿論ねぇけども)

そんな事を考えつつ、対面に並んで座っている二人を順番に見てみる。

(まずは俺が瞬間的に絶句してしまった程の立派なものをお持ちな姉のハルカか……別に本人は全く太ってはいないみたいなのにホント凄まじいな。と言うかソファーにはだいぶ深めに座ってるっぽいのにそれでもテーブルの半分くらいが隠れる程に占領してるって言う)

余りジロジロとは見ないようにしながら改めて観察すると、その大きさを否応なしに認識した。

(こんな大きさ生まれて初めて見たぞ。よくこれで普通に歩けるもんよなぁ……しかしまぁ、確か最後に会った三年前くらいにはこんな大きさじゃなかったと言うか小6の割には小さかったはずだから、この三年くらいでここまでになったのか?人体の神秘すげぇ)

そしてもう一方にも視線を動かす。

(でこっちは妹のヒサギか……姉が凄過ぎてやや霞んでるけど、実はこっちもわりと大きいよな)

やはり余りジロジロ見ないように気をつけてながら観察する。

(普通の女子高生よりも大きいか?まぁ中3でこれは中々だと思うね、俺ぁ……ってそう言えば)

「なぁ」

「えっ?あっ、はい!何でしょうか?」

いきなりだった俺の言葉にハルカが反応する。

「話すんのも良いんだけど、二人は夕飯とかもう食べたのか?」

俺は一先ずそんな事を聞いた。