従姉妹との日々

時雨鴇音 作
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(とりあえずこんなもんか)

洗い物を終えた俺は、まだ二人が上がっていないようだったので自分の部屋へといき二人の仮の寝床とする為に軽く掃除や片付けをしていた。

(見られて気まずくなりそうなもんは一旦使ってないとーちゃんの部屋にでも隠しとけば良いし……ベッドの掛け布団とか枕も客用のに変えてもう一組分も敷いたからこれで良いだろ。明日は晴れるから客間の掃除と一緒に布団とかも干せば良いしな)

等と考えつつ準備のできた自分の部屋から出て廊下を歩き階段を降りていく。

(もうさすがに上がってるよな……?)

と思いながらリビングへと入ると。

「あっ、お先にお湯を頂きました。さっぱりできて良かったです」

「そうか、なら良かった」

「……良い湯だった」

「お前も良かったな」

軽く湯気が立つ二人に対してそんな事を言いつつ寝間着姿の二人を余りジロジロ見ない程度に少し見てみる。

(二人共、わりと普通の寝間着って感じだな……まぁハルカの方は胸元がだいぶきつそうに見えるけど)

「あー、とりあえず部屋は用意しといたから案内するわ。荷物もここに置いとくよりは持ってった方が良いだろ?」

そう言いながら荷物を見れば、ちゃんと閉まっていたので一安心する。

「あっ、はい、お願いします」

「よし。ほっ……と」

ヒサギのリュックを持ち上げて片方の肩に引っかけながら大きさのわりには中に入っているのがほとんど衣類らしく予想よりは軽めだったハルカの荷物の取ってを引き出してそれを使って引っ張りつつリビングから出る。

「そういや、これ以外の荷物って後で届くんだっけ?」

「はい、一応明日には届くはずです」

「なるほど、じゃあ明日は客間の掃除とかをしつつ届くのを待ってれば良いな」

「はい、あの……本当に良いんでしょうか?」

「へっ?何が?」

「私達は本当に、ここに住んでも良いんですか?もし問題があれば一度帰って立て直しても……」

「ハルカさん達が嫌じゃないってんなら俺からは何の文句もないさ。今はどうせ俺しか居ねぇしな」

「わ、わかりました……」

なんて言いながら俺達は階段を上っていった。