従姉妹との日々

時雨鴇音 作
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「それから、その……改めてこれからよろしくお願いします」

「……これからよろしくお願いします」

部屋に持ってきた荷物を運び込んだ後、ハルカがそんな事を言いそれを真似したヒサギも姉に倣うように同じ事を言った。

「ん?おう、こっちこそよろしくな」

「はい!それでは、おやすみなさい」

「……おやすみ」

「あぁ、二人共おやすみ」

部屋から出る間際に二人とおやすみを言い合ってから扉を閉めて今日の寝床へと行く為に階段を降りていく。

(ふぅ……学校始まるまではゆっくりできると思ったんだが、明日からもまた大変だなこりゃあ)

そんな事を考えながらリビングへ入っていき、さっき掛け布団にする為に持ってきたタオルケットが置いてあるソファーへと座り込んだ。

(とりあえず明日の予定は客間の掃除と片付けに、ハルカさん達の荷物の受け取り……あとは、三人分の飯も用意しないとだから隙を見て買ってこないとだし)

指折り数えながら明日以降の予定も考えてみる。

(明日は無理だけど二人の日用品も買う必要があるだろうから明後日にでも行くかどうか聞いてみた方が良いよな……他にも必要なもんがあるかもしれんし)

と考えながらソファーに寝転んでタオルケットを掛けた所で二人の容姿が頭に浮かび。

(しかしまぁ、あの二人と一緒に歩くとなるとすげぇ目立ちそうだな……二人共に可愛い上にスタイルが良いと言うか一部分が突出しまくってるし、と言うかハルカの寝間着が余りきつそう過ぎて意識して見ない様にしないとヤバかった)

等と悶々としながら思いを馳せる。

(考えてみると、当然だけどあんな美少女姉妹と一つ屋根の下に住む事になるなんて昨日の時点じゃ考えもしなかったわ……こんなトンでもない事をほぼ直前になるまで伝え忘れてるとか、我が母ながら適当過ぎだろ)

今この家には居ない母親の適当さに改めてげんなりしながら。

(いや、今さらな事を考えても仕方ねぇからとっとと寝よう……明日は明日で掃除とかやんねぇとだしなぁ……)

自分が思っていた以上に疲れていたのかすぐに眠気がきて、そのまま落ちるように眠っていった。